1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/02(火) 09:29:46.59 ID:wNJPYNNh0
※注意
上条さんTUEEEEE!がしたかっただけのIFストーリーです
要は『上条さん×アイテム』なので、浜面ファンの皆さんごめんなさい
日常:戦闘:ラヴ:コメ=4:2:1:3、ぐらいです

最後までお付き合い頂ければ幸いです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1364862586

750: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/28(火) 20:59:43.45 ID:EY5i37vW0

次回、来るか。


ハマメンさんのを書くなら、>>727みたいのやアックアと絡ませるのはいいけど、それ以外はあんまいらない

751: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/29(水) 00:34:44.30 ID:EcUx/Wnu0

戦後処理の話は全て事実。

時事をSSに絡められる>>1が羨ましい…

自分も禁書SS書いてる身としてアドバイスをお願いします!

752: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/31(金) 04:11:34.48 ID:wUhU8pmE0
アイテムの面子が完全に別人で萎える
優しいと言われてる滝壺でさえ目の前で人の骨が折られてても一切気にしないドライなのが根幹なのに

黒夜も上条が眼中に無しだったみたいに暗部の人間とは根本的に相容れない性格だから仕方ないんだろうけど

753: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/31(金) 06:06:56.93 ID:C3xsKX7Eo
>>752
じゃあ他のSSにどうぞ

754: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/31(金) 12:33:30.88 ID:rXe+dggDO

今回も面白かったよ!!

次も楽しみにしてます!!

755: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/01(土) 03:29:26.83 ID:aK06wefp0
次は絹旗?
期待
とりあえず乙です。

756: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/01(土) 10:49:13.17 ID:vfUHv9Fs0
乙乙
原作の浜面好きじゃない(ていうか嫌い)けど、ここのHAMADURAは好き
次は上条とアイテムのエロください

757: 田中(ドワーフ) ◆7fp32j77iU 2013/06/04(火) 09:33:50.47 ID:YMdwMn1I0
>>751
人様に言える程偉い立場では御座いませんし、それで食べている訳ではないので気の利いた事も言えませんが、科学サイトに関しては、
『現実の方がエグいので、フィクションを加えて希望を持たせる』
でしょうかね
時事の情報自体は各種ニュースサイトまとめを辿っていれば充分かと(おいでませ極東板、床屋談義って所がオススメです)
SSで国内の政治に関しては取り上げないのが無難かと。確実に荒れます

魔術は各種フィクションを読んで気になったのを調べるのがスタートだと思います
「あぁこれはあの神話の○○とい話が元になっているのか」と

後は派生するようにして民話や文化を調べてみるのも面白いと思います
例えば五和さんがアックア戦で『自分の服を身代わりした』ってのも、古くはイザナギが死者の国から逃れる際、
『自分の持ち物を投げ捨てて身代わりにした』と言う所から派生しています

更に似たような『呪的逃走』の概念は他の神話にも存在していて……と、言った具合に話を広げていけばと


>>752
ご指摘もご尤ともなんですが、
『もしも暗部の人間が表の人間を仲間にしたら、感化されて丸くなるんじゃないか?』というIFですので、
作中でも書きましたが、『暗い場所に居たからって、ずっとそこに居なければいなけい理由はない』と
原作で一方通行さんもあれだけ荒んでいたのに、幼女の保護者になってからは割りと丸くなりましたので

758: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 09:38:20.21 ID:YMdwMn1I0


――『絹旗“ある意味”』アフター

759: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 09:41:01.36 ID:L/iqiXUY0
きたー!!

760: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 09:41:19.21 ID:8pLXu9Bho
やっほーい!

761: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 09:42:42.05 ID:YMdwMn1I0
 月の綺麗な夜。日付が変わって少し経った後

絹旗「しかしいつも思うんですが、学園都市終電が大体6時ってのは超早すぎですよねー」

上条「学生は勉強が本分だっけ?でもその割にタクシーとかファミリーワゴンで白タクやってる奴も居るみたいだけど」

絹旗「白タクって何ですか?白いタクシー?」

上条「白ナンバー、自家用車で許可取らずにタクシーやってる奴だな」

絹旗「超ボられそうですけどね。ってか車、車ですかー」

上条「ドライブ好きだったり?」

絹旗「んー、どうでしょうね?助手席で超ガンガン文句言ってる姿が浮かびます」

上条「……なんだろうな?俺も絹旗にナビさせながら運転する未来が見えたような……?」

絹旗「『もー、超違うじゃないですかー。次の信号右って言ったのに』」

上条「『あれそうだっけか?もう少し早く言ってくれよ』」

絹旗「『いやいや超言いましたって。大事な事なので二回言いました』」

上条「『いやだから二回曲がったんだが』」

絹旗「『あーもう超使えないですね。ほら、次の角左に曲がればリカバー出来ますから』」

上条「……思ったんだけどさ、カーナビ買った方が早くないか?」

絹旗「いえ、合法的に超言葉責めする機会はあった方が良いかと」

上条「問題発言過ぎるなっ!?言葉責めって何よ!?」

絹旗「ズバリ、上条は年下から無理難題をふっかけられるのか超好きと見ました」

上条「あー……」

絹旗「超心当たりがあるようですね。超いやらしいです」

上条「下心は無いって!別に年上からも無理難題貰うし!」

絹旗「どうにももうちょっと超危機意識を持って下さいな、と」

絹旗「確かに人助けは良いと思いますよ?でも上条はレベル0なんですから、身の程ってのが超ありましてね」

上条「いやー麦野にも言われたっつーか釘刺されたけど、そんな生き方は無理だしなぁ」

絹旗「普通なら『妄想超乙』ぐらいの話なんですが、今日――いえ、昨日ショットガン持ったハッピートリガーへ超有言実行してましたねー」

絹旗「全く、超悪い男ですよ」

上条「結論逆じゃないかなっ」

絹旗「いやぁ多分他の三人や、レーガンもそう考えているのは超間違いないかと」

上条「言いがかりだよ!……言いがかり、だよね?俺間違ってないよね?」

絹旗「あ、超つきましたー。あそこのマンションが我が家です」

上条「聞いて?俺の人生を大きく左右しそうな命題だから、是非ハッキリさせときたいんだけど」

762: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 09:44:32.99 ID:YMdwMn1I0
絹旗「あ、超すいません。お願いがあるんですけど、上条も超お疲れですかね?」

上条「ん?別にさっきメシ食って騒いだし」

絹旗「でしたらそこのファミ○で二人分の食べ物と飲み物買ってくれませんか?あ、これお財布です」

絹旗「10分ぐらい経ったら×××号室までデリバリ超よろです」

上条「おー……」

上条「……」

上条(あれ?俺、家まで送るだけだったよね?)

上条(まぁ別に、なし崩しに『寄って行け』なんて事はならない、よな?)

上条「……」

上条(なーんか仕組まれている感がするんだよなぁ……?)

763: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 09:46:01.72 ID:YMdwMn1I0
――15分後 絹旗のマンション内

ガチャ

絹旗『はーい、どうぞー?』

上条「えっと、サイフと買い物ここに置くな?」

絹旗「あ、すいません。中まで超持ってきてくれませんか、今ちょっと手が離せなくて」

絹旗「オートロックですんで、カギとか気にしなくて良いですし」

上条「あ、いや直ぐにお暇するんで」

上条(意外と普通の部屋?打ちっ放しのコンクリとか、殺伐とした部屋を想像してたんだけど)

絹旗「インスタントコーヒーですが、どうぞ。超お砂糖とミルクって入れる派ですか?」 コト

上条「出来れば欲しいけど――ってそうじゃなくてだな」

絹旗「一人でご飯食べるのもアレだったんで、超付き合って欲しかったりするんですが、駄目ですか?」

上条「……あぁいやそっちは良いんだけど、その」

絹旗「はい?」

上条「女の子の部屋に上がるのは遅い時間だなー、と」

絹旗「何か超問題でも?」

上条(わかってない?……いや俺の考えすぎ、だよな?)

上条(何というか、こう、二重三重のトラップにかかったような感触が……?)

絹旗「サンドイッチとパスタですか。超どっち食べます?」

上条「好きな方食べればいいって。俺、打ち上げで結構飲み食いしたし、ってかそっちも食べてなかったっけ」

絹旗「そっちの班がエイワス?と真面目に話をしている時、わたしは酔っぱらい三人の相手をしなくてはいけなかった訳ですし」

上条「結標ってそんなに酒癖悪いの?つーか滝壺……は、まぁだけどフレンダは拙いんじゃ」

絹旗「場の雰囲気で超酔った、的な感じでしょうかね」

上条「付き合い良いよな」

絹旗「まぁそんな感じで超気疲れした上に、あまり食べてないという羽目に」

上条「んー、絹旗って意外と食うキャラ――って、ベッドを振りかぶるのは危険だっ!」

絹旗「『窒素装甲』、と言うか白モヤシの演算能力の一部を再現しているので、常に超オートガードしている状態なんですよね」

絹旗「ですので消費が人よりも超激しい、と言いましょうか」

764: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 09:47:15.14 ID:YMdwMn1I0
上条「あー……俺の知り合いにも一人居るよ。能力かどうか分からないけど、記憶能力がすっごいっての」

絹旗「『完全記憶能力』ですか?学園都市以外でもたまに聞きますけど、絶対に忘れられないってアレですよね」

上条「その子もよく食べてたけどなー」

絹旗「話を聞くに超辛そうかも知れませんね」

上条「辛いってのか?忘れてしまう方が辛いんじないのか?」

絹旗「いえ、そう思うのはその子が超幸せだからですよ」

絹旗「その子がもし不遇な立場で、毎日毎日忘れたい事があったとすれば、苦痛でしかないでしょうし」

絹旗「辛い記憶があったとして、それを忘れられればそちらの方が良い、とは思いませんか?」

上条「人によって、じゃないかな。今は辛くてもきっと笑い飛ばせる日が来る、って」

絹旗「ですかね」 シュルシュル

上条「綺麗事だけじゃやっていけない、ってのも分かるよ?『暗部』としてほんの少しだけどスキルアウトと関わってきたし」

絹旗「へー」

上条「でも綺麗事もあったって良いと思うんだ。目的と手段、両方持ってないと」

絹旗「あ、すいません。超聞いてませんでした」

上条「いい話をしてたのにっ!?――って何で脱いでるの!?」

絹旗「え?昼間の戦闘で怪我したから、超手当てして貰おうと思ったんですが?」

絹旗「おやおや上条さんはわたしが超脱いじゃって期待しました?きゃーいやーたすけてーむぎのー」

上条「待って!麦野さんには内緒にしておいて!じゃないとヒヒが入るからっ、信頼関係とか俺の体とかにっ!」

絹旗「……ってか、超照れますね。これ」

上条「俺だってそうだけど。つーか素に戻らないでくれ……」

絹旗「『とーまお兄ちゃん、きて……?』」

上条「昨日の設定を持ち出すなっ!?なんだそのキャラ作りっ」

765: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 09:49:23.16 ID:YMdwMn1I0
上条「バカ言うなって。俺の好みは年上のおねーさんだ。年上になって出直してこい!」

絹旗「物理的に超無理なんですが。と言う割にはわたしの下着姿を超ジロジロ見ているような?視線が痛いんですけど」

上条「き、気のせいじゃないですかね?」

絹旗「と言うかこれ、昼間超買ったのです。見覚えありますよね?」

上条「あー確かに――って俺は見てないからなっ!?見覚えがある訳がないし!」

絹旗「あぁいえ、下着売り場で超真剣に青白しましまを見ていたもんですから、わたしがそう判断した訳ですけど」

上条「ノーコメントで良いよな、うん」

絹旗「と言うかネタ的にも物理的にも超寒いんで、ちゃっちゃっとネタじゃなく消毒して欲しいんですが」

上条「あ、ごめんな。消毒液は?」

絹旗「すいません、今超切らしちゃってて」

絹旗「だもんで舌で超お願いします」

上条「うん、無いならしょうがないよな――ってならないからっ!衛生的じゃないし!」

絹旗「いやぁ昔っから怪我はしてたんですけど、アルコールの臭いが超苦苦手なんですよね」

絹旗「一応、さっきシャワー浴びたんで超汚くはないと思いますけど?」

上条「いやいやっ!そう言う問題じゃなくてだな、コンビニで買ってきた方が良いってば!」

絹旗「……むー、だったらしませんよ、って。上条はわたしの肌に傷が残っても良いと」

上条「あーいやそう言う事じゃ無くっ。なんつーか、本格的に拙いだろ?」

絹旗「超マズいって、何がです?何か超危ない事でもあるんですか?」

上条「いやそれは、その、年齢的な慎みを持てって言うかな?」

絹旗「え、わたしの事をそんな目で超見ていたんですかっ!?」

上条「冤罪だよね?訴えたら勝てるレベルだよね?」

766: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 09:51:15.92 ID:YMdwMn1I0
絹旗「まぁでもわたしが良いって言ってるんですから、上条に超問題が無ければ良いと思いますよ?」

絹旗「いや、まっさか?わたし相手にはぁはぁしたりしなければ、超大丈夫なんですよね?」

上条「あ、いや、そう言う問題じゃなくてだな」

絹旗「……昔、能力制御が超出来なかった頃の話です」

上条「……」

絹旗「いつもいつも体に生傷を超作っては、それをルームメイトに消毒して貰う毎日」

絹旗「わたしは、あの頃の事が好きじゃないんですが」

上条「絹旗」

絹旗「はい?あぁ超すいません、そんな話聞きたかった訳じゃ――」

上条「えっと……うん」

絹旗「……はい。超お願いします」 ギュッ

上条「……ってか凄い格好だよな」

絹旗「えぇまぁ。あ、手、肩に置いても超良いですかね?」

上条「どうぞ。ってかお腹の傷口痛々しいのな」 ペロッ

絹旗「ん……散弾の弾、と言うよりは、コンクリとかガラスの破片で超切ったんで」

上条「……あれ?」

絹旗「超どうしましたか?」

上条「いや、なんか甘い香りがするな、って」

絹旗「水で流しただけですので、わたしの体臭かなー、と」

上条「んー?」 クンクン

上条(これが絹旗の、匂い……)

絹旗「……なんか、超エッチですね」

767: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 09:53:39.07 ID:YMdwMn1I0
上条「そう言う主旨じゃない!……よ、なぁ?」

絹旗「超違いますって?……んんっ!」

上条「いやぁ……」 レロッ

絹旗「やん、あ……あん……」

上条「ん……ん、ちゅっ」

絹旗「ふぅ……んうっ!あぅっ」

絹旗「はぅ……やん……んふぅ……うぅ……」

絹旗「舌、ざらざらしてて超気持ちいい、です」 ギュッ

上条(俺の頭が抱えられて、下着越しに胸当たってるんだけど)

絹旗「ひゃうっ、んう、んぁ……」

上条(意識してない、んだよな?)

絹旗「んぅっ、んぁ、はぁ、ふぁは……んふぅ……」

絹旗「あああっ、ひゃうっ、や、んぁ……あん……」

上条「……あのさ」

絹旗「はい?」

上条「一つ確認したいんだけど」

絹旗「どうぞ」

上条「医療行為、なんだよな?やましい所はないんだよね?」

絹旗「……すいませんが、こっちも超お願いできますか?」 パチッ、スルッ

上条「ちょっ!?ブラ外すのは拙すぎるだろっ!?」

絹旗「……その、赤くなってる、みたいなので」

上条「いやぁ……」

絹旗「エッチだと思う方が、超エッチなんですよね?」

上条「……そう、かな?」

絹旗「腫れてませんか?――ひゃうっ?!?」

768: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 09:56:10.68 ID:YMdwMn1I0
上条「まぁ、医療行為なら、な?」 チュッ

絹旗「あん、ふぁはっ、んぅ……あああ、はぁっ」

上条(絹旗の胸、小さいけど綺麗だよな) チュ、チュッ

絹旗「やん……んく、あんっ、ひゃ……んぅ」

絹旗「んぁっ、はぁっ!ふぁは、んく、あああっ!」

絹旗「ひゃ、な、なんか子供みたい……や、んぁっ、あふ、ふぁっ?」

上条(可愛いな、絹旗)

絹旗「ひゃう、や……んぁっ!?あふっ、ふぁはっ」

絹旗「んぅ、あああ、はぁっ!やんっ!んくっ」

絹旗「あんっ、ひゃっ、んぅ……んんっ!はぁっ」

絹旗「ふぁはっ、んく、あああ……ひゃうっ!?やっ」

上条(ペース、上げてみようか) コリ、チュパッ

絹旗「んっ、あああっ!んうっ!?あふ、はぅっ!」

絹旗「んっ!んんっ、うぅっ!ふ、んくっ!?」

絹旗「あぁっ!ひゃっ!ふぅっ!んんっ、あぅっ!?」

絹旗「ふっ!?んっ!あぁっ!うぅっ、やっ、」

絹旗「んうっ!?あふっ!はぅっ!んっ!んふぅっ」

絹旗「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!?」

上条「……」

上条(……あれ?俺何やってんだっけ……?)

絹旗「……ふう、超ありがとうございました。スッキリしました」

上条「どう、いたしまして?」

絹旗「――で、なんですがね。超言いにくいんですが、わたしの太もも辺りに、あたって居るんですが」

上条「あー……」

上条「い、いや違うんだっ!?これは敵の魔術師の攻撃――」

769: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 09:59:28.94 ID:YMdwMn1I0
絹旗「ちゅっ」

上条「んむっ!?」

絹旗「あぅ……ちゅぷ……ちゅる……あぅ、やっ!」

上条(なんて俺キスされてん――あ、絹旗の、舌、入ってきて――)

絹旗「くぷ……ちゅちゅ……ちゅばっ!ちゅぷ……ちゅちゅ……」

絹旗「あぅ、ちゅぷ……ちゅる……あぅっ、や……」

絹旗「くぷ……ちゅちゅ……ちゅば……ちゅぷ……ちゅちゅ、」

上条(ヤバい何も考えられなくな――)

絹旗「ちゅるっ、んん、ん……ちゅる……くぶっ!」

絹旗「や、ぢゅる、ちゅちゅ……んん……ぢゅるっ!」

絹旗「――ぷはぅ、っと」

絹旗「あー、気のせいじゃないですよね?超おっきくなってますよね、これ」 キュッ

上条「違うんだ!この子は節操が無くってだな!」

絹旗「えっち、じゃないんですけどねー?」 キュキュッ

上条「これはつまり敵の魔術師の一方通行がベクトル操作してだな」

絹旗「すいません。超座って貰えませんか、あ、はい、そんな感じで」 ジーッ

上条「いけない!多分近くに顔にバーコードを貼ったストーカ――んんっ!?」

絹旗「あむ、んっちゅ、んん――」

上条「何やってんのっ!?そこまでするのはマズ、いっ!?」

絹旗「んふ?」

上条「取り敢えず続けるか止めるか、どっちにしてくれないかな?」

絹旗「ちゅぷ……れろ……ぴちゅっ、びゅく、ちゅぷ……ちゅる……ぴちゅ……」

上条「続けるのっ!?そういう流れじゃ無くないかなっ!?」

絹旗「――あ、いえ、これは別に超えっちぃ事じゃないですよ?」

上条「いや、その考えはおかしいと思う!」

絹旗「今さっきしてくれたのと超同じですって――挿れなければセーフです」

上条「い、いやそうじゃなくって」

絹旗「ね?」

上条「……そうか、も?」

絹旗「んじゃ続けますね――んっ」 チュッ

770: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:00:55.19 ID:YMdwMn1I0
絹旗「れろっ!ぴちゅ……んぐ……ちゅぷ……ちゅる……ぴちゅっ、びゅく」

上条(うっわー……何か、本能に来る気持ちよさっつーか、)

絹旗「ぴちゅ……ちゅばっ、ちゅぷっ!ぺろ……ぴちゅ、ん……ちゅぷ……」

絹旗「ぺろ、ちゅっ、ん……ぢゅる、ぺろっ、ちゅ……んん」

上条(い、いやいや俺っ!このままじゃ拙いだろ!後輩みたいな女の子にアレ出すのは、兎に角良くないっ!)

絹旗「ぴちゅ……ちゅばっ、ちゅぷっ、ぺちゃ……ぴちゅ、ちゅばっ、ちゅぷっ!?」

絹旗「ぺろ、ぴちゅっ、んっ!?ぢゅるっ!?ぺろっ、ちゅっ!んっ!」

上条「いやいやっそこでピッチ上げる必要性が分からないっ!?ストップ、ちょっと待ってくれ!」

絹旗「――おやぁ、超どうしましたか?」

上条「どうしましたか、じゃなくってだな!それ以上は、その医療行為じゃないよねって」

絹旗「あぁなんだそんな事ですか。超ご心配なく」

上条「だ、だよねっ。俺の心配しすぎなんだよねって、あははー」

絹旗「最初っから医療行為のつもりはありませんから」

上条「やっぱりだなっ!分かってはいたけどもっ!」

絹旗「って言うか普通超信じませんってば。力業にも程がありますし」

上条「いやなんか、空気に押されてって言うかね?」

絹旗「で、まぁそれは超どうでも良いんですけど、その」

絹旗「わたしとしては、超続けたいんですけど。どう、ですかね」

上条「そりゃその、俺はとしちゃまだ早いかな、って思うよ?」

絹旗「……」

上条「絹旗が思いつきとか、ノリでするような子じゃないってのも分かる」

絹旗「あ、すいません。もうちょっと超横に――あ、はい、そんな感じで」

上条「俺は絹旗のこと大事にしたいからっ!だからっ!」

絹旗「くぅぅぅっ!?いっーーーつぅ」 プツッンン

上条「何やってんのっ!?何でインサートしてんだよっ!?人がいい話してんのにっ!」

絹旗「いえ、天丼は三回までお約束だと超言いますし――で、でも思ってたよりも痛みは少ないかも、です」

上条「と言うかさぁ、その」

771: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:02:43.02 ID:YMdwMn1I0
絹旗「……上条は気に病まなくても構いません、よ?わたしが好きで――って言うか、超ワガママですし」

絹旗「あはは、超おかしいですよ。どうしちゃったんでしょうか、ね……」

上条「……ねぇよ」

絹旗「はい?今なんて?」

上条「おかしくなんてねぇよ」

上条「なんつーかな、こう色々と手段をすっ飛ばしたって言うのか」

上条「もうちょっと、その手順を踏むべきだった、つーかさ」

絹旗「……すいません、超簡潔にお願いします」

上条「『本番は、きちんと告白するから』って、さっき言っただろ?」

絹旗「……つまり?」

上条「まだ言わせんのかっ!?」

絹旗「超大事な事、でしょう?」

絹旗「それとも、わたしだけ、なんですかね?」

上条「んな事はない、けど。その、俺だってさ」

上条「絹旗を守りたい、護らせてくれよって思う」

絹旗「あ、超すいません。良く聞き取れなかったのでもっかいお願いします」

上条「どういう事っ!?聞き逃す要素ゼロだよねぇっ!?」

絹旗「あと出来れば、もうちょい超ムーディによろです」

上条「ダメ出しまでっ!なぁっ、お前俺に恥ずかしワードを連発させて、MP削ろうとしてるだろっ!何かそんな未来が見えるんだけどもっ!」

絹旗「……いやぁ超照れますね」

上条「……俺もだけどさ」

絹旗「えっと、その」

絹旗「好き、です。あなたの事が」

上条「……うん」

絹旗「わたしは、と言うかわたし達には親しい異性なんて居なかったから、もしかしたらこれは只の憧れで――」

絹旗「――わたしか勘違いしているだけかも知れません。けど――」

絹旗「――でも、なんであれ、わたしはあなたの側に居たいです」

上条「……分かった」

772: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:06:01.04 ID:YMdwMn1I0
絹旗「あの、ですね。そろそろ痛みも引いてきましたんで」

上条「大丈夫か?真面目に聞くけど」

絹旗「上条から、超キスしてくれたら多分――ちゅっ」

絹旗「ちゅぶ……んんっ!ん……ちゅる……くぶ、や……ぢゅる……」

絹旗「やん……んふぅ……あん……ひゃうっ、んう、んぁ……はぅ……ふぁは……」

絹旗「んふぅ……あぅ、ひゃう……やん……んぁ……あん……ふぅっ!んぅ……」

上条「どう、かな?」

絹旗「……超言わせますかね、この状況で」

絹絹旗「ん――ちゅぷ……ぺちゃ……ぴちゅ……ちゅば……ちゅぷ……ぺろ、ぴちゅっ!ん……」

上条(……痛い筈なのに、必死になって――)

上条(あれ?絹旗って、意外と尽くすタイプ?)

絹旗「はぅっ、ん……んふぅ……うぅ、ふ……んう……あぁ、」

絹旗「ひゃっ!ふぅ……んん……あぅ……ふ……」

絹旗「やん……あぁっ、うぅ……ふぅ……んうっ!あふ……」

上条「ごめんっ、俺そろそろっ!」

絹旗「あ、そうだ上条っ。今日、中はダメですからねっ!?」

上条「分かったっ!」

絹旗「絶対っ!超絶対ですからねっ!?」

上条「分かったって!」

絹旗(両手両足で超抱きついて――)

絹旗(――『窒素装甲』で超固定っと) シャキーン

上条「何やってんのおおおおっ!?固定されて動けないんだけどっ!」

絹旗「んぁっ、はぅっ!?ふぁは、んふぅっ、あああっ!?ひゃうっ!?やんっ、んぁっ!」

絹旗「あん、ふぁはっ、んぅっ!あぅ……はぁっ、やんっ、んく……あん、」

絹旗「ひゃうっ!んぅっ!?んぁ、はぁっ、ふぁはっ!?んふぅっ!?あああっ、」

絹旗「んうっ、んぁっ!はぅっ!?ふぅっ、んふぅっ!やあっ!や、やだっ!」

絹旗「中はっ!中だけはっ!あぅっ!?ひゃうっ、やんっ!あぁっ!あんっ、ふぅっ!」

絹旗「くううぅんっ!?」

……

773: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:09:03.47 ID:Rm8wrS8C0
なんという確信犯

774: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:09:32.25 ID:YMdwMn1I0
絹旗「超酷いです、上条っ!あれだけ中はイヤだって言ったのに!」

上条「……何で俺悪いみたいな話になってんの?つーか確実に不思議なパワー働いていたような気がするんだけどっ」

絹旗「いやでも最初っから外とか、何か超違うような気がしません?」

上条「素に戻らないでっ!?もうちょっとグダグダな展開で続けるのかと思ったのに!」

絹旗「なーんか、超満ち足りたって感じです。はい」

上条「それはまぁ、俺もだけどさ」

絹旗「あ、ちょっと寒いんで超ぎゅっとして下さいな」

上条「あーはいはい、しますします。つーか意外と甘えたがり?」 ギュッ

絹旗「あー、言われてみれば超そうかも。今までは甘える対象が無かっただけで」

上条「そう考えると甘えてくれるのは嬉しいけどさ。歳からすれば意外じゃないかー」

絹旗「甘えられるの、超嫌いじゃない?」

上条「好きな子にされるんだったら、嬉しい」

絹旗「……何だかんだで、わたし、超悪い男に捕まったと思うんですよ」

上条「酷い言い草だなっ!?」

絹旗「いやぁ多分超同意してくれる人は少なくない筈。っていうか、どうします?」

上条「何を?」

絹旗「他の面子になんて超言うのか、ですよ。上条がイヤって言うのならば、別にわたしは秘密にしちゃってもいいかと」

上条「言うべきだとは思うけども、出来れば少ーし時間を置いて欲しいかなって」

絹旗「あー、分かります分かります」

絹旗「デートした日にお持ち帰りした上、○○生相手に医療プレイで童貞喪失ってのは、超引きますしね」

上条「違うよっ!?……あぁいや、主旨はそうなんだけどもっ」

絹旗「でしたらしばらくは、超秘密って事で」

上条「それもあんまり気持ちよくないけどな。何か後ろめたい事してるみたいで」

絹旗「あ、超ご心配なく。わたしは堪え忍ぶ女ですからっ」

上条「俺っ!?何が何でも俺を悪者にしたいのかっ!?」

775: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:11:08.59 ID:YMdwMn1I0
――10時間後 いつのも喫茶店にて

絹旗「――はい、超あーんして下さい?」

上条「いやあの、な?絹旗さん?」

麦野「……」 ジーッ

絹旗「あ、口移しの方が――」

上条「わぁいっやったね!絹旗さんから食べさせて貰ってラッキー!」

フレンダ「……」 ジジーッ

絹旗「上条ったら超喜んでくれてわたしも嬉しいです」

上条「いや、うん、そうなんだけどね?もっと空気読めって言うか、ね?」

滝壺「……」 ジジジーッ

絹旗「つまり?」

フレンダ「……どうしてカミジョーの膝の上に、絹旗がポジショニングされている訳?」

絹旗「あぁいえ別に超深い意味はありませんよ?ね?」 スリスリ

上条「言っているよ!態度が普通じゃないって完全に裏切っているモノっ!」

滝壺「じゃあどうしてきぬはたがすりすりしているの?」

絹旗「それはまぁ、そのウチ上条から超発表しますから、ちょっと待ってて下さいな」

上条「お前それ100%解答してんのと同じだからなっ!」

麦野「……まぁ、えっと一応確認するけども」

麦野「同意、なのよね?」

上条「お前らは俺をそんな目で見ていたのかっ!?」

絹旗「そうです麦野っ!上条だけを責めるのは超筋違いですからっ!」

上条「絹旗もまた誤解を生みそうな事をっ!」

麦野「アンタもう名前ペ×条で良いんじゃないかしらね?」

フレンダ「いやここは後々まで反省させる意味も込めて、ロリコ×条で良いって訳」

上条「そんなファミコンジョ○みたいな名前は嫌っ!?」

滝壺「もういっそいっぽうつうこ×って名前にしちゃいなよ、ゆー……」

上条「あいつと同じカテゴリーに入るのはいやあぁぁぁぁぁっ!?」

絹旗「いやー、流石に仲間相手だと超隠し事は出来ませんねー」

上条「隠す気無かったよね?最初からフルオープンだったよね?」

776: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:13:32.12 ID:YMdwMn1I0
フレンダ「ってかそろそろ聞かせて欲しいんだけど、結局昨日別れた後に何があったのかって!」

麦野「あー、興味あるわねー。場合によっちゃ――もぐか」

滝壺 コクコク

上条「よっし絹旗、言ってやれ!俺が無実だって事をなっ!」

絹旗「傷の手当てを超お願いしたら、いつの間にか超ペロペロされていて、しかも超させてられて、中はイヤだって言ったのに超ガンガン出されてしまいましたっ、まる」

上条「また堂々と嘘を吐くなよおおおおおっ!?」

絹旗「あ、いえ全部超事実ですよね」

麦野「って言ってるけど?」

上条「嘘では無いが事実全てじゃないっ!」

フレンダ「『俺は誘われたんだ』?」

麦野「それ、最低の言い訳よね」

滝壺 コクコク

上条「だーかーらっ!」

麦野「んー……一本、毟っとっかぁ」

上条「ポンって何?人体にはバランスってモノがあるんだけどねっ!」

麦野「大丈夫よ。右側さえあれば『幻想殺し』も使えるでしょ?」

上条「嫌な気の遣い方だなっ!?」

絹旗「超待って下さい!上条は――わたしが護りますっ!」

麦野「絹、旗……?アンタ、そこまでペ×条の事がっ!?」」

上条「違うよね?マッチポンプ的な展開にも程があるよね?」

フレンダ「(いやまぁ、別に全員でボケてるって訳じゃ無いし)」

滝壺「(むぎのが怒ってるのは、じぇらしー的な。うん)」

絹旗「まぁそんなこんなで恋人同士になりましたので、皆さん超よろしくです!」


――『絹旗“ある意味”』アフター -終-


777: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:23:11.37 ID:YMdwMn1I0


――『絹旗アフター』


778: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:24:11.27 ID:Rm8wrS8C0
お?ここからが本番か?(ノット性的

779: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:25:11.68 ID:YMdwMn1I0
――数年後 自宅 18時

絹旗「はぁ、教育実習ですか」

上条「うん。来週からだって」

絹旗「……超嫌な予感しかしないんですけど」

上条「何となく酷い事言われるのは予測出来るけど、言うだけ言ってみ?」

絹旗「『まさかっクラスの子全員に手を超出すなんてっ!?』」

上条「俺の予想と違ってた!?むしろ数十倍修羅場になってるなっ!」

絹旗「いやー……なんか、超想像付きませんか?例えばですね、能力開発のカリキュラムが遅れている子が居ますよね」

絹旗「まぁ高等部ですし?大体の人はある程度、もう伸びないなー、とか超思っている筈ですが――頑張り屋さんのその子は違うんですよ」

上条「……俺もう一回言うけど、そのオチ読めたよ?今度こそ外さないからね?」

絹旗「放課後、夕暮れで超赤く染まった教室、二人は空いている教室を借りて、毎日毎日秘密の超特訓をします」

絹旗「おバカな訓練をしたり時にはラッキースケベで超テレテレしたり、二人は楽しく過ごして行きます――んがっ!」

上条「いやもう外さないって。その展開で行くと鉄板だもの」

絹旗「教育実習はもうすぐ超終り、これで最後だな、と寂しく思っていると――教え子が服を超脱ぎ出すんですね」

上条「それなんてエ×ゲ?それとも薄い本なの?」

絹旗「『超ダメだっ!俺とお前は教師と教え子、そんな、そんな関係になっちゃいけないんだっ!』」

上条「良かったー。俺一応止めるって思われてるんだ」

絹旗「『先生っ!ボクは先生の事がっ!……それども、先生はボクの事が嫌いですかっ!?』」

上条「ボクっ子って現実には居ないよな?森永理○さんってフィクションだよね?」

絹旗「『じゃ、じゃあ一回だけなら?』」

上条「想像の中の俺弱っ!?どんだけ押され弱いと思われてんだっ!?」

絹旗「『先生……ボク、男の娘だけど、いいの……?』」

上条「最後にどんでん返しキターーーーーーーーっ!?」

絹旗「『嫌いじゃない』」 キリッ

上条「キリッてしないよっ!?流石にそっちには興味ないしなぁっ!」

絹旗「――ってな具合にわたしの中での超シミュレートでした」

上条「俺の中の俺はどんだけだと問いたい。ストライクゾーン、イチロ○並に広すぎじゃねぇか」

780: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:26:52.16 ID:YMdwMn1I0
絹旗「あー、でも男の娘は超浮気に入るんですかねー?」

上条「知らないよっ!?浮気しないしっ」

絹旗「超ファイナルアンサー?」

上条「超ファイナルアンサー!」

絹旗「あ、テレフォンが繋がっていますね」 ピッ

フレンダ『もっしー、どったの?』

上条「何でフレンダ呼んだのっ!?」

フレンダ『ありゃ上条も元気ー?』

上条「元気だけどさぁっ」

絹旗「『突然ですが、フレンダさんに超質問』」

フレンダ『な、何?もしかして知り合いにクイズに答えて貰う番組に出てる訳っ!?』

フレンダ『バッチこぉいっ!「アイテム」のリアクション担当のあたしに任せるって訳よ!』

上条「お前のそのローギアからトップへ一瞬で入れるのはおかしいっ!あと『アイテム』にお笑い部門があったのは初耳だっ!」

絹旗「超衝撃の新事実がここにっ」

上条「ウルセェよっ」

絹旗「『ではフレンダさんに質問です。もしも彼氏が男の娘と浮気したらどうしますか?』」

上条「口頭で男の娘が通じる訳ねぇだろっ!」

フレンダ『出来ちゃったENDが無いし、良いんじゃない?』

上条「何で通じるのっ!?お前らアレだろっ!事前にネタ合わせてしてたよねぇっ!」

フレンダ『ってか上条……あー……うん』

上条「納得しないでっ!?もしもって言ったからねっ!」

フレンダ『あ、あれじゃないかな?ほらっ、仙谷時代にはみんなゲイだった訳でしょ?』

上条「日本の歴史を間違って覚えてる!」

絹旗「あとその時代は『自衛隊は暴力装×』で超お馴染みの数年前ですね」

フレメア『にゃあ、お姉ちゃん「おとこのこ」ってなんなのだ?』

フレンダ『あ、ごめんね?今からちょっと大切な用事が出来たから、切る訳』

上条「その知識は要らないっ!人んチの事情に首を突っ込むようでアレだけど、おいばかやめ――」

プツンッ、ツーッ、ツーッ、ツーッ

781: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:28:38.94 ID:YMdwMn1I0
絹旗「一人目からは『まぁ超いいんじゃね?』とのご意見頂きました」

上条「……なに?俺フレンダからそう言う目で見られてんの?次、フレメアにはどんな顔して会えばいいの?」

絹旗「『あ、麦野。ちょっと相談が、はい』」 ピッ

上条「何二人目のテレフォン繋いでんのおおおぉっ!?」

麦野『うっわー引くわー、何やってんの?BL?BLなの?』

上条「やってねぇしお前がBLって単語知ってる方が驚きだよっ!」

麦野『んー、浮気は浮気じゃない?良くないと思うわよ』

上条「冤罪だけど、言う事は真っ当だな。冤罪だけどもっ」

絹旗「『超どうすればいいでしょうかねー?』」

麦野『あんたがフレンダ辺りとクロコれば良いんじゃない?』

上条「お前頭おかしくないかっ!?どうやったらその発想が出て来るんだよ!?」

絹旗「ていうか二人とも『クロコる=レ×る』って所を流すのは、超マズいと思います」

麦野『でもそう言う事じゃない?人にやられたらヤな事を、自分でするなって話よね』

上条「そうだけどさぁ」

絹旗「『参考まで聞きますが麦野だったら、超どうします?』」

麦野『私?参考にならないと思うけど、監禁――』 ピッ

絹旗「あ、何勝手に超切ってんですかっ」

上条「……麦野ってあんなに病んでたっけ?冗談とは思えないトーンだったけど」

絹旗「まぁそこは超色々と葛藤があったりなかったり?」

上条「どっちだよ」

PiPiPi、PiPiPi……

絹旗「おや、ちょっと超失礼しますね」 ピッ

上条「麦野この上まだ追い打ちを掛けるつもりなのかっ」

滝壺『話は聞かせて貰った……!』

上条「どっからだよっ!?つーか良く分かったなぁっ!」

絹旗「滝壺を超ナメてはいけませんよ?」

上条「しねぇが、このこの展開は読んでなかったしっ」

絹旗「当麻が超ぺろぺろして良いのはわたしだけです」 キリッ

上条「おっと、それ以上俺の性癖をバラすのはやめてもらえるかな?」

滝壺「……わたしのボケが中途半端に流された上、なんかイチャイチャしている……」

782: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:31:41.00 ID:YMdwMn1I0
絹旗「『超失礼しました。ではでは滝壺さんのご意見を超伺いましょうか』」

上条「待てよっ!その前にどうして滝壺が知ってるのかを追求する方が先だっ!」

滝壺『匿名希望のふれなんとかさんから、タレコミがあった』

上条「あのバカ――あぁごめん口が滑った、言い直すとあのドバカは何してしくさってんの?」

滝壺『だから「あいてむ」のオチ担当としては、色々用意してた……!』 グッ

絹旗「携帯の向こうで超やる気になっている、超レアな滝壺の姿が浮かびますね」

上条「滝壺ってオチ担当だったの?俺、『アイテム』入って結構経つんだけど、どうして今頃新事実がボロボロ出て来るの?」

絹旗「『んで、彼氏が男の娘と超浮気した場合、どうすればいいと思いますかね?』」

上条「しかも決定事項になってる……」

絹旗『かれしを責めるのは、よくない。それは多分不毛なだけ』

上条「だよねっ!滝壺さんは良い事言いましたっ!」

絹旗「『それは、そう、かもしれませんが。では超どうしたら?』

絹旗『いい機会だし「あいてむ」全員と性的関――』 グシャアッ

絹旗「おっと力を込めすぎて携帯が超壊れてしまいましたねー、失敗失敗」

上条「……あんま良く聞き取れなかったけど、今なんて言ったの?」

絹旗「あー、いえ別に超気にするような事じゃないですよ?」

上条「いやあの、だから――」

絹旗「気にしないで、下さいね?」 ニコッ

上条「はいっ」

上条(あれ、おかしいな?アックアやトールよりも迫力あるよね?)

上条「……いやいや、つーかさ。俺が教育実習で行くっつってもさ」

絹旗「『別に俺はモテる訳じゃない』とか超言ったらぶっ飛ばしますからね?」

上条「何でだよっ!?つーかモテてないじゃんっ!」

絹旗(公私ともに女の子四人侍らせておけば、大抵は超遠慮しますし)

絹旗(超電磁砲とか五和とか、イ……イノケンティウス?とか、諦めの悪いストーカーが超居ますし、はい)

絹旗「っていうかですね。あなたは超問題があります。彼女が遠回しに『心配だなー』と超言っているんですよ?」

上条「そうなのか?俺はてっきり俺をネタにして遊んでいるもんだとばかり」

絹旗「超大体合ってます」

上条「認めちゃった!?」

783: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:33:09.01 ID:YMdwMn1I0
絹旗「で、なくてですね。その、ほら、ですからね?」

絹旗「言うべき事が、超あるんじゃないですかね、って」

上条「あぁっと……まぁ、俺は浮気したりしないし」

上条「割とその場の雰囲気で流されたり、突っ走ったりするけども」

上条「最愛が一番で、一番好きな人だから」

上条「だから、期待を裏切ったりはしない」

絹旗「あ、すいません。超良く聞こえませんでした」

上条「この距離でっ!?膝くっつくぐらいの間しかないのにかっ!」

絹旗「『俺の最愛の人は最愛だよ』の後から超お願いしますね」

上条「ベタネタ来たっ!?殴られそうだったから自制したんだよっ!?」

絹旗「もっと超言って下さいよー、ねーねーねーねーっ?」

上条「……なぁ、何回言ったのか分からないけど、最愛さんちょくちょく俺を罠にかけるの止めてくれないかな?」

上条「君の攻撃は無属性だから、属性無効の『幻想殺し』だって防げないんだからね?」

上条「しかも俺甘えられるの嫌いじゃないから、『うっわこいつ可愛いなっ!』って色々我慢してるんだよ?」

絹旗「いやいや我慢って何ですか?こないだ時間が無くてブレザーのまま夕食作っていたら、後から超ガバって来たのは誰かと」

上条「すいませんでしたっ!またお願いしますっ!」

絹旗「あ、超良い事考えました」 パチン

上条「嫌な予感しかしないし、どうせ俺の予想の斜め上を行くんだろうがなっ!」

絹旗「要は超おイタ出来ないようにすればいいと」

上条「まぁ、そうだな。っていやいや元からしないよ?」

絹旗「超合意を得られた所で超脱ぎましょうねー」

上条「つ、つまり?」

絹旗「今夜“から”は超寝かせませんよ、って――あ、勿論性的な意味でですよ?」

上条「予想通りじゃねえかなっ!」

絹旗「ほらほら、ここは超素直なんだぜ?」

上条「やめろっ!その子はお前にベタ惚れしているっ!俺の危険が貞操だああぁっっ!」

784: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:35:27.91 ID:YMdwMn1I0
――翌週 とある高等部の教室、朝のホームルーム

教師「――はい、と言う訳で副担任になる上条先生です」

上条「か、上条当麻ですっ!よろしくっ」

絹旗 ペコッ(軽く会釈)

佐天 ニヤニヤ

初春 ハラハラ

上条「」

上条「最悪じゃねぇかっ!?何だこの悪意のある仕込みっ!?」

教師「あのー、上条君?」

上条「えぇいや、見込みのあるクラスだなって!」

教師「えぇどうも?」

上条「じゃあ挨拶は終わりましたのでっ!」

佐天「あ、せんせー、質問がありまーすっ」

上条「ごめんなっ!今ちょっと奇襲されて混乱バステ食らってるから後でな、後でっ!」

教師「あぁ時間は大丈夫ですから。答えてやって下さいね?」

上条「は、はい……」

上条(いやでも佐天さんだし?事情も分かってるから踏み込んでは来ないよね、うんっ)

佐天「上条先生に恋人って居ますかー?」

上条「空気読めよっ!?一手目から王取りに来てるじゃん!?」

佐天「あ、居ないんですかー?だったらぁ――初春が立候補しちゃいますっ」

初春「なんで私がっ!?」

佐天「西葛西出身の初春がっ!」

初春「もう許してくれても良いと思うんですよ、はい。ネタ抜きで思うんですけど」

絹旗 ジーッ(期待するような目)

上条「います、はい」

絹旗 グッ

佐天「どんな人ですかっ!?好きになった理由とか、告白はどっちから?」

上条「君アレだよね?初対面だから良く分からないけど、ガンジーでも助走つけて殴るレベルの悪事をしているからね?」

785: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:35:36.54 ID:yZYqufmG0
良いねェ~

786: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:37:34.08 ID:YMdwMn1I0
教師「佐天さん、ダメですよ?」

上条「あ、はい。ほら、先生もプライベートな質問は駄目だって言ってるよ?」

教師「なんて告白したのかも聞かないと」

佐天「やっちゃいましたっ」 テヘペロ

上条「お前らグルかああぁぁぁっ!?何、佐天さんの関係者になると緩くなるのっ!?」

初春「えぇまぁ、大体あってます。はい」

上条「君は前から割と緩かったけどな」

初春「ヒドっ!?」

佐天「上条@イマンジンブレイカー先生、答えて下さいー」

上条「人に妙なミドルネームをつけるな!」

佐天「あーんじゃ彼女――じゃなかった、絹旗さんから聞いて貰いましょうか?」

絹旗「あ、はい」

上条(分かってるよね?高等部の娘と同棲してるなんてバレたら、教育実習以前に社会的に死ぬんだからね?)

絹旗「今日の晩ご飯、どっちが超当番でしたっけ?」

上条「はい死んだ俺っ!社会的に死にましたねっ!」

787: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:37:44.70 ID:Rm8wrS8C0
佐天さんはここでも暴走してるなぁwwww

788: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:39:39.66 ID:YMdwMn1I0
――休み時間 人気の少ない廊下

上条「なぁどういう事?つーか何で俺ここへ来てるの?」

絹旗「コネを使って超ごり押ししました」

上条「いえ、前日に『ミスで担当学校が変わったから、こちらで用意した車に乗ってくださいね』って言われたんだけど」

絹旗「いやでも超危ない所だったんですよ?ネタ抜きで真面目な話」

上条「え、そうなの?」

絹旗「ってか元々超赴任する筈だった所の名前って覚えてますか?」

上条「常葉院附属高校」

絹旗「一見何の変哲もない、超普通の高校ですが」

絹旗「実は毎年二週間程常盤台高等部からの学生超交換をしてまして」

上条「つまり?」

絹旗「危うく超電磁砲+妹達に超逆レ××される所でした」

上条「有り得ないっ!?その発想は無かったものっ!」

絹旗「まったくわたしがねじ込まねば、超どうなっていたのか。ふう」

上条「どうもなってないよ。いや常識的に考えよう?」

絹旗「わたしだったら超しますもん」

上条「うん。昔々白カブトムシに説教されたんだけど、『投影』って言葉知ってるかな?」

上条「『俺が思っている事は、相手も思っているはずだ』って木道さんも言ってるし」

絹旗「……大切な事なので、超はっきり言っておきます」

上条「な、なんだよ改まって」

絹旗「この世界には超汚い事や平気で罠を仕掛ける人が居ます――フレンダとか」

上条「あの子の名前を出す必要はないよね?間違っちゃいないけど、それ以外戦い方が無いだけだよね?むしろよくやってるよね?」

絹旗「人を信じるのは超大切ですよ?でもだからといって全てが全て、同じような人種とばかり思わないで下さい」

上条「うん。俺告白された時、ものっそいトラップに嵌めた女の子もいるしね」

絹旗「……」

上条「……」

絹旗「――んっ」 チュッ

上条「ごまかし方が酷いなっ!?『わぁいもういいや』って思ってる俺も俺だけどっ!」

789: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:41:32.37 ID:YMdwMn1I0
絹旗「超好きなクセに」

上条「えぇもう大好きだよっ!好きで悪いかチクショーっ!」

佐天「――はーい、いただきましたー」 パシャッ

上条「おぉいっ!?どっから生えたっ!?」

佐天「やですねー、『佐天涙子ある所にトラブル有り、むしろ佐天涙子がトラブルじゃね?』と言われてるあたしですよ?」

上条「それって君がトラブル作るだけだよな?危険視と厄介者扱いされてるよね?」

佐天「ガッコで生徒と抱き合う先生っ、あぁっスレ立てしたら勢い出そうっ!」

上条「佐天さんVipperなのっ!?意外でも無いけどさっ!」

絹旗「むー、佐天と超いちゃいちゃしないで下さい」

上条「してないからね?何ひとっつしてないからな?」

絹旗「あ、すいません。超失礼しますね」 チュッ

絹旗「ぺろ……びゅく、んっ、ちゅる……ちろ」

佐天 パシャパシャパシャパシャッ

上条「んーーーーーーーーーーーーーーっ!?」

絹旗「ぷはっ。ん、超悪くないですね」

佐天「よーし、いいよいいよー。次は男優さんを脱がせながら、ムード出して行ってみよっかー」

上条「君らバカなの?バカのゴールデンエイジなの?」

上条「ネタじゃなくて社会的に死ぬんだってば!いやマジでっ!」

佐天「わかってますよー。ダチョウ的な意味でしょ?」

上条「つーかお前らいつの間に仲良くなった!?クラスメイトだなんて話聞いた事ねーしっ!」

絹旗「この日のために、約二年間かけて超仕込んだ甲斐がありましたっ」 ハイタッチ?

佐天「いえーいっ!」 ハイタッチ!

上条「初春さんはっ!?ボケが多すぎて俺一人じゃ処理しきれないっ!」

790: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:43:24.68 ID:YMdwMn1I0
絹旗「何事も無く超終わると良いですねー、教育実習」

上条「やめろっ!フラグを立てようとするんじゃないっ!」

佐天「――で、ですね。『天○小学校』って知ってます?」

上条「コープスパーテ○っ!?よりにもよってあのグロッグロの伏線張るのっ!?」

絹旗「新生『アイテム』で行ったら、全員無傷で超脱出できるヌルゲーですけどね」

絹旗「攻撃・防御・探知・精神汚染無効化と浄化、あと囮役がいて完璧ですし」

上条「だからフレンダを分割しようとするのやめてあげて!」

佐天「あー、それどころか序盤でサチ○ちゃん仲魔にしそうな勢いですかねー」

絹旗「『俺が全員助けるっ!だからお前は自分を許してやれっ!』」

絹旗「『もう充分だろっ!これ以上他人を――自分を傷つけないでくれっ!』」

佐天「『お兄ちゃん……うん、分かったよ。サ○コはもう行かなくちゃいけないけど』」

佐天「『生まれ変わったサチ○を、見つけ出して、ね?』」

上条「人をフラグ建築士みたいに言うんじゃねええぇぇぇぇっ!!!」

791: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:45:36.76 ID:YMdwMn1I0
――校門前 19時

上条「つっかれたー……」

絹旗「超お疲れ様でーす」

上条「君だからね?俺が職員室で詰問されてたのって、最愛のせいだからね?」

絹旗「あー、流石に超やりすぎましたかね」

上条「両親公認って事で学校は見なかった事にしたみたいだけど」

絹旗「わたしも適度に超牽制出来てwin-winって事ですね」

上条「反省しようぜ?君ともう一人の問題児もだが」

絹旗「超帰りましょうか」 ギュッ

上条「あークソ。最愛に腕掴まれたら『まぁいいや』って思うようになった……」

絹旗「折角大きく育てたんだから、超当然ですよねー」

上条「否定出来ない……」

絹旗「まぁでもわたし、超思ったんですけど――もしもの話、先生と生徒として出会ってたら、どうなのかなって」

上条「俺達が?」

絹旗「……あー、何か放課後の教室で押し倒している姿が超浮かびます」

上条「やっぱりかっ!もっと、穏当な告白の仕方を検討しようぜっ!」

絹旗「そしてダメダメ言いつつも、始まってしまえば超ノリノリで応戦する当麻」

上条「ですよねー」

絹旗「でも、えっと……あの時から何年か超経っていますし、わたしも上条もフリーじゃないのかも」

上条「俺は……まぁ確実に独り身だけど、最愛は周りが放っておかないような気がする」

絹旗「いやぁわたしは超モテませんよ?」

上条「こんなに綺麗なのに?」

絹旗「入学式の日、肩を超叩こうとした男子の顔面を陥没させて以後、距離を置かれてますし」

上条「……どうしよう。実習生としては注意しなくちゃいけないんだけど、彼氏としては嬉しい気がする……!」

絹旗「能力の超無駄遣いの気がしないでもないですが」

792: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:48:12.29 ID:YMdwMn1I0
絹旗「ま、多少暴れても、いざって時にはわたしを超守ってくれるんですよね?」

上条「するけどさ。当たり前だ」

絹旗「……ふふっ」

上条「能力を持っているから盾になるとか、護れるとか、そう言う事じゃない」

上条「……でもきっと絹旗は『アイテム』のみんなを護るために、一番前に立つんだろ」

上条「ワケ分からない能力やら、場合によっちゃ魔術とかも」

上条「だったら俺はその横に居たい。守ってあげたいって思うけど」

絹旗「いやいやっ当麻、それは認識が超甘いですよ」

上条「甘い、かな?」

絹旗「あの日、炎に包まれたアウトレットの中、あなたはわたしを守ると超言ってくれました」

絹旗「仲間だから、友達だから……まぁ確かに、それも超大事な理由です」

絹旗「でも、ですね?世界はもっと超シンプルなんですよね、はい」

絹旗「人が人と寄り添うのに、寄り添って生きるのにそんなに超深い理由は要りません」

絹旗「好き、だから。あなたを誰よりも愛しているから」

絹旗「だから、ずっと一緒に居たい。この手を繋いでいたい」

絹旗「それだけで、充分です」

上条「……だな、うん」

絹旗「前も超言いましたし、これからも超言いますけど――」

絹旗「――わたし、あなたの手を超離しませんからっ」


――『絹旗アフター』 -終-


※来週はフレンダアフター投下予定
しかも学園探訪のラストが『フレフレ姉妹×上条で本物の出るお化け屋敷を取材』だから、来週はフレンダ三昧です

793: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 10:50:00.69 ID:Rm8wrS8C0
乙でしたー!!!
来週はフレンダ三昧かぁー!!

794: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 11:30:20.61 ID:6Ogx9Uyjo

フレンダ三昧とか期待せざるをえない

795: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 14:02:04.60 ID:uDPxsOHm0

次回も待ってます。

796: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 14:54:25.31 ID:vQkkO6bb0

次はフレンダ祭りか

797: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 17:22:43.44 ID:YMdwMn1I0
…アニメでも御坂さん相手に善戦してますが、消える前の花火が一番輝いて見えるという言葉もありますよね(遠い目)

798: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 17:25:08.84 ID:vklXVFiGo
あー・・・>>797よ?フレンダ・・・

799: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 18:55:15.65 ID:W6ADpS2C0

>>1は浜面は実際は嫌っていないのはわかったけどインちゃんはマジで嫌いなのか気になるところ


800: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 20:23:05.30 ID:L/iqiXUY0
>>799
人それぞれ感じ方の問題だよなぁ。

ヒロインって思う人もいれば、
名前(インなんとか)や容姿(イ○娘)をネタにしやすいと思う人もいるし、
主人公に噛みついてくる穀潰し…と思う人もいるわけで

801: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 22:10:58.56 ID:7BfWxXt50
>>757
その理屈って原作内で麦野と絹旗に負け犬の言葉って失笑されてるんだけど……
浜面が気にすると嫌だから殺さないってだけで二人とも今でも人を[ピーーー]事自体は何とも思ってなく、そのままでも表の世界で生きて行けるつもりだし

本来の性格のままだと上条とは絶対に相容れないのが良く分かる場面で改変されるのは仕方ないけど、その説明だと原作読んでないんじゃって感じてしまう

802: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 23:01:38.94 ID:6Ogx9Uyjo
確かにそう感じるのももっともだけど
ifなんだから肩の力を抜いて読もうぜ
>>1はかまちーじゃないんだから何から何まで原作通りには出来ないしするべきでもないと思う
多少の齟齬はスルー

803: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/05(水) 00:09:20.05 ID:kXfRW/cRo
二次創作に何言ってるんですかねぇ

804: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/05(水) 03:58:08.64 ID:0sMGMAuL0
フレンダ三昧がフレンダ三姉妹に見えた

805: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/05(水) 05:41:58.48 ID:oxo0IAjZ0
>>804
フレとンダとフレメアですねわかります

806: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/05(水) 06:38:28.45 ID:hAKm+mxI0
まあ上条の名と能力と姿をした作者がアイテムの能力と姿をした都合の良く性格を変えたキャラにマンセーされる作品だと>>1でぶっちゃけてるからなww
格闘術に長けてて身体能力も高く能力が通じない状況も想定してる銃火器持ちが基本の暗部で上条TUEEEなんて無理だし

流石に>>757の言い訳は原作を読んでないのかよと突っ込まれても仕方ないけど

807: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/05(水) 08:40:50.73 ID:4NVvP48wo
>>806
シャラップ

808: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/05(水) 15:16:44.57 ID:IgmzPyXz0
いちいち面倒くさい奴らだな。
何が言いたいのかも、何が気に入らないのかもよく分からない。
ようは原作至上主義って事?だったら原作読んでればいいんじゃないですかね。
キャラやストーリーを改変するのが嫌なら、お前らはなんで二次創作を読んでるんだって話になる。

>>806、>>801、>>752みたいなのは無視すればいいと思うよ。二次創作なんてのは>>1の好きに書けばいいわけだし、いちいち相手にしてたら疲れるでしょ。

809: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/05(水) 21:41:37.65 ID:YpshJULz0
結局、おつかれって訳よ

810: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/05(水) 22:02:23.37 ID:ieP6QK/90
気になったのは
レールガンがレーガンというのと
ゴージャスパレスがゴールドパレスというのと
フレンダ三昧とかいってるけど最初からフレンダ三昧ということ

811: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/05(水) 23:19:26.08 ID:oHATEpSh0
本来の性格を捻じ曲げさせるのがそげぶ

812: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/07(金) 17:39:45.89 ID:DzARlN2r0
ほんとさ、もっと二次創作なんだからこの際なんでもいいだろ
なんで原作は~ってことになるのかな?
もっと黙っとけということだ
それが嫌ならもうみるなよ、二次創作関係

813: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/07(金) 23:40:32.65 ID:atjnjMIq0
原作有りだから読んでるのに原作なんてどうでも良いって意味不明な理屈だけどな

814: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 01:49:27.89 ID:/1dLVaKM0
原作なんてどうでもいいなんて、誰も言って無いと思うんだが。

原作と違うなんて二十創作の存在自体を否定するようなことを言うからこうなってるだけであってだな。
それに原作に縛られ過ぎると作者の個性が出ないでしょ。
結局、原作が好きでキャラやストーリーの改変が嫌なら、二次創作を読むのを止めるしかないかと。

815: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 01:51:46.32 ID:/1dLVaKM0
訂正

× 二十創作
○ 二次創作

816: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 01:53:49.40 ID:lRN1kIoZo
極論を言えば原作キャラ使って好き勝手するのが二次創作だからな

817: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 02:37:15.81 ID:ajGcLHnDO
スレが伸びてると思ったらww
荒らしはスルーですよ


とりあえず書き手様乙

フレンダマジで好きなんで来週を超楽しみにしてます!!
夏…ですけど頑張って!!

818: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 14:28:24.69 ID:KuhXBF000
良かったぞ。上条さんとアイテムのSS好きだ。最後まで見させてもらいます。

819: 田中(ドワーフ) ◆7fp32j77iU 2013/06/11(火) 11:29:37.30 ID:c9G3qwiU0
二次創作全般は『全て暇人の妄想』です

820: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:31:02.78 ID:c9G3qwiU0


――『フレンダ“ある意味”』アフター


821: 田中(ドワーフ) ◆7fp32j77iU 2013/06/11(火) 11:31:48.62 ID:c9G3qwiU0
――ヴィリアン第三王女 クローゼット内

フレンダ「――で、なんだけどね、上条」 ギユッ

上条「う、うん。フレンダ、近いかな?」 ギュッ

フレンダ「って言いながら力強くなってる訳だし?」

上条「あ、ご、ごめんっ!そういうつもりじゃ――」

フレンダ「――その、さ、しちゃおっか?」

上条「……え」

フレンダ「今さ、あたしお姫様じゃない?多分人生一番キラッキラな訳よ」

上条「あぁまぁ確かに?」

フレンダ「だから、ほらっ、ね?初めての思い出作りも兼ねて、って言う訳で――」

フレンダ(よっし!どうよ、これなら上条も落とせるって訳!)

フレンダ(髪良し!服良し!シチュエーション良し!あぁ、全てがあたしに味方している!!!)

フレンダ(人生のメインヒロイン昇格とはっ!今まで散々弄られ続けて来た苦労がやっと実っ――)

フレンダ「……」

上条「……フレンダ?」

フレンダ「ちょっ、ちょっとごめんね?」 クルッ

上条(どうしたんだろ?急に訳分かんない事言い出したかと思ったら、後振り向いて)

フレンダ(まさか、まさかっ――) ペタペタッ

上条(……あれ?スカートめくって何やってんの!?)

フレンダ「麦野おおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉおおおおおおっ!?」

上条 ビクッ

フレンダ「そーかーあぁっ!あの女何で意味の無いボケかましたんだろう、ってずっと思ってたけど、こーゆー事だった訳ね!汚い!麦野汚い!」

フレンダ(何で麦野んちでパ××ンにされたのか分かってなかったけど、これか!つーかあん時からあたしを警戒してたって訳!?)

上条(脱いでる、って事は……その、いいん、だよな?)

フレンダ「……あー、やっぱあと一ヶ月は――」

上条「――ヌレンダ」 ガシッ

フレンダ「フレンダね?つーかどうして間違ったの?キーボードの配置のせいなの?」

フレンダ「てか肩ちょっと痛いんだけど」

上条「ん?あぁごめんごめん」

フレンダ「でも、離してはくれない、訳?」

上条「離したくない、って言うのか。あ、嫌だったら」

フレンダ「嫌じゃないっ。嫌じゃない訳!だけどね?」

フレンダ「急に、って言うか、うん。突然、よね」

上条「そりゃまぁ確かにフレンダはアレだけどさ」

フレンダ「アレって何!?この状況でおかしくないっ!?」

822: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:33:08.96 ID:c9G3qwiU0
上条「いやでも、ネタ抜きで凄いって思うぜ?多分屋内で爆弾使われたら、俺にはどうしようも無いだろうし」

フレンダ「爆弾?」

上条「そういう設定じゃねぇかっ!?御坂を追い込んだ話はっ!?」

フレンダ「あー……何か、あったわよねー……」

上条「いやいやっ!アンチスキル掃討に活躍してたよなっ!?」

フレンダ「結局、あたしは遊撃担当だった訳よね。斥候やら滝壺のガード、攪乱――フォックスハント?」

上条「聞かれてもな」

フレンダ「猟犬みたいな感じって訳よね。麦野達の方へ標的を逃げ込ませたり」

上条「獲物を追い立てるみたいな?」

フレンダ「麦野がダブルエンジン仕様ギドラ砲装備のウルフ、絹旗がバグってない閃光迎撃神話積んだ装甲車、滝壺がハッカーであたしがアーチストね」

上条「メタルマック○!?仲間二人が戦車扱いだし、正確にはハッカーは居ない事になってるし!」

フレンダ「あー、んじゃさ。ハッカー主人公にして敵を仲間に出来るとか?」

上条「ボケモ○だよね?それともメガテ○?ノア・シー○を主人公にすれば、出来るかもだけど」

フレンダ「そしてバイオノイ○三将軍を倒す訳よ!」

上条「今一瞬アレ?って思ったけど、そいつらラグランジュポイン○の話だよね?」

フレンダ「ちなみにカミカゼキン○は課金専用モンスターで」

上条「ウルセェよっ!マジで実現しそうだからやめてくれないかなっ!」

フレンダ「ま、だから。上条が来てくれて楽にはなった訳よ」

上条「……うん」

フレンダ「ただねー、あんたってばいっつも前に出すぎな訳よ。フォワードの絹旗よりも前に出るとか、正気とは思えないし」

上条「……よく見てんなぁ」

フレンダ「そりゃ見てる訳。好きな人だもの」

上条「……えっと?」

フレンダ「言ってないっ!?ひとっことっも言ってない訳よっ!」

上条「……」

フレンダ「……」 ドキドキ

上条「絹旗とね。うん、良いんじゃないかな?」

フレンダ「この二択で外す訳っ!?絶対もう分かってるわよねっ!」

上条「御坂達と同じかー」

フレンダ「分かってなかったかー。そっかー」

フレンダ「ってか、あっちのあの子と同じ扱いっ!?しかもちょっと距離開けてるし!」

上条「いや別にそんな事無いですよ?」

フレンダ「麦野にすら使ってない敬語っ!?そんなに引くレベルなのっ!?」

フレンダ「てかあんた絶対に分かってる訳よね?」

上条「……まぁ、何となくはだけど」

823: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:34:31.66 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「だったらホラ、言う事あるって訳よね?」

上条「催促して言わすのもどうかと思わないでもないけど、まぁ、なんだ」

上条「ほら、フレンダって喋らなかったら綺麗な方だよな?」

フレンダ「条件付けがどう反応したらいいか迷う、って訳だけど?」

上条「一昨日、俺達が駆けつけた時にも思ったんだけど、ヴィリアンさんの格好したフレンダ、凄く綺麗だったよ」

フレンダ「」

上条「お姫様みたい、ってか正直最初誰か分からなくてさ?あの後暫くくっつかれて、俺結構ドキドキしてたんだよな」

上条「どっちかっつーと、フレンダとは男友達間隔で付き合ってたから、新鮮でさ。『あぁ、よく見ればこの子は可愛いんだよなぁ』って」

上条「今だって、どこかの国のお姫様だ、って言われたら俺は信じるけど」

フレンダ「……えっと。マジ告白なの?あたしてっきり『加護にも異称』的な展開で、ぎゃーぎゃー騒ぐのかと思ってたんだけど」

上条「今はそんな気がした。あと加護ちゃんの異称は元モーニング○だ」

フレンダ「ん、んじゃさ。あたしも言わせて貰うけど、キャーリサ様の時、ありがとうね?」

上条「いいって、別に。俺達仲間だろ?」

フレンダ「うん。いつも恥ずかしくて言えないんだろうけど、今は言わなきゃいけない気がした訳」

上条「そっか。一緒だな」

フレンダ「……ありがとね」

上条「どういたしまして」

フレンダ「……ん」 チュッ

上条「ん――」

フレンダ「……あれ?」

上条「どうした?」

フレンダ「いやいやっ違うって訳よ!?どうして今、あたしキスし――」

上条 チュッ

フレンダ「ちゅぶ……んん……ん……ちゅぶ……く、んんっ」

フレンダ「ちゅるっ、ちゅちゅ、や……ちゅぷ……ちゅちゅ……」

上条(フレンダの舌、熱いな……)

824: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:35:51.63 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「んんっ!ちゅぷ、ちゅる……あぅ……や……」

フレンダ「ちゅるっ!ちゅちゅっ、や……ちゅぷ……ちゅちゅ……」

フレンダ「ちょ、ちょっと待っ」

上条「ドレス、脱がせるな」

フレンダ「あ、うん。良いって訳――じゃなくって!」

フレンダ「ちゅば……ちゅぷ……ちゅ、あぅっ、ちゅぷ……」

フレンダ「くぷ、あぅっ、ちゅば……くぷ、ちゅちゅっ?」

フレンダ(あ、あれ?なんか寝技に持ち込まれてる感が……?)

上条「ショーツも下ろすな?」

フレンダ「う、うんっ――ってそっちには麦野の罠がっ!?」

上条「へー、フレンダって体毛薄いんだ」

フレンダ「はへ?」

上条「やっぱ日本人とは違うのかな?」

フレンダ「う、うんうんうんっ!そうなのよねっ!」

フレンダ(結果オーライって訳?意外と男の人は気にしないのかな?)

フレンダ(ま、まぁ良かった訳だけど。なーんか忘れてるような?)

フレンダ「あのー」

上条「……一方通行の事白い白いって言ってるけど、フレンダの方が白いよ?」

フレンダ「嬉しいけどもねっ!結局あたしが言いたいのはそう言うこっちゃなくって!」

上条「ん、じゃこっちにも」 チュッ

フレンダ「バカっ!そっちはきたな」

フレンダ「んふぅ……あん……ひゃうっ、んう……んぁ……」

フレンダ「はぅ、ふぁは……んふぅ……あああ、ひゃうっ!」

フレンダ「やん……んぁ……あんっ!ふぅ……んぅ……」

フレンダ「あぅっ、はぁ……やん……んく……あん……」

上条(舌、入れても大丈夫かな?)

フレンダ「んう……んぁっ、はぅっ、ふぁは、んふぅ、あぅっ」

フレンダ「ひゃう……やん、んぁっ、あん……ふぅ、んぅっ」

フレンダ(ダ、ダメっ!来ちゃう!)

上条(あ、いい反応)

フレンダ「んふぅっ!あんっ、ひゃう、んう、んぁっ!?はぅっ!」

フレンダ「ふぁはっ、んふぅっ、あああ、ひゃう、やんっ!んぁっ!」

フレンダ「あんっ、ふぅ、んぅ、あぅ……はぁっ!やんっ」

フレンダ「んく、あん、ひゃう……んぅっ!んぁっ、はぅっ」

フレンダ「待って待って待って!ストップストーーップ!」

上条「はい?」

フレンダ「そうよっ!言って貰ってない訳!」

フレンダ「『好きだ』って!」

上条「……あぁ、俺もフレンダが好きだ」

フレンダ「あ、あれ?なんかあたしから告白したみたいに……?」

825: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:36:56.70 ID:iW9LgqWb0
2828

826: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:37:21.42 ID:c9G3qwiU0
上条「さっきさ、フレンダ『お姫様みたいだ』って言ってたけど」

フレンダ(あ、やばっ。エロスイッチ入っちゃってるから)

上条「別にヴィリアンさんの服を着てなくっても、フレンダは俺にとってお姫様だよ?」

フレンダ「殺し文句キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!?」

上条「俺はレベル0だし、能力だって大したもんじゃないけど」

上条「お姫様助けるためには、イギリスにもケンカぐらいは売るし」

フレンダ「やっばいわねっ!色々とっ!」

上条「他には……あぁ、さっき『キラキラしてる』って、言ってたけども」

上条「意識しなくっても、フレンダはキラキラしているから」

フレンダ「……恥ずかしくない訳?」

上条「……言われるよりは、まぁ?」

上条「でも言わないと、伝わらないような気がするんだ」

フレンダ「……うん、それは。そうね」

フレンダ「結局、生きている間にしか伝わらないわよね」

フレンダ「順番が逆になっちゃったけど、あたしもあなた――あんたが、好き、かな」

上条「かな、って。しかも言い直した」

フレンダ「んー?どうなんだろー?エロ補正がかかってるような気もするし、テンション上がってるだけのような気もする」

フレンダ「でもまぁ、アレよ!アレ!そんだけあたしの事好きだって言うんだったら、仕方がないから付き合ってあげても良いかなーって訳!」

上条「どんだけ上から目線だよ」

フレンダ「いーのよっ!どうせあたしはベタ惚れしてんだから、そこら辺を汲んでくれないと困る訳だし?」

上条「……なんだかなぁ」

フレンダ「何かね、何か。出会ったあの日、あたしは多分死ぬ筈だった訳よ」

上条「まさか。麦野だっつっても」

フレンダ「うん、それはいいって訳。あたしもまぁ?ロクな生き方してなかったし、ロクな死に方するのは覚悟してたんだけど」

フレンダ「でも結局さ?何だかんだで生き残っちゃったし、あたしにとっては毎日がボーナスステージみたいなもんな訳?」

フレンダ「だから何が言いたいのか、って言えば――」

フレンダ「――結局、これからよろしくね、って訳!」

上条「よく分からないけど、まぁ何となく分かった」

フレンダ「んで、そろそろ、ね?」

827: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:38:37.93 ID:c9G3qwiU0
上条「うん。挿入る、から」 ググッ

フレンダ「……何で上条の下条さん、そんなに元気になってる訳?」

上条「聞くなよっ!?」

フレンダ「んじゃ、うん」

上条「……っ」 ズプププッ

フレンダ「……」

上条「――挿入った、けど。フレンダ?大丈夫か?」

フレンダ「……あれ?」

上条「どうした?」

フレンダ「血……あぁ出てる訳よね?痛くないな、って」

上条「俺としては嬉しいけど。個人差なのか?」

フレンダ「麦野のオシオキに比べれば、まぁ大抵の事はどうっつーこたぁない訳だけど」

上条「……一度内容教えてくれないかな?」

フレンダ「ん、動いていい訳」

上条「露骨に誤魔化されたけど。まぁいいか」

フレンダ「んふぅ……うぅっ!ふ……んう……あぁ……はぅ……」

フレンダ「ふぅっ!んんっ、あぅ……ふ……やん……あぁ……」

フレンダ「うぅっ、ふぅ、んう……あぅ……はぅ……」

フレンダ「ん……ひゃう、んうっ!んぁ……はぅ……ふぅっ!」

上条(あ、本当に痛がってないみたい――つてかフレンダのナカ、とけそうだ!)

フレンダ「ふ、んっ、あああ……うぅ、やっ」

フレンダ「んう……あふ……はぅっ、んっ!」

フレンダ「んん……うぅ、ふ……んく……」

フレンダ(あ、ヤバっ。これハマりそう!)

フレンダ(……いや、いい訳か?別に?)

フレンダ「ひゃう、んう、んぁっ!はぅ……ふぅ、んふぅっ、」

フレンダ「あぅ……ふ、やんっ、あぁ……あん、ふぅっ」

フレンダ「んぅ……あぅ、はぅっ、やんっ、んふぅ」

上条「フレンダっ、舌出してっ」

フレンダ「んっ」

828: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:39:47.44 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「ちゅぷっ、ちゅる、んん、や……ちゅるっ!」

フレンダ「ちゅちゅっ、や、ぢゅる、ちゅちゅ……んん……ちゅぷっ、」

フレンダ「ちゅるっ、んん、や、ちゅる……ちゅちゅっ!やっ」

フレンダ「あんっ、ひゃう……んぅ、んぁっ!はぅっ!?ふぁは」

フレンダ「んふぅっ、あああっ!?ひゃう、やんっ、んぁっ!あん」

フレンダ「ふぁはっ、んぅっ!あぅ……はぁっ、やんっ!」

上条「フレンダ、フレンダっ!」

フレンダ「うんっ、うんっ!」

フレンダ「あんっ!ひゃっ、んぅっ!んんっ!はぁっ!?ふぁはっ!」

フレンダ「んくっ!あああっ!?ひゃっ、やっ!んぁっ!?あふっ」

フレンダ「ふぁはっ!んっ!?あああ、うぅっ!やっ!んくっ、あふっ!」

フレンダ「ひゃっ!んぅっ!?んんっ!はぁっ!ふ、んくっ」

フレンダ「あぁっ!ひゃっ!?やっ、んんっ!あふっ!?ふぁはっ」

フレンダ「ん、くぅうぅぅぅぅぅぅぅぅんっ!!!」

……

829: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:42:08.57 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「……結局さぁ?」

上条「はい?」

フレンダ「告白したの、ってどっちからって訳?」

上条「フレンダじゃないの?」

フレンダ「あたし!?いやいやいやいやっ!そっちからよね?」

上条「いやでも『割と最初っから一目惚れでした』って言ってなかったか?」

フレンダ「あー……?」

上条「自覚なかったんかい!」

フレンダ「いやー、言われてみれば?んー?」

上条「一々考える程の出来事じゃないと思うけど」

フレンダ「あ、なんだぁ。そうよねー。あーびっくりした」

上条「だよなぁ?それは流石になぁ?」

フレンダ「結局、ほとんど一目惚れみたいな訳」

上条「マジでっ!?初耳なんだけど!」

フレンダ「言われてみれば確かに思い当たるフシがあるし」

上条「なんつー他人事だな。具体的には?」

フレンダ「割と上条の事考える時間が増えたり、意味もないのにタッチしてみたり?」

上条「あー、言われてみれば確かに」

フレンダ「後、ひとりえっちもそういえば」

上条「……はい?今なんて?」

フレンダ「言ってない!?なんにも言ってない訳よねっ、うんっ!」

上条「まあ深くは聞かないけどさ。で、問題が一つあるんだけど」

フレンダ「何よ」

上条「後始末、どうしよっか?」

フレンダ「……」

上条「……」

830: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:43:43.66 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「……そう言えばヴィリアンのクローゼットの中だった訳よねぇ」

上条「幸い、飛び散ってはないけど、ニオイとか、さ?」

フレンダ「そうよねぇ」

絹旗「取り敢えず超外へ出ては如何でしょうか?」

上条「だな。こっそりシャワーでも借りられたらいいんだけど」

麦野「あぁそれならこの部屋についているみたいだから、さっさと入ってくればいいじゃない?」

フレンダ「ホントにっ?よかったー、汗と汁でベットベトよねー」

上条「……あれ?おかしくない?」

フレンダ「どったの?」

上条「本来聞こえる筈のない人達の声が」

フレンダ「やっだもうあたしを怖がらせようって訳?そんな事しなくっても、ハグしてあげる訳よ」

フレンダ「あ、でもあたし的にはオバケより麦野の方が数倍怖――」

麦野「ふっれっんっだっちゃーーーーんっ?」

フレンダ「」

上条「オゥ……」

麦野「今ぁ、何かぁ、暴言が聞こえたんだけどぉ?」

麦野「ちょおおおぉぉぉぉっとそこから出て来やがれ?」

上条・フレンダ「……はい」

831: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:44:50.43 ID:c9G3qwiU0
――10分後

麦野「いや、だからね?アタシは二人がどこで小作ろうといいのよ?」

麦野「でも流石に『アイテム』の面子を潰すような真似は避けて欲しいと」

絹旗「あ、ファブリー○超終わりましたー」

滝壺「拭き掃除も、終り」

上条「すいませんすいませんすいませんっ!」

絹旗「あぁいえそれは別に。わたし達は超仲間ですからっ!」

上条「その言葉には『その仲間に超何後始末させてんだバーカ』って付きそうだけど、兎に角二人ともありがとうな!」

フレンダ「」

麦野「つかフレンダ。さっきから黙っちっゃてどうしたのよ?お腹痛いの?」

フレンダ「……いつから?」

絹旗「はい?」

フレンダ「いつから見てたって訳よおおおおおおおおおっ!?」

絹旗「割と超最初の方、ですよね?」

麦野「アンタらが帰ってこないもんだから、心配になって来てみたら」

麦野「クローゼットの中から知り合いのギシアン音、結っ構キツかったわよ?」

絹旗「ですよねー。他の人が近寄らないようにと、超気遣いましたって」

フレンダ「そ、そうなの?ありか、とう?」

滝壺「ふれんだ、おめでとう」

フレンダ「えぇ、ありがとう。滝壺」

滝壺「……これ。プレゼント」 ピッ

フレンダ「端末にデータ送信?」

滝壺「二人の初めて完全録画しておいた……!」 グッ

フレンダ「いい仕事してないわよっ!?むしろ犯罪よねっこれっ!」

上条「……撮った、って事は」

麦野「……聞かないで?身内のえっちって、地味にクるでしょ?」

絹旗「と言うか超ノリノリで録画した滝壺に、超戦慄を感じました」

フレンダ「え、なに?あたし知り合いに見られながらえっちしちゃったって訳!?」

滝壺「きれいだった、よ?」

フレンダ「ノオオオオオォォォゥゥゥッ!?」

832: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:45:43.57 ID:c9G3qwiU0
絹旗「まぁまぁ、ノリノリで超誘ってたじゃないですか」

フレンダ「ち、違うのよっ!これは第一位がベクトルを操作したって訳で!」

絹旗「……言い訳が『敵の魔術師の攻撃だ』って知り合いが、超一人知って居るんですが?」

麦野「あーあと、パ××ンにしちゃってごめんね?ネタ9割だったんだけど、まっさか淫乱ゴールドさんが、早速手を出すとは予想してなかったわ」

フレンダ「あれ?謝られてる筈なのに、遠回しに責められてる訳よね?」

上条「……何の話?」

絹旗「あまりそこら辺はツッコミ超禁止で。誰が得する訳でもありませんし」

フレンダ「うん、あたしとしてはプライベートを尊重して欲しかった訳だし、出来れば厳しく追及したい所なんだけど」

滝壺「小さい事は気にしない……あと、たいせつなはじめても、フルハイビジョンで録画できた」

フレンダ「そ、そうかな?」

滝壺「おめでとう、ふれんだ。わたしはそんなふれんだを応援している……」

フレンダ「ありが、とう?」

上条「(完全に言いくるめられてる、って言った方が良いのかな?)」

麦野「(本人が納得してるんだし、いいんじゃない?)」

絹旗「(それはただ、『サギにあったのを超理解してない』だけだと思いますが)」

麦野「兎に角、よ。二人とも大人、ではないけど、きちんとした節度をもってお付きあいしなさい。いいわね?」

フレンダ「はいっ」

上条「あぁ」

絹旗「さて、この後超どうしましょうかね」

上条「パーティってまだ続いてるのか?」

絹旗「女王がリトバ○――RIT○さん超歌ってました」

上条「それでいいのかブリテンっ!?」

滝壺「それがおとめが○なのです……!」

フレンダ「乙女学入○っ!?ゲームが全然売れなかったけど、曲は超名曲よね!」

麦野「クーデター起こす気分がちょっと分かったわね、えぇ」

833: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:47:03.50 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「上条ー、あたしちょっとお腹空いちゃった訳」 グイ

滝壺「……運動、したもんね?」

上条「意味ありげに言うなよっ。あったけどもっ」

絹旗「って言うか『カミジョー』なんですね」

麦野「名前、呼ばないの?」

フレンダ「は、恥ずかしい、じゃない?」

滝壺「ういういしー」

麦野「いや、簡単よねぇ」

上条「あ、そう言えば最初っからフレンダって呼んでたっけ」

絹旗「良い機会ですし、超ここから名前呼びしちゃいましょうよ」

フレンダ「そ、そう?……こほんっ」

滝壺「がんがれー、ふれんだー」

フレンダ「と、とーま?」

上条「な、なに?」

フレンダ「えっと、さっきも言った訳だけど――」

フレンダ「――ふ、ふつつか者ですが、末永くよろしくっ!」

滝壺「あ、ふれんだそれプロポーズの台詞……」

フレンダ「――え」

麦野「……流石淫乱ゴールド、一日で婚約まで済ませるのねー」

絹旗「光ってます、超輝いてますよー」 パシャッ

フレンダ「ちょっ!?違くて!それは、そのっ、誤解なんだけど!」

上条「……こちらこそ、色々と至らないと思いますが――」

上条「――何とぞ、よろしく」

フレンダ「えと――うん。あたしも、よろしくって訳!」


――『フレンダある意味アフター』 -終-


834: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:48:13.70 ID:iW9LgqWb0
乙ー!!
初めてすらネタにされちゃうフレンダ可愛い

835: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:49:13.89 ID:c9G3qwiU0


――『フレンダ』アフター


836: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:51:07.20 ID:c9G3qwiU0
――数年後 自宅 朝

フレンダ(あー、つっかれたー)

フレンダ(送信……で、終りよね?) ピッ

フレンダ(レポート忘れて落第は避けられた訳だけど、結局完徹しちゃってたかー)

フレンダ ガチャッ

上条 スースー

フレンダ(いやまぁ先に寝ててとは言ったけど……ま、いっか)

フレンダ(あーもう、着替えなくて言い訳よねー) パタッ、ギシィッ

フレンダ「……?」

フレンダ(ベッドのスプリング、こんなに軋んだっけ?)

フレンダ(体重はベストポジションだし?当麻が太った的な?)

フレンダ「まさか……!」 ピラッ

フレメア「……」 スゥスゥ

フレンダ「」

フレンダ「――ふんっ!」 バキッ!

上条「げふっ!?」

上条「て、敵の魔術師の攻撃だっ!?」

フレンダ「違うわよ!つーかあんた全部魔術師のせいにするのやめなさいよっ!」

上条「いやでも50%の確立で当たるし……ってか、何?何で俺目覚まし代わりに腹パン喰らってんの?」

フレンダ「あんたっ!何やってんのよっ!つーか何でフレメアと一緒に寝てる訳っ!?」

フレンダ「出しちゃったの!?手とか上条の下条さんとか出しちゃったって訳っ!?」

上条「出してねぇよっ!?つーかこの子が潜り込んでくるのはいつもの事だろーがっ!」

フレンダ「いやいやいやいやっ!もう誤魔化されない訳よ、最近妙に仲良くしてない?」

上条「それは……なぁ?」

フレンダ「ほっらーーーーーーーーーーーっ!?ねぇ?やっぱり浮気よ、うっわっき!」

上条「してねぇよ誤解だって!大体ンな小さい子に手を出すか!フレメアの歳考えろ!」

フレンダ「……あたしら付き合ったのって、確か同じ歳、なんだけど……?」

上条「……」

フレンダ「ロリコ×なのっ!?ジャパニーズには多いって聞いたけど、本当だった訳ね!?」

上条「違う!今一瞬『あれ、あの時のフレンダってもっとちっさく無かったっけ?』って考えただけだ!」

フレンダ「悪かったわね!そりゃブラ着けた歳もフレメアの方が先だものっ!」

上条「誰も聞いてねぇからなっその情報!……あー、確かに」

フレンダ「やだ……フレメアのサイズは把握しちゃった訳!?『ちょっと脱いでみようか?』とか言ったの?言ったんでしょっ!?」

上条「どこの一方通×だ俺はっ!だから誤解だって!俺は何もしてないし!」

フレンダ「いーーーーやっ!今日という今日はあたしも頭に来たって訳!」

フレンダ「実家に帰らせて貰います!」

837: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:52:37.12 ID:c9G3qwiU0
――いつもの喫茶店 9時

フレンダ「――って言う訳で!皆さんには集まって貰いました!」

滝壺 グースカピー

フレンダ「フレメアを魔の手から助けるためにもっ!今こそ『アイテム』の力を集結させる時って訳よ!」 グッ

滝壺 スースー

麦野「どっから突っ込んだもんか迷うんだけど、取り敢えず一つ一つ処理していきましょうか」

絹旗「超面倒臭いです」

麦野「あー、んじゃ腹パン入れて転がしておくか」

絹旗「超いいですね。じゃそれで」

フレンダ「じゃって何!?それでって!?腹パンで黙らすってどうなのよっ!?」

麦野「あーうるさいわね。つーかさ、アンタ達の痴話喧嘩に私達を付き合わせるなと何度言えばいいのよ」

絹旗「更に言えばここ、フレンダの超実家じゃありませんしね」

フレンダ「実家みたいなもんじゃないっ!あたしの帰る場所はみんなの所よっ!」

滝壺「……あー、たましい、的な?」

麦野「お盆に帰ってくるの?いやまぁ別に良いんだけど」

絹旗「ってか休日を超無駄に浪費させてる感が。今日は佐天や初春と買い物行く予定だったんですよ?」

フレンダ「でもあたしを優先してくれたって訳!」

絹旗「時間が来たら超抜けますけど」

フレンダ「暇つぶし!?あたしの人生相談って合間合間に処理できるレベルなのっ!?」

麦野「いや処理も何も、アンタが暴走してるのを上条がお持ち帰りして、寝技に持ち込んで和解する、ってぇパターンでしょうよ」

絹旗「それに付き合わされるこっちの身にも超なってほしいもんですね、はぁ」

滝壺「りあ獣ー、もげろー」

フレンダ「あ、あれ?いつの間にかあたしが糾弾される方になってる訳?後なんかリア充の漢字が違ってたような……?」

滝壺「ぽるなれ○っ、ぽるな○ふはどこにっ……?」

絹旗「あの人は鳩○の時代に超過労死しましたから」

838: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:54:27.00 ID:c9G3qwiU0
麦野「つーか、何?逆にやばいと思うのよ」

フレンダ「な、何よ?」

麦野「こうしている間にも二人はフリーになってるんでしょ?」

絹旗「朝から超しっぽりと、的な?」

フレンダ「いや、それは幾ら何でも?」

絹旗「甘いですね、超甘いですよフレンダ」 キリッ

麦野(あ、悪い顔になってる)

滝壺(展開よめた……)

フレンダ「甘いって何がよ」

絹旗「いいですか?上条は超ある意味、ペ×条なんですね」

フレンダ「え?いや、そんな傾向は無かったような……?」

麦野「まぁフレンダに手を出したぐらいだしね」

滝壺「このものがたりはふぃくしょんです……」

絹旗「彼らはまるで車を乗り換えるが如く、超次々と相手を変えていきます。それは何故でしょうね?」

フレンダ「ま、まさかっ!?」

絹旗「そうです。世のアイドルのサイクルが超早いのも、そういった×ド野郎が多いのを証明しているでしょう」

フレンダ「な、なんだってー!?」

麦野「いやぁ、あれは消費と人気だから、新商品を出すのは資本主義の常なのよね」

滝壺「でも若さがないと売れない、のも病んでる気がする……」

麦野「日本はマシな方よ?向こうじゃ誘拐されても身代金を要求されないんだからね」

滝壺「……どうして?」

麦野「ビデオに何本か出されて、その後運が良ければ愛人に。悪かったらスナッフビデ×の主演女優だもの」

麦野「病んでる以前に狂ってるわよね。ま、そうした危機感があるから、わざわざ極東の島国相手に規制しろ、って言ってんのよ」

滝壺「よけいな、おせわ」

麦野「保護運動に名を借りた人種差別はよくある事よね。それを鵜呑みにしないのが大切」

絹旗「――と、言う感じで。超分かりましたか?」

フレンダ「分かった訳!やるかやらせるか、って話よね!」

滝壺「悪い感じでまとまったみたい」

麦野「……ま、いいんじゃない?実害を食うのは上条なんだし」

滝壺「なむー……」

839: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:55:51.48 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「あたしっ、ガンバルっから!応援しててね、みんなっ!」

麦野「あー、はいはいガンバよ、ガンバー」

滝壺「ゆり○っ、ふぁいおー」

絹旗「フレンダの冒険は超これからですねっ!」

フレンダ「ありがとーっ!じゃ行くわねっ」 ダッ

麦野「……何吹き込んだのよ」

絹旗「あ、いやこれといって超大した事は」

麦野「んー?……まぁいいか」

滝壺「きぬはた、時間大丈夫?」

麦野「車で送ろうか?」

絹旗「超ありがとうございます」

滝壺「わたしもどらいぶ……」

麦野「何が悲しくって女子供だけで休日遊ばなきゃいけないのよ、ホントに」

滝壺「むぎの、モテそうだけど」

麦野「レベル5だっつった瞬間に笑顔が泣き顔に変わるのよ?」

滝壺「わたしも制作がれべるふぁい○、ってテロップ出ると泣きそう……」

絹旗「ガンダムag○なんて無かったんですから、超許してあげましょう、ね?」

滝壺「……ですてぃにーのリメイクが……」

絹旗「あぁそうだ。だったら二人とも超来ません?佐天が会いたがってるんですよ」

麦野「あのやったら押しが強い子よね。どうする?」

滝壺「ひこうきの人気投票は飽きたから、行きたい……」

絹旗「いつも思うんですけど、vipperってレベルファイ○に超恨みでもあるんですか?」

麦野「時間いいの?そろそろ出た方が良いんじゃない?」

絹旗「ですね。んじゃ麦野超よろしくです」

麦野「はいよ、滝壺も行くわよ」

滝壺「……はーい」

840: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:57:04.68 ID:iW9LgqWb0
レベルファイブはなぁ……最近不正投票は削除になったらしいが

841: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:57:39.39 ID:c9G3qwiU0
――自宅 10時

フレンダ「はい、正座」 バンバン

上条「……なに?帰ってきたらうがいと手洗いは先じゃないの?」

フレンダ「するけどもっ正座!するからっ!」

上条「……いや、うん分かりましたけど」 ペタ

フレンダ「いーい?あたしが見てない間に崩したら絶交だからね?」 タッタッタ

上条「う、うん?」

フレンダ ジャー

上条(なんで正座?そして怒っててもうがいと手洗いはするんだ?)

フレンダ「はーい静かに。これから裁判を開廷する訳よ」

上条「被告人と裁判官のマンツーマンでかっ!?」

フレンダ「あ、処刑人も兼ねてる訳よ」

上条「どこの未開部族の神明裁判だよっ」

フレンダ「麦野達も加えた方が良いってなら」

上条「やめて下さい!あの元ドSロリを加えるのだけはっ!」

フレンダ「結局、まぁその絹旗から助言して貰ったんだけども!」

上条「期待を裏切らないよね!たまには裏切って欲しいけどね!」

フレンダ「はいはいお口チャックよ。で、被告人上条当麻さん、あなたの罪状を読み上げます」 ピッ

上条(携帯端末?あぁメモしてあんのか)

上条「あ、あぁでもどうせ朝のだろ?だったら俺も謝るから、そろそろ許して欲しいかなって」

フレンダ「10日前、あなたはフレメア=セイヴェルンさんと腕を組んで歩いていました」

フレンダ「どうよっ!」

上条「いや、どうって言われましても。だから、としか言いようがないんですが」

フレンダ「彼女以外と腕を組むのは良くないと思う訳!」

上条「相手は子供だよ?男女がどうこうって話じゃないと思うけど」

フレンダ「フレメアさんと同じ歳なのに、女の子から女にさせられた、と言う証言がある訳だけど?」

上条「ですよねっ!彼女が居るのに不誠実ですもんねっ!次からはしませんからっ!」

フレンダ「次に一週間前の話です。フレメアさんがお泊まりに来ました」

上条「え、まだあるの?つーか先週だろ?」

842: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:59:13.33 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「フレメアの分のチャーハンにはグリーンピースが入ってなかった訳!」

上条「ちっさっ!?」

フレンダ「あたしもあんま好きじゃないのにっ!」

上条「あー、妹さんの手前食べてるって事ね」

フレンダ「フラグを立てようとしていたんじゃないの!?」

上条「グリーピースぐらいで立たねぇよ!どんだけ虐待されてても、そんなちっぽけな優しさじゃ無理だっつーの!」

フレンダ「あたしも贔屓しなさいよっ!チヤホヤする訳!」

上条「……それが目的だろ?それ言いたかっただけだよね?」

フレンダ「そしてぇ、その日の夜っ!」

上条「月華の剣○2三人でやったっけか。二人とも斬○使いでビックリしたわ」

フレンダ「え?ニンジャ出るゲームは基本じゃない訳?」

上条「『剣質:極』で一回入ったら体力半分持ってくコンボは、生きた心地がしなかったけど」

フレンダ「当麻の嘉○もしゃがみCから目押し4+Aへ繋ぐのはえげつなかった訳よね」

上条「いやぁゲーメス○に載ってたから。で、それが何?接待プレイでもしろと?」

フレンダ「あぁそれは別に良い訳。そうじゃなくってさ、その夜……来なかったじゃない?」

上条「客が来てんのにかっ!?」

フレンダ「『いいわよ?』ってチラ見したのに!」

上条「あぁアレそう言う意味だったのかよ。てっきり『空気読め』的な流れかと」

フレンダ「ねーっ?」

上条「納得いかねぇよ!むしろ自制したのにどうして責められるんだっ!?」

フレンダ「はい次ー、二日前です」

上条「一昨日?あれ、別にその日は会ってすら無かったよな」

フレンダ「新しい下着なのに誉めてくれなかった訳よ!」

上条「見てないものっ!?」

フレンダ「あ、あれ?ペロペロしなかったっけ?」

上条「……しましたね、そういや」

フレンダ「でっしょーっ!?あー、良かったあたし勘違いしたもんだとばっかり」

上条「殆ど勘違いっちゃ勘違いなんだけどな」

フレンダ「で、被告人は何か言い分があったらどーぞ?」

上条「いやぁ、フレンダさん人としてちっちゃいでよすね、って改めて思い知ったんだが」

フレンダ「よっし有罪って訳ね」

上条「つーか何?何か有罪になるとペナルティがあるの?」

フレンダ「あ、絹旗から言われたんだった……んっとねー」

上条「そんなに悪い事したんじゃないから、程々に済ませて欲しいかなー、なんて」

フレンダ「第一位にマジ告白、もちろん性的な意味で」

上条「ふざけんなっ!?拒否られても受け入れられても死ぬだろうが!」

フレンダ「意外と成功したりして?」

上条「可能性ありそうだから、それだけは勘弁して下さい!」

843: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 12:00:50.12 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「第一位ってヘタれ受けよね」

上条「その専門用語は俺知らないからな?」

フレンダ「普段は威勢がいいのに、エロは総受け的な?」

上条「解説が欲しいんじゃねぇよ!?それだけは嫌だって!」

フレンダ「いーや、あたしもさ。浮気とか本気で疑ってはない訳よ?」

フレンダ「もしそうだったらバラしてるだろうし」

上条「愛が重いなっ!前にも誰かに言った記憶があるけど!」

フレンダ「でもほら、なーんか結局フレメアは特別扱いしてる訳よ?」

上条「あー、まぁ、それはその、ね?」

フレンダ「なにっ!?マジで姉妹丼貰ってる訳かっ!?」

上条「違うって!ないないっ!ないから爆導テープ仕舞えっ!」

フレンダ「ぶーぶーぶーっ!だったら一体全体どんな理由があるのよっ!」

上条「……あー、ほら、さ。フレメアさんはセイヴェルンさんちの、妹さんですよね?」

フレンダ「お、おう?そうって訳、だけど」

上条「まぁホラあれだ、あれ。俺とセイヴェルンさんがお付き合いしてたら、その内変わりますよね――名字が」

フレンダ「そっ、そんな事言ったって誤魔化されない訳よ!」

上条「そうなるとフレメアさんは義理の妹ですし、今のウチから反対されないように、懐柔しといた方が良いかな、って」

フレンダ「当麻……」

上条「いや別にフレメアは良い子だし?付き合ってて気持ちいいってのはあるけど」

フレンダ「あたし、信じてたっ!」 ギュッ

上条「堂々と嘘吐くなよっ!?俺の人生の中でトップ3に入る軽さだし!」

フレンダ「そ、そんな事は無い訳よ?」

上条「ほー、右手に持ってるテープはどうした?何のために使うの?」

フレンダ「ま、ま、終わった話だし?人を疑うのは良くないって訳よ!」

上条「最初に疑ってきたのはお前の方だからね?しかもグリーンピース以外無実だし」

フレンダ「あたしを贔屓しなかったアンタが悪い!」

上条「なんだそのラノベのタイトルになりそうな台詞っ?」

フレンダ「……あー、んじゃね?彼女にしかしない事、してもいい訳」

上条「いやでもまだ昼間だし?」 シュルシュル、パチッ

フレンダ「とか言いつつ高速でブラを外すのはどうかと思う訳――んっ」 チッュ

上条「と言う割にはフレンダのここ、熱くなってるけど?」

フレンダ「んぅっ?もー、仕方がない訳ね」

フレメア「だっだいまー」 パタンッ

上条・フレンダ「」

844: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 12:01:33.63 ID:c9G3qwiU0
フレメア「あ、お姉ちゃんも帰ってたんだー?大体あれだよー、話もせずに飛び出すなんて、お兄ちゃんに失れ、い……」

上条「や、やぁ!」

フレンダ「お、お帰りー?」

フレメア「……はい、二人とも正座」

フレンダ「あたしもっ!?」

上条「ってか俺はそろそろ限界なんだが……」

フレメア「つべこべ言わない!早くするのっ」

上条・フレンダ「……はい」

845: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 12:02:22.46 ID:iW9LgqWb0
フレメア…

846: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 12:03:08.84 ID:c9G3qwiU0
――20分後

フレメア「そりゃね?私も二人が恋人同士なのは分かるよ?」

フレメア「でもね、もうちょっと責任と節度があったって良いと思うのね」

フレメア「大体二人ともきちんと避妊とかしてるの?」

フレンダ「し、してるわよ?」

フレメア「本当に?出来るのは良いと思うけど、二人とも学生なんだから、考えなくちゃいけないんだからね?」

上条「(……なぁ、フレメアしっかりし過ぎてないか?)」

フレンダ「(あたしの教育が良かった訳よね、うんうん)」

上条「(あぁアバウトな姉を持つと、下がしっかりする、と)」

フレンダ「(失礼ね!フレメアも結構抜けてるわよ!)」

上条「(否定するなら自分んトコにしろよっ!?)」

フレメア「あーもうっ、そうやってまた人の話を聞いてないし!」

フレメア「もう少しだけで良いから、麦野さんとか絹旗さんを見習ってよね?」

上条「いやー、フレメアは知らないけどあの二人も、なぁ?」

フレンダ「特に麦野は、うん。外面は良いけど、中身は腰ミノ穿いて斧持った人らと変わらない訳だし」

PiPiPi……

フレメア「『はい。あぁ、はい。大丈夫です!行きます行きます』」

フレンダ「あ、良かった。何か解放される流れみたい」

上条「しーっ」

フレメア「『では直ぐに。はい、失礼します』」 ピッ

フレンダ「麦野?」

フレメア「うん。何人かでいるけど、一緒に遊ばないかって」

フレンダ「そうなの?だったらあたし達も」

フレメア「お姉ちゃん達はウザいから来るな、と」

フレンダ「もう何年も一緒に戦ってる仲間へ対しての台詞じゃないわよねっ!?」

上条「……いやー、言われても仕方が無いかも」

フレメア「と言う訳で私はここで。二人とも私が居なくなったからって、無茶しないで下さいね?」

フレンダ「……うん。それはね、ちょっと反省してるって言うのか、うん」

上条「絶対信じて貰えないだろうけど、この流れにも入る前に色々あったんだよ……!」

フレメア「どうせまたお姉ちゃんを甘やかしたんでしょ?」

フレンダ「……あぁ、昔の可愛かったフレメアはどこ行っちゃった訳……?」

上条「絹旗と麦野の悪影響を受けまくってると思うんだ」

フレメア「まぁ、お説教はこのぐらいにしておきますけど――あ、そうだお兄ちゃん」

上条「ん、何?」

フレメア「……昨日の夜、とっても良い夢が見られました」 テレテレ

フレンダ「へー」

上条「あぁテメェっ!卑怯じゃねぇかなぁっ!?」

フレメア「それじゃごゆっくりー」 パタン

上条「い、いや違うんだ!俺は、俺は無実なんだ!」

847: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 12:04:24.58 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「……当麻、あたし、何を信じれば良いのか分からない訳!」

フレンダ「でも、あたしは分かってる!だって当麻の事は誰よりも知っているからっ!」

上条「……フレンダ!そっか、分かってくれるんだな!」

フレンダ「要は体に聞けば良い訳よね?」

上条「分かってなかったな!?何一つっ!いい話が台無しだよっ!?」

フレンダ「いやぁ?元々いい話って訳でも無かったような?」

上条「素に戻らないで?もうちょっと引っ張ろう?」

フレンダ「よっし!じゃまず寝室へ行く訳よねー」

上条「助けてっ!?」 ダキッ

フレンダ「――と言いつつも、お姫様抱っこで運んでくれる当麻が当麻だってトコよねっ」

上条「ち、違うんだ!これは体が勝手に一方通行のベクトルしてるんだ!」 モミモミ

フレンダ「てか左手が思いっきり揉んでる訳だし?」

上条「だーかーらっ!」


――数年後 自宅前 五分後

フレメア「……」

上条『……まず……一回目……』

フレンダ『うん……大好きよ……』

フレメア「……はぁ」

フレメア(ケンカって言うのか、ケンカっぽいイチャイチャって言うのか)

フレメア(周りには目の毒だよねー……にゃあ)

848: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 12:05:26.26 ID:c9G3qwiU0
――王立墓地。××年後。
 一つの墓の前で腰を下ろす二人の女性と一人の男性。

上条「……セイヴェルンさん、お久しぶりです。今日はお話があって来ました」

上条「いつだったか、フレンダさんとの関係を問われた時――あぁいや、問われたっても、友達が勝手に言ってただけですけど」

上条「俺は即答出来ませんでしたが、『何らかの形では守る』って言いました」

上条「その後色々あって、まぁ世界相手にケンカしたり、大した事はしていませんが」

上条「今日は答えが出たのでご報告に」

上条「――フレンダさんを俺に下さい」

上条「俺が生きている限り、命の限り守ります。絶対に」

フレンダ「……パパ、ママ。あたしもまぁ色々あった訳」

フレンダ「ずっと日の当たる場所に居た訳じゃないし……二人から怒られるような事も、しちゃってたと思うけど」

フレンダ「でも、ね?結局今のあたしを形作ってる、全部が全部その時からの積み重ねだって、そう思う訳よ」

フレンダ「もしも二人が居なくならなければ」

フレンダ「もしも学園都市へ来ていなければ」

フレンダ「もしもあの時当麻が居なければ、なんて色々考えるけど」

フレンダ「全部が全部ベストの答えを出した訳じゃないし、失敗もたくさんしたけれど」

フレンダ「それで、あたしは今、とても幸せよ」

フレンダ「フレメアが居て、好きな人が居て、あたしを好きだって言ってくれて」

フレンダ「結局それは幾つもの偶然、コイントスで裏が連続で百回出るような、奇蹟みたいな確率なのかも知れない」

フレンダ「もう一度、あたしじゃない誰かがしようとしても、失敗するかも」

フレンダ「けどね?だからこそ」

フレンダ「あたしは、あたしが今掴んでいる幸せを離すつもりはない訳。それは、絶対」

フレンダ「だから、安心して、ね?今まで見守っててくれてありがとう、そしてこれからはちょっとだけ安心して、ね?」

フレンダ「――あの、さ?」

上条「うん」

フレンダ「これからはずっと、家族としてヨロシクって訳よっ!」


――『フレンダ』アフター -終-


※来週は滝壺さん予定
「アフターって短くね?」とか思われるかもしれませんが、「アフター+ある意味」合計一人当たり16,000語オーバー(原稿用紙約40枚)です
本編最後の滝壺編は約64,440語なので、四人合わせれば同じ量……ノリと勢いだけの文は読みやすい、と

ちなみに『学園探訪』の方にも見えざる神の手(アンカー)によって、フレンダが調子に乗っているので読んで下されば幸いです

849: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 12:06:24.05 ID:iW9LgqWb0
乙したー!!!
学園探訪ももちろん見てるぜ!

850: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 12:49:47.40 ID:erRwJAlu0
乙!!
>>1最高だ!

851: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 12:55:32.28 ID:QnUPJLg90

デレデレのフレンダ可愛かった

852: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 13:07:49.51 ID:qva/XMoJo
あれ?あるいみアフターの時って
上条さんたち何歳だっけ…

853: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 13:11:33.10 ID:c9G3qwiU0
>>852
ある意味の方は全員現在なんですが、まぁアレがアレなのでお察し下さい

854: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 16:12:37.72 ID:3xzftquM0
超乙
フレンダ可愛い。みんな可愛い。
滝壺のも楽しみに待ってますね。

855: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 04:04:53.14 ID:1eaT6ALd0
フレンダ

856: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 08:34:25.41 ID:Ho43NFVd0
結局、ここの>>1はインデックスが嫌いなのだろうか……
終わる前に知りたいな

857: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 14:29:20.06 ID:1kXZeCpc0
乙でした!

858: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 00:47:02.94 ID:M8UQF5qAO
乙女学懐かしすぎ

859: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/17(月) 21:20:25.37 ID:G1C/74g10
フレンダ可愛いな
アニメのフレンダもフレ/ンダになるのか・・・(´;ω;`)

860: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/17(月) 21:22:25.75 ID:CDuC1Dfoo
>>859
そこまで話進まないだろう

861: 田中(ドワーフ) ◆7fp32j77iU 2013/06/18(火) 10:25:58.00 ID:53SUkl7P0
>>856
「>>1はインデックス嫌いなの?」みたいなご質問賜りましたが、答えと致しましては、

Q.あなたが自宅へ帰ってきたら、ベランダに人が倒れていました。さてその人はどんな人?
1.「禁書目録と呼ばれるシスター」
2.「超電磁砲と呼ばれる女子中学生」
3.「女教皇と呼ばれる巨乳」
4.「露出狂と呼ばれる爆乳」

の選択肢の内、1で満足できなかった方がこの板に集まってるんだと思います
要は優先順位の問題。嫌いじゃないですけど、まぁ取り上げる(わざわざSS書く)程じゃないかなーと
私がフィクションで嫌っている人物は『自分が仲間だと信じている敵』だけです
(PS3の順平、Canvas2の柳。お前ら最後の最後まで反省ゼロだよな、と。シャドウよりもイベントの順平の方が鬱陶しかった)

862: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:27:25.93 ID:53SUkl7P0


――『滝壺“ある意味”』アフター


863: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:29:22.17 ID:53SUkl7P0
――某国上空。学園特製非武装輸送機内、個室

 背中合わせで座っている二人

滝壺「……ありがとう」

上条「……なんだよ?」

滝壺「わたし達のために泣いてくれて、ありがとう……」

上条「泣いてなんかねぇよ!顔、見えないだろうが!」

滝壺「見えないけど、分からないけど」

滝壺「わたしはずっと、あなたを、みていたから」

上条「……」

滝壺「むぎのが、暗い所へ行きそうになった時、あなたは助けてくれた」

滝壺「きぬはたが手を離そうとした時、あなたは手を取ってくれた」

滝壺「ふれんだがあきらめそうになった時、あなたは勇気を見せてくれた」

滝壺「そして、わたしはあなたに居場所を作ってもらった」

滝壺「ね、泣かないで?わたし達、もういっぱいあなたから貰っている、から」

上条「……っ」

滝壺「どれ一つ、何一つ欠けても、こうはならなかった」

滝壺「あの日、かみじょうが間違って『アイテム』へ入って来なければ、むぎのは“新入りへ見せしめ”にする事なく、ふれんだをその場で殺していた」

滝壺「そうすれば『アイテム』は壊滅していたし、きぬはたもきっと一人で戦って、命を落としていたから」

滝壺「だから、ね?かみじょうはよくやってくれた、よ?わたし達なんかのために、傷ついて、戦って、涙まで流して」

滝壺「わたし達が辛いときでも、辛くて辛くて、たすけてーって言っても」

滝壺「世界中の誰にも届かなかった声でも、あなたはそれを聞いてくれた」

滝壺「楽しいときは一緒に笑って、辛いときには頑張ってくれて、そんなあなたを――」

滝壺「わたしはずっと、みていた、から」

上条「……ありがとう」

滝壺「どうしたしまして……うん」

864: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:31:04.02 ID:53SUkl7P0
上条「……」

滝壺「……」

滝壺「……あの、ね?わたしの『能力追跡』じゃ、かみじょうは感じられない」

上条「あぁ、右手で打ち消しちまうしな」

滝壺「だからこうして」 ギュッ

上条「ちょっ!?胸、当たってる!」

滝壺「『あててんのよ』?」

上条「フレンダだなっ!?女性誌かレディコミ片手に余計な事言ったんだろ、なぁっ!?」

滝壺「ううん、きぬはた」

上条「最年少に焚きつけられるのってどうなんだよっ!?」

滝壺「かみじょうは、いいこ」 ナデナデ

上条「あ……」

滝壺「いままでがんばってくれた、だから誉める」

上条「……っ」

滝壺「居て、いいんだよ?ここに」

滝壺「あなたが望んでくれるのなら、くれなくたって。わたし達はあなたの味方だから」

上条「……」

滝壺「不幸だって、かんけいない。それが、それだってかみじょうの一部なんだから」

上条「……そんな個性、嫌だけど」

滝壺「わたしは、それでもいい」

上条「……物好きだな」

滝壺「うん」

上条「悪い男に騙されるぞ?」

滝壺「じゃ、守って……?」

上条「俺が?俺でいいのか?」

865: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:32:45.58 ID:53SUkl7P0
滝壺「……あの、ね?」 ナデナデ

上条「……ん?何で冷静?」

滝壺「でもない。とくんとくん、どう?」

上条「あー……うん。すっごいドキドキしてるけど」

滝壺「……うん、かみじょうは?」

上条「そりゃまぁ、うん、色々な意味でしてる、けど」

滝壺 ジーーーッ(ジャージのチャックを下げる)

上条「えっと……」

滝壺「やめろ、って言わない、の?」

上条「よ、予想外におっきくて、うん」

滝壺「むぎのに『むだにおおきい』って誉められた事がある」

上条「無駄じゃないよっ!大切だものっ!」

滝壺「やっぱりかみじょうはおっぱい属性、と。めもめも……」

上条「待って!その情報を知って得する人は居ねぇぞ!?」

滝壺「そう、かな?むぎのはよろこぶと思う」

上条「気持ち悪がられるだけだっ!」

滝壺「……んー」

上条「な、なに?」

滝壺「いいほうほうがある」

上条「口止めするだけのカネはないぞ。いやマジでっ」

滝壺「物理的にしゃべれなくすれば、いい」

上条「……暗部的な話か?そういうのはちょっと」

滝壺「そうじゃなくって……」 グッ

上条「あのー……顔、近いんですけど……?」

滝壺「物理的に、しゃべれなくすれば、いい?」

上条「……つまり、口を塞げ、的な?」

滝壺 コクコク

上条「ん」 チュッ

滝壺「んー……んん……ぢゅる……ちゅる……んんっ!」

滝壺「……はぁ、うん。この程度じゃ、しゃべっちゃう、かも?」

866: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:34:54.28 ID:53SUkl7P0
上条「塞がないと、いけないんだよな?」

滝壺「うん――ちゅぷ……くぷ……」

滝壺「あぅ、やっ!くぷ……」

滝壺「ちゅちゅ……ちゅば……ちゅぷ……」

上条「……どう考えても、俺が得しかしてない気がするんだが」

滝壺「きのせい。これはあいてを黙らせるために、ひつよう」

滝壺「ちゅっ、んっ」

滝壺「ちゅぶ、くぷ」

滝壺「ん……ちゅば……くぶっ、ちゅ、」

滝壺「くぶっ、んんっ、ぢゅる、ちゅる」

滝壺「んん……んっ!ちゅるっ、くぶ」

滝壺「や、ぢゅる……くぶっ」

滝壺「んんっ、ぢゅる、ちゅる、んん……」

上条「……ぷは、つーか積極的過ぎる!」

滝壺「……ひきょうな事を言う、と思う」

上条「滝壺……?」

滝壺「わたしは、こわい」

上条「怖い、って俺かが?」

滝壺「これから、どうなるのとか、ぜんぶ」

上条「それは!」

滝壺「『体晶』を使ったのは後悔してない。多分かみじょうがするように、わたしも無茶をする。それは、ぜったい」

滝壺「けど、だからって不安がないわけじゃない」

滝壺「そうからどうなるのか、とか、どうなっちゃうのか、とか」

滝壺「ふあんで、不安でっ……!」

上条「……あぁ」

滝壺「『アイテム』のだれかがいなくなるとか、かみじょうが黙っていっちゃうとか」

滝壺「わたしはこわい、よ」

上条「……そか。そうだよな」 ナデナデ

上条「自分が無理をするからって、他人を失う痛みに耐えられるか、ってのは別の話だ」

867: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:37:28.25 ID:53SUkl7P0
滝壺「うん、うんっ」

上条「思ったんだけど、俺と滝壺って似てるよな」

滝壺「おんなたらしじゃないよ……?」

上条「うん、後でフレンダはぶっ飛ばすとして、そうじゃないんだ。なんつーかな」

上条「『他人のために自分を賭けられる』って所が」

滝壺「……」

上条「……もしかしたら、俺は楽な道を選んできたのかも知れない」

上条「一人で戦うのは……辛いけど、誰かを巻き込むのは、俺の好きな人達が傷つくのはもっと辛くてさ」

上条「だから、って訳じゃないけど。まぁあんまり他人を当てにしなかったんだ」

上条「でもさ?それも、俺の友達から見たら『ふざけんなよ!』って話」

上条「滝壺が俺に教えてくれた」

滝壺「わたしは、わたしの出来る事をして、いばしょがほしかっただけ」

上条「それでもだよ!俺は滝壺が一人で苦しんでるのは、もう見たくないんだ!」

上条「俺の友達が居てさ?そいつがボロボロになって帰ってくる俺を見て、いつも『どうして自分を頼りにしなかったんだ』って怒るんだよ」

上条「滝壺に俺が何も出来ないのって、あぁ同じなんだろうな、って」

滝壺「……むずかしい、ね?」

上条「あぁ、難しいよな」

滝壺「なきたくなるぐらい相手が大事で、その人の代わりに戦おうとして」

滝壺「でも逆に傷ついて帰れば、その人の心を傷つけてしまう」

上条「……それは、嫌だよな」

滝壺「でも、けど、だから」

上条「滝壺?」

滝壺「わたしは、このむねの痛みが、誇らしい」

上条「どういう意味だ?」

868: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:38:06.44 ID:7EP3Jw1F0
今週は滝壺のターン!!

869: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:39:05.40 ID:53SUkl7P0
滝壺「大切ななかまを守るために、大切なひとを護るために、きずつくのは勲章」

上条「バカっ!そんな訳あるかっ!そんな、自分を犠牲にしてまで――その、仲間が喜ぶ訳がねぇだろうがっ!」

上条「生きてくれよっ!滝壺、お願いだからっ!」

上条「もっと俺達とバカやってり遊んだりしようぜ!なぁっ!?」

滝壺「できれば、そうしたい。でも、わたしはみんなを守るためなら、なんだってする」

滝壺「それは、かみじょうも、おなじ」

上条「そうだけど!」

滝壺「だから――だからこそ、わたしは、あなたと一緒に生きたい」

滝壺「最期まで、上条と」

上条「……頑固だよなぁ」

滝壺「おたがいさま、だと思う」 ウンウン

……

上条「……ほんとに上でいいのか?初めては痛いって聞くけど」

滝壺「んー……カン……?」

上条「まぁ、いいけど。あぁイヤイヤ良くないけど、うん」 チュッ

滝壺「ぢゅる……ちゅぶ……ぺちゃ、ぴちゃ……ちゅば……」

滝壺「ちゅぷ……ぺちゃ……ぴちゅっ!」

滝壺「ちゅば……ちゅぷ……ぺちゃ……」

滝壺「ぴちゅ……んっ、ちゅぷ」

上条「……超エロいですね。ジャージからこぼれるおっぱいが特に」

滝壺「お化粧とか、した方がいい……?」

上条「したいならすればいいと思うけど――俺は滝壺がいい」

滝壺「『いまじんぶれーかー』がはたらいてない……っ!?」

上条「え、どういう事?折角の殺し文句が臭かったって事?」

滝壺「気をとりなおして、うん……!」

上条「釈然としないけど、行く、ぞ!」

ズ、ズズズッ

滝壺「――っく!」

上条(滝壺痛そ……あれ?) ゾクゾクッ

滝壺「……ぁんんっ、かみじょう……?」

上条「ん、いやなんでもない」

滝壺「いたい、から。まだちょっと動くのは」

上条「大丈夫だって。俺はこのままでも充分――んんっ?」

870: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:40:08.90 ID:53SUkl7P0
滝壺「くぶ……ん……ぢゅる……ぢゅる……ちゅぶっ、」

滝壺「んん……ん……ちゅるっ!くぶ……や……」

滝壺「ぢゅる、くぶ……んん……」

滝壺「ぢゅるっ、ちゅぶ……んん……ん……」

滝壺「……ぁぅ」 モジモジ

上条「……あのー?」

滝壺「ごめん、動くね……?」

滝壺「ひゃう……やん……あぁ……」

滝壺「あんっ、ふぅ、んぅ……」

滝壺「あぅ……はぁ……やんっ!」

滝壺「んふぅ……あん……ひゃう……んう……」

上条「くっ!?早いって!」

滝壺「わからなくって、とま、らないっ!」

上条(あれ、もしかして)

滝壺「んぅっ、んぁ、はぁ」

滝壺「ふぁはっ、んく……あああ、ひゃうっ」

滝壺「や……んぁ、あふっ」

滝壺「ふぁはっ!んぅ、あああ」

滝壺「はぁっ!や……んくっ」

上条「」

上条 チュッ、コリコリ

滝壺「やっ、んうっ!あふっ!」

滝壺「はぅっ、んっ、んふぅっ、うぅ……」

滝壺「ふっ!んうっ、あぁ、だめっ」

滝壺「ひゃ、ふぅ……んんっ!?」

滝壺「あぅっ、ふっ、やん、おっぱい、だめっ!」

上条(もしかして滝壺って?)

滝壺「あん……ふぅっ!?んぅっ!あぅっ、はぅ」

滝壺「やん、んふぅっ!?あんっ!ひゃうっ、んうっ、んぁ」

滝壺「はぅ、ふぁはっ!んふぅっ!あぅっ、ひゃう、やん」

滝壺「んぁ……あんっ!ふぅっ……か、かみじょう?」

上条「思ったんだけど、滝壺って――エロい?」

871: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:41:25.10 ID:53SUkl7P0
滝壺「ち、ちがっ……!」

上条「いやでも」 グッ、ググッ

滝壺「んくっ、あぁっ!?ひゃっ!?」

滝壺「ふぅっ、んんっ!あふっ!ふ、んっ!」

滝壺「あぁ……うぅっ、やっ、んう……あふ、はぅっ」

滝壺「んっ!?んん、うぅっ、ふっ!?んうっ!?あぁっ」

上条「全力で感じてるよな、うん」

滝壺「そうじゃないっ、かみじょうがわるい……!」

上条「……そっかぁ?でも、滝壺はのこっちは」 ギュッ

滝壺「あふっ!ふ、んっ!あああっ!?」

上条「ってなってるんだけど?」

滝壺「そ、れはどーていがねちっこく責め――んんっ!?」

滝壺「ちゅ、ぢゅる、ちゅぶ……んんっ!んっ」

滝壺「ちゅぶ、くぶ、ん……ちゅっ!」

滝壺「ぢゅるっ、ちゅぶっ、んん、ん」

滝壺「ちゅるっ!くぶっ!んっ、ぢゅるっ」

滝壺「ちゅぷぅ……ちゅる……ぢゅるっ!はぷっ」

滝壺「ちゅぴ、ちゅぅぅぅぅぅぅ、あぅっ!?じゅぷっ!」

滝壺「じゅるるっ、ちゅるるるっ、ちゅぱっちゅぴ、ちゅぶ」

滝壺「ちゅばっ!んぷっ!ちゅぅぅっ」

上条「よーし、それじゃ取り敢えず一回行ってみよっか」

滝壺「ふっ、んっ、あぁっ!うぅ、ふぅっ、んうっ!」

滝壺「あふ……はぅっ、んっ、んふぅ……うぅ、ふっ!」

滝壺「んうっ!?あぁ、はぅっ、ふぅっ!?んん、あぅっ」

滝壺「ふっ!やん、あぁっ、うぅっ!ふぅ……んうっ」

滝壺「あぅっ!はぅっ!ん、んふぅっ!うぅっ!?ひゃう」

滝壺「ひゃっ、んぅ、んぁ……はぁっ!?ふぁはっ!」

滝壺「んくっ、あああ、ひゃう、やっ!?んぁっ!あふっ、ふぁはっ」

滝壺「んぅ、あああ、はぁっ!やっ!んくっ、あん」

滝壺「ひゃ、んぅ……んんっ!はぁっ、ふぁは、んく」

滝壺「あああ……ひゃっ!?やっ、んぁっ、あふ、ふぁは」

上条「最後はキスしながら」 チュッ

滝壺「んんっ、んっ、ちゅる、くぶ、やっ!」

滝壺「くるっ!きちゃ――んんんぅぅぅぅぅぅぅぅっ!?」

872: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:43:21.51 ID:53SUkl7P0
――某国上空。学園特製非武装輸送機内、個室……の、隣の個室

麦野「……あー」

絹旗「え、っと、ですね」.

フレンダ「……キツいわねー、うん。ホントっにキツいわー」

麦野「ってか?幾ら輸送機たって旅客機じゃないのよね」

絹旗「会話ぐらいは聞こえませんけど、あの声は超響いてますし」

フレンダ「壁パンしようにも絹旗がアレ過ぎてツッコミをためらう訳だし。いやー、あんなおっきな声出せた訳か」

麦野「ってかアンタ達、どうしてこの部屋に集まってんのよ?」

絹旗「それは超気になるじゃないですか」

フレンダ「麦野だけピーピングしようっての!?」

麦野「黙ってろ淫乱ゴールド。まぁ最悪を考えたら邪魔する訳にもいかないか」

絹旗「ってか超公認なものだとばかり」

フレンダ「あ、はーい!それあたしも思ってたー!」

麦野「まさか。何を根拠に?」

フレンダ「カミジョー角部屋で隣ケルベ――麦野って配置が!」

麦野「取り敢えずアンタは次の戦闘で使い潰すからね?……別に考えた訳じゃないわよ」

絹旗「ですかね。じゃ、超しょうがないですし」

フレンダ「二人とも何で分かり合ってんの――分かった訳!」

麦野「絹旗、ツッコミの用意を」

絹旗「超了解です」

フレンダ「実は二人はクロコるほどに肉体で通じ合っ――」

絹旗「ふんぬっ」

バスッ!

フレンダ「そげぶっ!?」 パタッ

麦野「……フレンダったら疲れてたのね?見て、こんなにグッスリと眠ってるわ」

絹旗「いや、流石に今から超母性的なポイント稼いで、女子力上げるとか超無理ですから」

873: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:44:45.94 ID:53SUkl7P0
麦野「やっぱこういう時に必要なのかしらね、女子力?」

絹旗「やっぱ超アレじゃないですかね。包容力的な」

麦野「滝壺脱いだら結構凄いのよね、胸」

絹旗「あー、はいはい。超好きそうですもんね」

麦野「……」

絹旗「……」

麦野「ケジメとして殴ろっか。そういやアタシ、最初ん時にそげぶ一回分の貸しがあるんだったわ」

絹旗「わたしは……ありませんが。まぁ超ケジメって事で」

麦野「『悪い男に騙された』ってのはどうよ?」

絹旗「あー、超良いですねー。それを採用しましょう」

麦野「だよなぁ。ぶん殴られてもおかしくない事はしてるわよね?」

絹旗「えぇ、そりゃもうっ……って、ふと超思ったんですが」

麦野「何よ」

絹旗「本当に悪い男だったら、最後まで超騙しきりますよね?」

麦野「って事は」

絹旗「女運が超悪い、としましょうか」

874: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:46:09.32 ID:53SUkl7P0
――某国上空。学園特製非武装輸送機内、個室

上条「えっと、ですね?」

滝壺「……せいざ」

上条「……はい」

滝壺「いいたい事は……?」

上条「……ごめん。本当にごめん」

滝壺「……調子に乗って抜かずに三回したのはだれ?」

上条「……はい、俺ですね。ごめんなさい」

滝壺「……のりのりで言葉ぜめを始めて、最後の方は『えっちなりこうちゃん』って言わせたのはだれ?」

上条「……はい、それも俺ですね。ごめんなさい」

滝壺「……もう一回もう一回って、初めてなのに12回もねだったのはだれ?」

上条「いやそれは滝壺さん――じゃないですよねっ!?俺ですよねっ!ねっ!?」

滝壺「まったくかみじょうは……しかたがない」

上条「この件に関しては共犯だと思うが」

滝壺「……でも、いい。二人だけの秘密」

滝壺「『アイテム』は仲間だけど、これぐらいの秘密はあってもいい……」

滝壺「でも、わたしがしゃべっちゃうかもしれない……その時は」

上条「その時は?」

滝壺「くちをふさいで、ね?さっきのやり方で」

上条「あぁ……そろそろ、着くかな」

滝壺「……かみじょう、その前に、聞いていい……?」

上条「……うん?」

滝壺「わたしの、わたし達の居場所にあなたはなってくれたけど……」

滝壺「あなたの居場所は、一体どこにある、の……?」

上条「……」

滝壺「だから、その、ね……」

上条「あのさ。良かったら、でいいんだけど」

滝壺「……うん」

上条「俺はバカだから、つーか目の前に助けてって言ってる人が居たとしたら、考えずに突っ込むと思うんだ」

滝壺「……ばかだもんね」

上条「ちょっとは否定してくれてもいいと思うんだが……まぁ、それは変わらないし、変えられないと思うんだよ」

上条「滝壺が言ってたように、俺達は似てるからこそ理解出来るんだし」

滝壺「うん」

上条「けど、何処へ行ったって、誰とケンカしたって――」

上条「――滝壺の所へ戻ってくる、ってのはダメかな?」

滝壺「え、えぇっと……?」

上条「俺の居場所になってくれないか?」

滝壺「……はい」

上条「よろしく」

875: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:47:32.24 ID:53SUkl7P0
滝壺「これでわたしルート確定」

上条「いきなり何の話だっ!?」

滝壺「よかった……四番目だから、他の子のルートへはいると選択肢すらでない」

上条「滝壺ってたまによくわからない事を言うよね?エロ×脳なの?」

滝壺「え、おさななじみの大半は付き合ってるんじゃないの……?」

上条「だったら少子化問題は解決済みだっ!そもそも同性だったらどうするつもりだっ!?」

滝壺「きらいじゃない……『かみいち』というじゃんるもある……!!!」

上条「俺が見た滝壺の中で、ベストに入るぐらい強い口調で断言されてもな。内容は怖いから聞かないけど」

滝壺「あといもうとはおにいちゃんが大好き」

上条「それってあれだよね、性的な意味も含まれてる、つーかそっちがメインだよな?」

滝壺「『おれい○』もそんなかんじだったし……?」

上条「あのラストは、まぁあんなもんじゃないかな。ゲームの方で補完されるっぽいし」

滝壺「でもあれ、くろね○が『おにいちゃん』って呼んでれば、らすとは違ったとおもう」

上条「うん、そろそろ控えような?立場とか立ち位置とか、色々あるから」

滝壺「……ごめん。はずかしくて」

上条「わかるけど」

滝壺「あ、さっき『待ってる』っていったけど、ほんとうにまってるから……」

上条「ん?あぁ」

滝壺「何カ月でも何年でも、帰ってくるまで、ずっと……」

上条「あ、あれ?もしかしてこの子病んでるの?ちょい前に流行ったヤンデレなの?」

滝壺「ふれんだといっしょにみーとぱい作ってる……」

上条「フレンダは許したげて!?巻き込まないであげて!?」

滝壺「……冗談」

上条「だ、だよな?ミートパイの具材が何か突っ込まなくて正解なんだよな?」

876: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:49:31.67 ID:53SUkl7P0
滝壺「でも、ね?しあわせの形は色々あったって良いと思う」

滝壺「それが、帰ってこないと分かってる人を待つのだって」

上条「それも後ろ向きだと思うけどな」

滝壺「……だから、一緒に待っててくれる人が欲しい」

上条「フレンダは許してあげて?幾ら友達だっつても」

滝壺「こどもが欲しい」

上条「……はい?」

滝壺「そうすれば、寂しくない。うん、それがいい。決定」

上条「あの、否定するつもりはないけど。早くないですかね?」

滝壺「だいじょうぶ」

上条「うん、それは冗談って意味の大丈夫だよね?」

滝壺「一生わたしが養うから」

上条「論点が違うよねっ!?つーか金は結構あるんだっけチクショウっ!」

滝壺「……一生、苦労はさせない、よ?」

上条「……うん、男としては素直に喜んじゃいけないんだけどな。でも『そ、それじゃ甘えちゃおっかなー?』的な俺がいるんだよ!」

滝壺「とつきとうかごをお楽しみに……!」 ブィッ

上条「Vサインしない!そりゃ楽しみにするけども!」

滝壺「……あ」

上条「何?」

滝壺「たいせつな事を忘れていた」

上条「まだなんかあんの?そろそろ俺のチキンハートがヤバいんだけど」

滝壺「好きだ、って言ってなかった」

上条「今更っ!?」

滝壺「ん、んんっ……こほん」

滝壺「ありがとう。わたしの居場所を守ってくれて」

滝壺「ありがとう、わたしの居場所になってくれて」

滝壺「わたしはそんなかみじょうが――好き、です……!」


――『滝壺“ある意味”』アフター -終-

877: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:50:47.33 ID:7EP3Jw1F0
乙ー!!
ミートパイの中身はサバだよね、ミート(肉)じゃないけど。

878: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:52:15.90 ID:53SUkl7P0


――『滝壺』アフター


879: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:53:41.39 ID:53SUkl7P0
駅前の喫茶店 エリザリーナ攻防戦から半年後

上条「たっだいまー」

滝壺「まー」

絹旗「あー超お疲れ様です」

麦野「お帰りー、早かったわね」

フレメア「にゃあ」

上条「あー、基本問診だけで済んだし。あ、これお土産のマカダミ○チョコ」

絹旗「はぁ、超どうもです。エリザリーナ独立国からのお土産かこれ、ってのもどうかと思いますが」

フレメア「にゃあ、私は嬉しいのだ」

滝壺「やっぱりましょとーりかの方が良かった……?」

麦野「どっちもどっちでしょうが。そんな事より結果の方はどうだったの?」

滝壺「……ざんねん」

絹旗「超マジですかっ」

滝壺「にんしんは、まだみたい」

絹旗「……超殴りますよ?」

滝壺「ふっ、きぬはたの腹パンを喰らったら、わたしは致命傷……それでも出来るかな……?」

上条「やめなさいお前ら。後、絹旗はこっちを狩人の目で見るんじゃない!俺は無関係だ!」

麦野「連帯責任、って言葉もあるわよね」

上条「俺の辞書にはそんな意味では載ってないっ!」

フレメア「にゃあ、チョコ食べていーい?」

滝壺「いい、よ」 ペリペリ

上条「まぁ見ての通り、というか見たまま、っていうか取り敢えず問題は無い。『体晶』で失った体力とかも、徐々に回復してるんだと」

絹旗「それは超重畳」

麦野「あんたそれもう口癖じゃないわよね?滝壺はいっつもあんま動かないから、よく分からないけど」

絹旗「昼間のカブトムシのように超スローですからね」

滝壺「うん」

上条「ちょっとは怒ろう?友達に対する台詞じゃないし……で、次はまた半年後に来なさいって」

880: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:56:01.46 ID:53SUkl7P0
麦野「直通便があるから、そんなに疲れないのは良かったけど」

絹旗「何だかんだで魔術サイドへ対する超橋頭堡ですよね」

麦野「それだけの投資したんだから、回収するのは当然って話だわ」

上条「いやでもロシアとしちゃ厄介だと思うし、学園都市の戦力――と言うか武器供与があった方が独立国としても有り難いんじゃ?」

麦野「それも当然よ。他の国がどう思うかは別として、だけど」

絹旗「見方を変えれば超テロリストですからね。国同士のパワーゲームの上に揺れてる木の葉であるのは、変わりがありませんし」

滝壺「……おいしい?」

フレメア「あんまり」

滝壺「……このガキ……!」

麦野「――って言う具合に『アイテム』の中でも諍いが起きてる訳だし。地球市民なんてのはサギよね、ほんと」

絹旗「『友好』ってのは本来、『平和』の一手段に超過ぎませんからね。下手に独立国が八方美人するより、特定国と通じていた方がまぁ?」

上条「お前ら見てないで助けてよ!?理后さんとフレメアさん引き離すの手伝って!」

麦野「はーい、それじゃ『アイテム』の依頼のお話をしまーす」 パンパン

滝壺「……はーい」

フレメア「にゃあ!」

上条「あれ?どうして麦野の言う事は聞くの?」

滝壺「ざんねん、とうまは交渉すきるをもってない」

絹旗「CP超どこに遣っちゃったんでしょうね?あっ」

上条「『あっ』てなんだ、『あっ』って?」

麦野「今回の仕事は学園側じゃなくって、アンチスキルからの依頼よ」

上条「珍しいな。また『新入生』絡みか?」

麦野「いいえ人捜しよ。相手は――学園第二位、垣根帝督」

絹旗「あー……超言われてみれば、あー」

滝壺「あれ……?でも」

フレメア「にゃあ?」

上条「あいつ今失踪してんのか!?つーか最後に会ったのっていつだっけ」

絹旗「エリザリーナから帰ってきた後、全員で超打ち上げしましたよね。その時以来超見てません」

麦野「あたしも右に同じく」

フレメア「だれ?」

上条「フレメアは置いとくしても、俺もそうだな。まぁ接点が無いから分からないけど」

滝壺「いま、いるよ?そこに」

上条「だよなぁ。捜さないと――って今、なんて言った?」

絹旗「居る、とか。超空耳ですよね?」

881: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:57:17.86 ID:7EP3Jw1F0
フレンダ消えてるー!!?

882: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 10:58:36.11 ID:53SUkl7P0
滝壺「あってる。だいにい、そこにいるし」 ピッ

フレメア「にゃあ?」

麦野「フレメアの隣の席……幽霊的な話?」

上条「やめろよぉぉっ!?俺そう言うの苦手なんだからなっ」

絹旗「むしろ得意なものがあるのかと超小一時間。あ、寝技以外で超お願いします」

麦野「それ、結構時間とられそうよね」

滝壺「とうまの悪口はいくない」 キリッ

上条「理后っ、味方は一人だけだよな!」

滝壺「いがいとねちっこく、えっちの時に攻めてくる……!」

上条「全員敵かよっチクショウっ!」

麦野「んで?どういう意味なの、本当に拡散力場しか見えないとか?」

滝壺「ううん、ちがう。だいにいの拡散力場がある」

絹旗「超間違えないんですか?」

滝壺「いつ敵に回るかも、分からなかったから覚えておいた……あと、正確には、それ」

上条「フレメアのボディバックからはみ出ている。これ、携帯用のストラップ、か?」

絹旗「もしかして『これ』ですか?」

滝壺「うん、その『白いかぶとむし』から、だいにいとおなじ電波がとんでる」

白いカブトムシ『……』

ゴゴゴゴゴゴゴゴッ

フレメア「にゃあ?JOJ○みたいな書き文字が飛んでるのだっ」

麦野「……白い、わよね」

絹旗「そりゃもう、はい。超白いですよね」

上条「白いよなぁ、ほんとに」

フレメア「にゃあ?」

白いカブトムシ『……』

麦野「なーんか思い出すよなぁ、アタシをボコった『未元物質』とかねぇ」

絹旗「あー、超ありましたっけ。『未元物質』もこんなに超白かったですよねー」

上条「あったよなぁ、『未元物質』」

フレメア「あ、カブトムシさんが汗かいてるのだ」

白いカブトムシ『……』 タラーッ

上条「なぁフレメアこのストラップ、っていうか、この色んな意味で気持ちの悪いカブトムシ、どこで手に入れたんだ?」

フレメア「駅前のハン○買った、にゃあ」

麦野「えっと、フレメア?良かったらでいいんだけど、このクソカブトムシ、譲って貰えないかしら?」

フレメア「にゃあ。お店の人が『あれ?こんな商品入れたっけ?』って言う程のレアものなのだ」

上条「頭の緩さが遺伝してるぞフレンダ!」

883: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 11:01:26.30 ID:53SUkl7P0
絹旗「あぁこのお兄ちゃんが新しいの超買ってくれるそうですよ、ね?」

フレメア「いいのだ!」

滝壺「このガキ……っ!」

上条「せめて俺の了解取ってからにしろ!あと滝壺はどうしてフレメアに拘るんだ!?」

フレメア「あ、ごめん。待ち合わせの時間なのだ、にゃあ!」

絹旗「ではこのカブトムシ、超貰いますね」 ブチッ

麦野「車とセロリには気をつけなさいね?」

フレメア「はーいっ!」 カランコロンッ

麦野「――はい。ではこのカブトムシ、いえ『垣根・ペド野郎・虫未満』、略して『カペドムシ』の仕分けを始めたいと思います」

絹旗「あれあれ?上条の能力って超なんでしたっけー?」

滝壺「いのうの力全般を打ち消す、んだよね」

上条「そだな。『右手で触れた異能を打ち消す』んだな?」

白いカブトムシ『……』 ブルブルブルブル

麦野「……あっらぁー?バイブ機能かしらね」

絹旗「最近のストラップは超ハイテクなんですねー、流石学園都市っ」

上条「悪い事は言わないっ!さっさと自白しろ――垣根!」

白いカブトムシ『……』

白いカブトムシ『――こ、ここはどこだっ!?まさか敵の魔術師の攻撃か!?』

麦野「あーごめん。そう言うのいいから」

上条「あとそれ俺の持ちネタだから」

白いカブトムシ『やぁ上条君、お久しぶりですね』

上条「そんな口調聞いた事ねぇぞ!キャラ違うし!」

絹旗「ハル○の小○君口調ですね」

滝壺「なかのひとの名前を、『気持ち悪い』で検索してはいけない……」

白いカブトムシ『いや偶然じゃねぇかな?他人のそら似的な?』

上条「いや俺お前の『未元物質』以外に、そんな白くて不思議生物つったら一方通行さんぐらいしか知らねえもの」

麦野「てか何やってんのよ?能力使って何やらかしてくれてんの?」

白いカブトムシ『いやぁ自主的な警備行動的な、ね?』

上条「犯罪だよね?女の子のプライベート覗こうとしてる変態だよね?」

白いカブトムシ『カブトムシだけに?』

上条「あんまナメた事言ってると、そげぶするよ?」

白いカブトムシ『い、いや待て待て!これには深い事情があるんだよ!』

上条「事情って――もしかしてフレメアが本当にストーキングされてるとかかよ!?」

白いカブトムシ『ぁっ』

白いカブトムシ『そうだよ!だから俺は――』

麦野「うん最初に『あっ』つった時点でもう色々とダメだからね?」

上条「あーもう面倒臭いなー、幻想殺しちゃおっかなー」

白いカブトムシ『分かったよ!聞けばいいじゃない!納得するまでさ!』

884: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 11:03:04.12 ID:53SUkl7P0
絹旗「喫茶店で喋るカペドムシが超開き直る、って凄い絵面ですね」

滝壺「ん、ほぞんほぞん」 パシャッ

白いカブトムシ『あの、喋るから「カペドムシ」はやめてもらえませんかね?地味に心が痛いんだ』

滝壺「こんなすがたになっても、人の心は残っているなんて……!」

上条「台詞は感動的だけど、実態はゴミ以下だからな?」

上条「つーかお前何やってんの?エリザリーナから帰ってきて、打ち上げやったよなぁ?」

白いカブトムシ『おー、白モヤシが無理矢理女装させられてたなー』

麦野「その後消息不明って聞いてんだけど。下手踏んで地下に潜ったとか?」

白いカブトムシ『いや心理定規にバラされた』

上条・麦野・絹旗「……」

滝壺「あいするがゆえに?」

白いカブトムシ『どーかなぁ?しこたま酔った所をだな。バールのようなもので、こう』

上条「説明は要らない!聞きたくもねぇし!」

白いカブトムシ『あ、ちなみに「バールのようなもの」つっても、ベルゼブブやイシュターとかじゃないぜ?』

絹旗「えぇ、それは『バアルのようなもの』ですからね?てか、その小ボケを超挟む必然性ってありましたか?」

白いカブトムシ『んでまぁ、バラバラにされたけど、放って置きゃ再生したんだが』

麦野「凄いわねアンタ。人間やめてるよな」

上条「……もうやだこの学園……!デタラメすぎるモノっ!」

滝壺 ヨシヨシ

白いカブトムシ『んが、失敗した』

絹旗「どういう事ですか?」

白いカブトムシ『体の精製やってのがバレて、またバラされた』

上条「病みすぎだろ……ってかお前そこまで追い詰めるぐらい、何やったの?」

白いカブトムシ『いやホント今でも分からねぇよ!マジで手とか一切出してねぇし!』

絹旗「逆にそれが超原因なのでは?」

麦野「あー、アタシの近くにも刃傷沙汰でアナザヘブ○されそうな男の人知ってるわー」

上条「見るなっ!こっち見るなよぉっ!」

885: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 11:04:34.09 ID:53SUkl7P0
白いカブトムシ『まぁ、気がついたらバラされた一体一体が俺になってた、って話だな』

上条「……何でカブトムシ?何で昆虫なの?」

白いカブトムシ『最後に見たのがムシキン○とかそう言う理由じゃね?』

上条「アバウトな生き物だよな。生き物、か?」

白いカブトムシ『生きてるよ!……多分!』

上条「事情は分かった――でも、それがどうして学園生のストラップになってんの?」

白いカブトムシ『……』

白いカブトムシ『……カルマ、かな?』

白いカブトムシ『例えば原罪ってあるよな?アレと一緒だ』

白いカブトムシ『人が生まれながら背負った罪、俺達はどこまでも追い続けなければいけないんだよ』

絹旗「はい、つまり『小学○のストラップに超なりたかった』って事ですよね?」

白いカブトムシ『身も蓋もない表現をすれば、そう、かな?』

上条「最初っからどこにもねぇからな?ゴミみたいなオチだからね?」

白いカブトムシ『ゴミみたいな命でも、俺達は懸命に生きているんだ!』

麦野「それっぽく言っても、アンタがやってる事は人間椅子の域を出てないからね?変態は変態だから」

滝壺「とにかく、かいけつ、ぶぃっ」

上条「いやーこの節足動物突きだして『垣根です』ってのは流石に無理が」

麦野「それで?アンタはどうしたいの?本体捜すってんだから協力しなさいよ」

白いカブトムシ『面倒じゃね?』

上条「頭の中身もカブトムシ相当になってるよね、確実に」

麦野「聞いたと思うけど、アンチスキルからアンタの本体捜せって言われてんのよ。さっさと案内しなさいな」

白いカブトムシ『いや、マジ知らない。神と幼女に誓ったっていい』

上条「隠そうぜ?折角俺達があえてその部分に触れないようにしてきたんだから!」

滝壺「すきなものはすきだからしょうがくせ○」

絹旗「スルーする所でしたが、途中から超問題発言に切り替わってますよね?」

白いカブトムシ『まぁそんなこんなで俺はそろそろお暇しようかなー、なんて』

麦野「あ、そうだ。その前にちょっと聞いて良いかな?」

白いカブトムシ『おうよっ!俺い疚しい所はないぜっ!』

上条「お前つい数分前までストラップに偽装してたよな?存在の意義自体が疚しいよね?」

麦野「記憶の同期とかどうやってんのよ?もしかしたらそれで本体の場所とか分かるんじゃ?」

白いカブトムシ『アップデートは月一、最初の日曜の深夜にやってるみたい。そん時は前後の記憶が飛ぶし?』

麦野「そっかぁ。それじゃ次は小学生の自転車のサドルに生まれ変わると良いわね?」

白いカブトムシ『おうっ!……ぉぅ?』

麦野「よいしょっと」

ジュッ

白いカブトムシ『』 サラサラサラサラッ

絹旗「あー、低出力の『原子殺し』でも超いけますね」

886: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 11:06:08.12 ID:53SUkl7P0
上条「おいっ!?殺しじゃないのかっ!」

麦野「どう見ても能力が暴走してるに決まってんでしょうが。つーか生存欲よりも性欲が上回ってるなんて、タチ悪すぎだし」

絹旗「えぇこれは超早めに手を打った方がいいかと」

上条「そう、か?」

麦野「垣根は確かに前からアレだけども、子供相手につきまとうなんて正気じゃないわよね?」

滝壺「そのりくつだと、コミ○とかにいくひとの扱いは?」

絹旗「超リリカルなお友達は、疚しくなんてないんですよね、えぇ」

麦野「推測だけど、本体の再生が中途半端でワケわからない行動を取ってるんだと思うわ。滝壺?」

滝壺「あいまむ」

麦野「他のペド根の反応はないの?」

滝壺「んー……ざっと100ぐらい」

絹旗「……うっわー、超面道ですね」

上条「本体が分かりゃ、他のも制御出来るんじゃないか?」

滝壺「大きい電波がとんでるのは、あるけど」

麦野「私は反対よ。最悪暴走して制御を失う危険性だってあるしね」

絹旗「腐っても第二位ですからね。アンチスキルや普通の応援を当てにするのは超無理ゲーですし」

滝壺「……だいじょうぶ」

麦野「嫌な予感しかしないけどね」

絹旗「超奇遇ですね」

上条「なんとなーく想像は出来るんだけど、うん」

887: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 11:06:36.37 ID:7EP3Jw1F0
カペドムシwwwwww

888: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 11:07:57.20 ID:53SUkl7P0
――某野外音楽堂 数時間後

フレメア(ステージ)「『にゃあ。にゃあにゃあにゃあにゃあっ』」

打ち止め(ステージ)「『みんなーきいてねー、次の曲は星間飛○です、ってミサカはミサカは言ってみたり!』」

フレメア(ステージ)「『つきぬけてー、銀河のー!』」

観客『はてまでえぇぇぇえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!』

白いカブトムシ107『はてまでええぇええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!』

上条「あ、発見」 ピトッ

白いカブトムシ『たのし、かっ――』 サラサラサラサラッ

滝壺(通信機)『次、100めーとるしたの、かめこのあいだ』

上条「また酷い所に居るな」

滝壺(通信機)『ぱんつねらいだから、そこしかいない』

一方通行(通信機)『あァ俺が行っからいいぜェ?』

上条「殺すなよ?絶対だぞ、絶対だからな!?」

一方通行(通信機)『あァ楽には殺さねェよ』 プツッ

上条「通信切ってんなよ!?」

麦野「いやまぁ自業自得だし?」

絹旗「ってか今ので何匹目でしたっけ?超そろそろ終りかも?」

滝壺(通信機)『ん、らすいちだった。次はほんたいだけ』

上条「滝壺が『幼女のライブを開く』つった時は正気を疑ったけど」

絹旗「超熱狂のステージを見る限りは、わたし達の方が非常識なんですかね」

麦野「つーか本当に集まってくるとはね……なんであたしあんなバカに負けたんだろ?」

上条「108体に分かれて一匹一匹がレベル低くなってる……って事にしておこうぜ」

絹旗「煩悩全てがペ×ってのもそれはそれで超凄いですが」

滝壺(通信機)『能力を極めるにはロ×じゃないといけない……』 クワッ

麦野「あー……客席最前列でカメコをフルボッコしているセロリ見ると、ほんとそう思うわー」

絹旗「しかも何が超凄いかって、ヤラれている方が引かないって所でしょうかね」

上条「……コメントしたくないから、さっさと本体の回収に行こうぜ?」

889: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 11:09:27.05 ID:53SUkl7P0
――某廃ビル 地下駐車場

滝壺「……ここ。ここの、さんめーとるぐらい下」

麦野「死ねっ!」

ドオゥンッ!

麦野「……ちっ、破壊出来なかったわね」

上条「今死ねっつたよなぁ!?」

麦野「かけ声よ、かけ声。本気だったら地下数十メートルまで貫通してるわよ」

上条「信じて良いんだよなぁ?」

麦野「大丈夫大丈夫、一回だけだから、ね?」

上条「言葉の意味は分からないけど、その一回が致命的な結果を生む予感がするな!」

絹旗「まぁ超文字通り『産む』んですけどね」

滝壺「みんなで育てるから、べつにいい、よ?」

麦野「あ、それじゃ帰ったら早速」

絹旗「じゃあじゃあ、わたしも」

滝壺「だったら、わたしも……」

麦野・絹旗・滝壺「……」

麦野「なんか足りなくない?」

絹旗「ですよね。ここで『あ、あたしも入る訳だし!』って超言った所へ」

滝壺「どうぞどうぞ、ってオチなのに……?あれ……?」

麦野「まぁいいか。それじゃ今晩から宜しくね?」

上条「今夜は帰りたくない!」

絹旗「上条それ女の子からの超殺し文句ですよ」

上条「いいんだよ――って、鉄の箱?」

絹旗「って言うよりは、よいしょっと」 ズズウンッ

麦野「冷蔵庫か。うっわ開けたくないわね」

絹旗「さて、ここで上条に超問題があります」

上条「……うん、内容は検討ついているから、わざわざ言わなくたっていいんだけどな?」

絹旗「探知役は絹旗、削岩役が麦野、重機役がわたし。さて、冷蔵を開ける役はだれ?」

上条「そんなこったろうと思ってたよ!まぁ最初からやるつもりだったんですけどね!」

滝壺「がんばれー、わたしはそんなとうまを以下略」

絹旗(……とはいえ攻撃受けても良いように、庇える位置には超居る訳ですし)

麦野(――の、後に攻撃出来るよう、『原子崩し』をスタンバイっと)

上条「あーもうっ!どうにでもなれっ!」 ギギィッ

垣根「――こ、ここはどこだっ!?まさか敵の魔術師の攻撃か!?」

麦野「ごめん。それ昼間やったから」

垣根「やぁ上条君、お久しぶりですね」

上条「それも二回目だな」

絹旗「第二位の知能は超カペドムシ程度だった、と」

890: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 11:10:39.59 ID:53SUkl7P0
滝壺「……っていうか、ぼうそうしてたの?」

絹旗「今にして思えば、超『素』だった可能性もあるかも、ですね」

垣根「おれは しょうきに もどった !」

上条「カイ○っ!?親友裏切った奴の台詞だな!」

麦野「『いいですとも』と並んでアレな台詞よね。てか特に裏切った理由も、元へ戻ったのも『素』だって話だわね」

滝壺「恋していいですと○!」

垣根「なんだか、長い夢を見ていたようだ……」

上条「うん、グロを見せられなくって非常に安心してはいるけど、お前の分身の罪は消えないからね?」

垣根「何の事だ?あれは暴走した奴らが勝手にした事だぜ!」

麦野「いや、いいんだけどねアタシらは。頼まれた事をやっただけだから」

上条「この危険人物を野放しにするの、ってのもアレだよなぁ」

垣根「いやいやっ!本当に違うって!あれは俺の意思じゃないし!」

滝壺「せんざいてき、むいしき、ってのかも?」

絹旗「超本能みたいなものですからね」

麦野「んじゃ確かに見つけたからね。アンタがアンチスキルに頼んだ人捜し、これで解決したのよね?」

心理定規「えぇ、ありがとう」

垣根「」

滝壺「ふう、つかれた……」

上条「今日は久々に能力使ってたけど、体調は?」

滝壺「だいじょうぶ」

上条「そっか。なら良かったけど」

麦野「あー、んじゃ打ち上げよね。ライブも終わってるだろうし、合流しましょっか」

絹旗「フレメアの超回収もしないと。セロリに預けたのは超失敗かも?」

垣根「待ってよ!そうじゃねぇだろ!?」

麦野「何がよ?」

垣根「いやだからっ!俺がバラされたのって、こいつの仕業なんだってば!」

麦野「カブトムシは信じるな、的な事言ったばかりよね?」

垣根「ネタじゃねぇんだってば!命に、命に関わ――」

上条「おーい、麦野―?車出して欲しいんだけどー?」

麦野「はーいっ、今行くわーっ――って感じだから、今の話は次会った時に聞くわね?」

垣根「来ないからっ!俺に明日は来ないんだよっ!」

麦野「アンタも程々にね?」

心理定規「はーい」

垣根「ま、待てって!」

心理定規「今度は……痛く、しないから、ね?」

垣根「いいねっ!――じゃ、ねぇよっ!一瞬反応しちゃったけども!」

心理定規「疲れてるのよ、あなた。だから――」

心理定規「――ゆっくり、休みま――」 ジジジッ

891: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 11:12:03.36 ID:7EP3Jw1F0
定規こえーwwww

892: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 11:12:08.66 ID:53SUkl7P0
――いつもの喫茶店にて 打ち上げ会場

上条「えー、今日は色々と大変でしたが、お疲れ様でしたっ」

一同「お疲れ様でした」

上条「依頼人と行方不明の垣根を再会させましたし、まぁ結果オーライです」

麦野「(明日からまた失踪状態になるんだけどね)」

絹旗「(今度は超どんな仕打ちをされるんでしょうね?)」 ワクワク

滝壺(あ、きぬはたがわるい事考えてる……)

上条「ともあれっ!今日はみなさんのお陰で、どうにか解決する事ができ――」

フレンダ「あ、あのー?ちょっといい訳?」

上条「フレンダ。どうしたんだ?」

フレンダ「あたし、何で今日――ハブられてたの?」

上条「あー……」

フレンダ「『あー』って何!?その『あ、そういえばいなかったっけ?』的なリアクションは流石に傷つくんだけど!」

絹旗「フレンダはこないだ超出ずっぱりでしたから、まぁいいかなって」

フレンダ「まぁいいかなって!?何が!?どうすればそういう判断になる訳よっ!?」

麦野「いやでも、あんたの代わりにフレメア置いといたけど、いつもと同じだったわよ?」

フレメア「にゃあ!」 キリッ

フレンダ「酷くないっ!?ってかここでずっと待ってたのに、誰も何も連絡寄越さないって――」

上条「――かんぱーいっ」

一同「かんぱーいっ」

フレンダ「無視ってどういう事よおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?」

893: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 11:13:58.40 ID:53SUkl7P0
滝壺「おつかれー……」

上条「うん、滝壺もお疲れ……ごめんな?本当ならデートする筈だったのに」

滝壺「でーとは、いつでもできるし。わたしにはみんなと騒ぐのもだいじ」

滝壺「わたしの居場所は、ここだけど」 ギュッ

滝壺「他にも居場所はあるし。段々大きくなってく」

上条「……だな」

滝壺「むぎのときぬはたのそば、も」

上条「フレンダは?散々スルーしといてなんだけども、フレンダは?」

滝壺「ふれんだは、親友枠」

上条「その割には約半日誰も突っ込まなかったみたいだけど」

滝壺「……そしてこれが、恋人枠」 チュッ

上条「うんもうフレンダだし別にいいよねっ」

滝壺「えっちだけど、なんだかんだでヘタレだけど」

上条「いやだから理后も結構だと思うんだよな、俺」

滝壺「だいじょうぶ、わたしはそんなとうまが大好きだから……」


――『滝壺』アフター -終-


※来週は『アイテム』アフターです。つってもダラダラ日常書くだけだと思いますが。漸く終わり……
ちなみにハーレムエロは無理です

894: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 11:17:18.29 ID:/C67IZMgo
な、なんだとぉぉ!?
アイテムある意味アフターは無いのか…無念

895: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 11:17:25.50 ID:7EP3Jw1F0
乙したー!!!
安定のフレンダ、愛されてるねぇ。

896: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 12:55:21.85 ID:2HnP1Qx8o
乙です

897: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 13:08:29.89 ID:3ABgG/yfo

仕事中に更新に気付いてそのまま読んじまったよ…

898: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 13:09:36.97 ID:3ABgG/yfo

仕事中に更新に気付いてそのまま読んじまったよ…

899: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 13:58:19.48 ID:CWKPo3Tm0
乙。
俺はこの日をずっと待っていた!

900: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 18:28:22.44 ID:b9QpPLsuo
乙でした

901: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 19:13:06.46 ID:RGXTfVEh0
ここの上条さんは絶倫やね。まぁみんな可愛いからしかたないね。

ハーレムエロないとかwwwwwwwwwwwwwwww嘘だろ……?……無念。
でもハーレム『エロ』は無理でも『ハーレム』はあるんだよね?ね?ねぇ!?

902: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/20(木) 11:37:52.08 ID:PHEodfPB0
実に良い!乙でした!

903: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/21(金) 11:36:32.98 ID:/a5Thmum0
ハーレムエロがないことに絶望した!
頼むよ、一生のお願いだよ、ハーレムエロ、書いてくれよ・・・!
母が男作って家出して心が荒んでるんだよ・・・頼むよ・・・!

904: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 21:42:47.76 ID:Zr8ZtbfU0
超乙!
ハーレムエロが無理ならエロハーレムにすればいいじゃない!!

905: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/23(日) 21:38:27.43 ID:WsfV4e8B0
おお!乙です!

906: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 11:43:48.83 ID:qI9+RWF70
乙っした!

907: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 12:17:44.94 ID:IHi4tz+Y0
仮に変態だとしても、変態と言う名の紳士だよ!

908: 田中(ドワーフ) ◆7fp32j77iU 2013/06/25(火) 11:10:06.36 ID:91/mvLFM0


――『アイテム』アフター


909: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:11:31.21 ID:91/mvLFM0
前略
 梅雨の候、如何お過ごしでしょうか。当麻です。
 ご心配されていたアビニョン、エリザリーナ内戦に関わった事実は御座いませんので、どうかご安心下さい。
 世の中には似た人物が三人居ると申しましょうか、兎に角他人であり、私上条当麻ではありません。絶対。

 学園都市にも大分慣れ、どうにか学業にもついて行けるようになった昨今、現在使っているアパートから諸事情により引っ越すことが決定致しましたので、ご報告を――。

910: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:12:18.64 ID:91/mvLFM0
――上条家 実家

詩菜「ってハガキが」

刀夜「お金が足りない、とかって事かい?」

詩菜「いえ、そんな素振りは全然」

刀夜「引っ越し、引っ越しねぇ……あ、当麻の奴、彼女でも出来たんじゃないか?」

刀夜「だからもっと大きな所へ引っ越したい、とか」

詩菜「ヘタレの当麻さんにそんな甲斐性はありませんよー」

刀夜「そうなの?」

詩菜「えぇ、暫くお友達の所にご厄介になるそうですし。ほら、住所まで」

刀夜「ふーん。男親としちゃ寂しい限りだけどねぇ」

詩菜「ただ、その」

刀夜「何か気になるのかい?」

詩菜「勘ですけど……フラグ管理を間違えて、修羅場になってる予感が」

刀夜「どんな第六感?子を思う母親にだって限度はあるよね?」

詩菜「あなたが若い頃の匂いが、ね?」 ギリギリッ

刀夜「昔の話じゃないか!?私は詩菜さんを選んだんだし!」

詩菜「あらあら、刀夜さんったら」

刀夜「そうだとも!当麻だって私のような一途な恋愛を――」

詩菜「――この間、知らない女の人から電話がかかってきて、『刀夜さんと別れてください』って言われたんですけど?」

刀夜「」

詩菜「はい、じゃこっちで話しましょうか?血は落としにくいですからね」

刀夜「知らないよっ!?私には何の事だかサッパリだし!」

詩菜「あ、お洋服に付いた血液を落とす時には、完全に渇く前に大根おろしを加えると落ちやすいですよ?」

刀夜「なにそれ必要な情報じゃないし!?誰情報なのっ!?」

詩菜「『今宵も召しませAlicetal○』ですね」

刀夜「10年前のエロゲだよっ母さん!?しかも実際に試したって事だよねっ!?」

詩菜「アリ○役の声優さんって、ナレーター役でひっぱりっこですよねー」

刀夜「引退したんだよ?葉月サ○さんはもうこの業界に居ないんだからね?」

詩菜「と言うわけで、こっちへいらして下さいな、ね?」

刀夜「……はい」

911: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:13:34.67 ID:91/mvLFM0
――某住宅地前 13時すぎ

上条「……あれ?」

上条(住所は合ってるよね?でも目の前のこれ、って)

上条「ちょっとしたマンション、だよなぁ」

上条(シェアハウスって、家をシェアする、つーか共同で暮らすんだよな?)

上条(三階建てのフツーのマンションて。どんだけ)

絹旗「無駄にお金は超持ってますしねー」

滝壺「除くふれんだ……」 ナムナム

上条「おー、ちーす。ってかここ?ここで合ってるの?」

絹旗「一応様子を見に来て超正解でした」

上条「いや、もっとおっきめのマンション一ブロック借りて、四人で暮らしてるもんだとばかり」

絹旗「まぁ、説明するよりも見た方が超早いと思いますので、中へどうぞ?」

滝壺「へっへっへー、おきゃくさんウチにはいいこがそろってますぜ……?」

上条「淡々とネタを振られてもなっ!」


――室内

上条「オートロックから玄関入ってエントランスて。ホテル?元々ホテルだったの?」

絹旗「超惜しいです。近くの学校の女子寮だったそうなんですが」

上条「あー、人が足りなくなってとかね?わかるわかる。少子化だもんね」

滝壺「いなくなった、って」

上条「……はい?」

絹旗「おや、超ダメですよ滝壺さん。そんな超脅かすような事言っちゃ」

滝壺「てへっ……」

上条「え、何?居なくなったってどういう意味?人が居なくなったとか、そう言う意味だよね?」

絹旗「ではリビングへ超どうぞ?」

滝壺「あかいあめがふる夜には……」

上条「滝壺さん何か受信してない?拾っちゃいけないワードが混じってるんだけどさっ」

912: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:13:37.28 ID:BSpTr9R50
アフター来たー!!!

913: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:15:23.67 ID:91/mvLFM0
――リビング

麦野「いらっしゃい?それともお帰りなさい?」

上条「ただいま?……あぁいやいやそうじゃなくってだな」

フレンダ「元女子寮がそんなに珍しいって訳?あたしも最初はビックリしたけどね」

絹旗「まぁその内に超慣れますから、お気になさらず」

絹旗「(気づいた時には超手遅れだと思いますし)」

滝壺(あ、きぬはたから悪いでんぱが出ている)

麦野「女子寮って言っても業者が一度手を加えてるからね。一階がダイニングやキッチンやお風呂。二階が個室×8。三階が物置よ」

上条「俺の部屋は?なんだったらここでもいいけど」

フレンダ「確かに広いは広いけど、あたしらも通る訳だし」

絹旗「どうしても、と言うのであれば止めませんが、部屋は貸すほど超余っていますし」

滝壺「ぷらいべーとは、だいじ……」

上条「んじゃありがたく、ってどこ?」

麦野「二階の201から4号室までは私達使っているから、他は好きな所どうぞ?」

フレンダ「え、あたし『5号室使う』って聞いたから、掃除しちゃったんだけど?」

絹旗「あ、じゃ6号室なんて超どうです?」

フレンダ「あれ?どうしてあたしが片付けた部屋を勧めないの?」

麦野「角部屋が良いっ、てなら8号室がいいわね」

フレンダ「うんもうこれはパワハラよね?訴えたら勝てる訳よね?」

滝壺「ふれんだ、相変わらず、おいしい……!」 グッ

フレンダ「狙ってないもの!むしろこれはイジメじゃないの!?あと上条はもう一つボケを載せるべきじゃない訳っ!?」

上条「ボケ待ちかよ!?つーかイジメじゃねぇじゃんか!」

絹旗「『このチームにイジメは超ありません』」

麦野「これでオッケーよね、うん」

上条「いや5号室使うけどさ」

絹旗「あ、お茶入れますんで。荷物置いたら超また戻って来て下さい」

上条「うーす」

914: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:16:46.74 ID:91/mvLFM0
――10分後

麦野「――歓迎会はいつもの喫茶店でするとして、今から会議を始めます」

上条「……はい?」

絹旗「まぁ家事分担だと超思って下さいな」

フレンダ「はーいっ!あたし料理あんま出来ませーん!」

滝壺「いばるような、ことじゃない……」

上条「……嫌な予感が」

絹旗「多分その予感は超アタリかと」

麦野「自室の掃除やら洗濯は自分でやるとして、食事はどうするのか、って話よね。掃除はまぁどうにかなるんだけど」

上条「俺、作ろうか?三食分は流石に無理だけど、夜はなんとか」

フレンダ「よーし決定って訳ね!」

絹旗「いやいや、それでは超良くないんですよ、フレメ――ンダ」

フレンダ「今なんであたしの名前間違ったのっ!?」

滝壺「かみじょうがわたし達暮らすようになったのは、かみじょうの負担を減らすため……」

麦野「そうよ。えっと、『女物の日常雑貨が家にあった』んだっけ?」

上条「まぁ、それが切っ掛けだけどさ」

絹旗「そもそも上条はわたし達の仲間ですしね。だったら少しぐらいは負担を超減らしてあげるのが筋かと」

フレンダ「なるー。うん、分かった訳」

上条「……みんな、本当にありがとうな……!」

麦野「いいのよ?私達は仲間なんだからね?」 ニコッ

絹旗「超その通りですって。互いに超欠けた所があっても、フォローし合えばいいんですからっ」 キリッ

上条「お前らっ!」

フレンダ「(罠、よね?)」

滝壺「(むしろワナいがいの何に見えるかと小一時間)」

麦野「とは言うもののよ?出来ない家事をやって失敗するよりは、きちんと配分した方が良いと思うわ」

上条「具体的には料理だよなー。俺はまぁ、どっちかって言うと得意な方だけど、出来るひとー?」

フレンダ「一通りは、まぁ?」

絹旗「わたしは外食とサプリメントで超済ませる感じで」

フレンダ「あ、だっから発育――げふっ!?」 バスッ

滝壺「いまのはふれんだがわるい……わたしは、出来る、よ?」

麦野「私もパスね」

上条「まぁ学園都市の食い物は安いしな。お菓子は高いけど」

麦野「んー、料理は出来た方が良いに決まってるでしょうけど。あ、それじゃ上条が教えてくれるってのはどうかしら?」

絹旗「超負担じゃなかったら、ですけど」

上条「あぁ、問題無いよ」

フレンダ「ある程度こなせるようになったら、段々担当を増やせばいい訳だし」

麦野「それじゃ次は共同スペースの掃除当番を決めちゃいましょうか」

915: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:18:06.73 ID:91/mvLFM0
――30分後

麦野「とまぁそんな感じかしらね。あぁ、お買い物用のカードは――上条以外が持つ事、いいわね?」

上条「何で俺ハブるの?子供のお使いも出来ないレベルなの?」

フレンダ「落とさない自信があるんなら止めないけど」

絹旗「ちなみに超ロストした分を体で返すんであれば、まぁどうぞ?」

滝壺「そしてふさいがうなぎのぼりに……」

上条「ごめんなさい。基本誰かと一緒に行って貰いますっ、ってか四人も居て俺の味方は居ないのかっ?」

フレンダ「いやー、味方したいんだけどね?うん」

絹旗「わたしはバカな子に『あなたはバカなんですから、超勉強しないといけませんよ』と言うべきかと」 チラッ

麦野「あー、それは正しいわね」 チラチラッ

上条「フレンダを意味ありげに見るのはやめてあげて!?」

フレンダ「あ、あれ?ここホームの筈なのに、いつアウェイへ来た訳なの?」

滝壺「わたしはそんなふれ以下略」

麦野「まぁ食材とかに関しては気にしなくて良いわよ。毎日キャビアとかネタに走らない限りはね」

上条「ネタ以前にあれって凄い塩辛いんじゃなかったっけ?成人病になるし」

麦野「ヨーロッパじゃ魚の卵は全部キャビアって言うし、ロシアでもイクラーなのよね」

上条「え?んじゃカズノコをヨーロッパへ持っていったら……」

麦野「一応キャビアね……ってそんな話じゃなくって」

絹旗「今日はいつもの所で超歓迎会です。そろそろ超着替えてきて下さいな」

上条「はーい」 タッタッタ

麦野・絹旗・フレンダ・滝壺「……」

麦野「……作戦、分かってるわよね?」

絹旗「えぇ、それはもう」

フレンダ「結局最後まで気が進まない訳だけど……」

滝壺「そのときはれぎゅらーがふれめあに交代」

麦野「あっちの方がよりロ×専でいいかもね」

絹旗「むー、わたしとしては最年少キャラも超捨てがたいんですが」

フレンダ「それだけはっ!その選択肢だけはっヤメテっ!」

麦野「でも週末に泊まりに来る、ってメールが」 ピッ

フレンダ「待ってよ!?聞いてないし!?何人の妹勝手に誘ってる訳よっ!?」

滝壺「心配は、いらない、よ?」

フレンダ「滝壺……!?やっぱり味方はあんただけ――」

滝壺「わたしたちの、いもうとにもなるんだから、ね?」

フレンダ「おかしいモノっ!?なんでみんなもう人としての一線超えようとしてんのっ!?」

絹旗「まぁ超濃すぎる時間を過ごしましたしね」

麦野「例えばの話よ、フレメ――フレンダ?」

フレメア「どうしてちょくちょくあたしを交換させようとしてるの?ねぇイジメなの?」

916: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:19:25.49 ID:91/mvLFM0
麦野「これは特に他意のある話じゃないんだけど、とある所に一人の男と三人の嫁候補が居たのよ」

絹旗「本編と外伝合わせて小説16巻という超ボリュームですね」

滝壺「まじしゃんずあかでみ○」

フレンダ「あれ?すっごい具体的な話になってる気が?あと他意ありまくりよね?」

絹旗「滝壺を超スルーしたのは良い判断ですが、まぁ嫁一人目は超ケモノっ娘です」

麦野「二人目は従妹?二重人格だから、まぁ二度オイシイっちゃおいしいけど」

滝壺「さんにんめはごーれむ?めいどさん?……まぁそんなかんじで」

フレンダ「何か面白そうじゃない?ファンの子達は三人のどれがいいー、みたいな言い合いしたりとか」

麦野「で、男の方はこの三人だったら、誰を選ぶ?」

フレンダ「そうねー……まぁ順当に従妹の子かな?何だかんだで幼馴染みは強いって訳だし」

麦野「残念」

フレンダ「んじゃケモナー?最初っから出てるんだから、妥当は妥当じゃない」

絹旗「超ハズレです」

フレンダ「え?メイドさんとくっついた訳?いかにもヒロインっぽい二人を外したら、相当非難されそうな訳だし」

滝壺「……それも、はずれ」

フレンダ「……はい?じゃ、じゃあ誰とくっついたのよ」

フレンダ「あ、もしかしてハーレムルート?あぁおけおけ、それは最近多いし別にいいんじゃないか、って――」

麦野「……話には全っ然関係無い、しかもたまにしか出て来ないクラスメイト」

フレンダ「……え?」

絹旗「ですから、今までの話を完全に超ぶっちぎって、主人公は『誰得?』的な子を選んだ訳ですね、はい」

滝壺「あれは、ない……!」

フレンダ「いいの?ファンの子達納得しないんじゃ?」

麦野・絹旗・滝壺「……」

麦野「――はい、と言う訳で淫乱ゴールドさんも危機感を持った訳よね」

絹旗「まぁ全員とは超言いませんから、せめて『アイテム』内で留めておこう、と」

フレンダ「分かった、訳だけど、淫乱ゴールドってそろそろ言わなくても良いと思う訳よ、うん」

滝壺「おまけの話を募集していたら、さいごのさいごにのっとったくせに……」

フレンダ「アンカーよね?あたし別に悪くないわよね?むしろ空気を読まなかった子が居たせいよね?」

麦野「と・に・か・く!今晩から、分かってるわよね?」

絹旗「超問題ありません」

滝壺「かくごは、おっけ」

フレンダ「あたしは納得いってないんだけど、まぁ一応参加する訳」

上条「お待たせー。着替え出すのに手間取っちゃってさ」

絹旗「超お気になさらず。フレンダ弄って遊んでただけですから」

フレンダ「ネタっ!?ネタだったの今の!」

滝壺「あいからず、おいしい」

麦野「んじゃまぁ揃った所で行きましょうか」

917: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:20:51.65 ID:BSpTr9R50
>滝壺「おまけの話を募集していたら、さいごのさいごにのっとったくせに……」

佐天さんの方のかwwww

918: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:21:10.93 ID:91/mvLFM0
――ハウスシェア一日目 23時

上条「つっかれたー……」

上条(飲んで食べて騒ぐのはいつもと同じだったけど、少しみんな距離が近かった気が?)

上条「……」

上条(まぁ、気のせいか。寝よ寝よ)

コンコン

上条「……はい?」

滝壺「『わたしわたし』」

上条「あー、どうぞ?開いてるから」

滝壺「おじゃまします……」

上条「パジャマ、つーかジャージ?」

滝壺「きのうせい、ばつぐん」

上条「俺もTシャツとハーフパンツだしなー」

滝壺「かみじょうは、くーらーかける派?」 モゾモゾ

上条「いや、前のアパートついてなかったし」

滝壺「わたしも苦手。あ、ごめん。もうちょっと寄って?」

上条「ん」 ゴソゴソ

滝壺「でんき、消して」

上条「あ、スイッチはベッドの枕元ん所についてるのか。ビジネスホテルみたい」 カチッ

滝壺「おやすみなさい……」

上条「おー、おやすみー」

滝壺「……」

上条「……ん?」

上条「おかしないかっ!?なんで滝壺っ!?なんで一緒に寝てんのっ!?」

滝壺「めっ、夜はしずかに」

上条「あ、ごめんなさい……?」

滝壺「……」

上条「いや、言えよっ!?途中で自己完結すんなよっ!?」

上条「つーか他の連中に見つかったらフレ/ンダされるからっ!俺の命が割とピンチなんだよ!」

滝壺「……ぐーすかぴー」

上条「口で言ってるよね?寝てる時の擬音って普通口で言わないよね?」

滝壺「……かみじょう、うるさい」

上条「いやあの、だから俺の質問にですね。答えてくれると嬉しいかな、って」

滝壺「ふあんていになってる、ってむぎのが言ってた」

上条「つまり?」

滝壺「……ひとりでいるのは、きけん?」

上条「……?」

滝壺「どうせいごっこ、してたんだよね……?」

上条「あぁはいはいはいっ。ありましたねー、そんな話」

919: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:22:25.59 ID:91/mvLFM0
滝壺「だから、これからよくなるまで、わたし達がめんどう看る」

上条「……それで添い寝?」

滝壺「それで、添い寝」 コクコク

上条「いやいやいやいやっ!有り得ないから!つーか滝壺さん俺と同じ年だし!」

滝壺「えっちなこと、するの?」

上条「しないよっ!人畜無害で通ってるものっ!」

滝壺「じゃ、もんだいなし」 ギュッ

上条「いやでもだからっつってなぁ!?」

滝壺「だいじょうぶ。わたしはかみじょうを信じている」

上条「……っ」

滝壺「だから、ね?」

上条「……前に言ったかもだけど、滝壺のそれって卑怯だと思うんだよ」

滝壺「そう……?」

上条「ベッドから落ちるから、もっとこっち来い」

滝壺「ん」 モゾモゾ

上条(……あ、石鹸の匂い?なんか甘い……)

上条(いやいやっ正気を保て俺!信頼を裏切るのは最低だ!)

滝壺「……」 スゥスゥ

上条「……」

上条(寝付き早っ!何となくそんなイメージはあったけど)

上条(滝壺は普段からちょくちょく寝てるし、そんなに珍しくもないっちゃないか)

上条(――って考えないと、俺の理性が保たないかも)

滝壺「……んっ」 ゴソッ

上条(寝返り打ってジャージの前がはだけてる……?)

上条「……」

上条(滝壺さんブラ着けてませんかっ!?いやマジで、つーかこれヤバくないか!?)

上条の下条さん(呼んだ?)

上条(呼んでないって!一生寝てろって!俺の信頼に関わるんだよぉぉっ!)

滝壺「……んぅ……」

上条(心なしかちょっと吐息がえっちだし)

上条(こ、これいっちゃってもいいんじゃ……?)

上条「……」

上条(ダメだっつーのに!信頼してくれてる相手を裏切る訳には――)

滝壺「……」 チラッ

上条(眠れる訳がねぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?)

920: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:23:52.33 ID:91/mvLFM0
――ハウスシェア二日目 朝 リビング

フレンダ「おっはろー……って」

上条「……」 グッタリ

フレンダ「どったの?目の下にクマが出来てる訳」

上条「……昨日はちょっと、眠れなくてな」

フレンダ「朝までしっぽり?いやーーーーっ、ふけつーーーーーっ!」

上条「出来るかっ!つーか昨日の添い寝プランは誰の差し金だ!?」

フレンダ「ドSコンビの麦旗が」

上条「わかってた、何となくわかってたけど!」

フレンダ「ていうか滝壺は?まだ寝てるの?」

上条「あぁ、俺は学校があるから起きてきたけどさ。他の面子はまだ?」

フレンダ「絹旗はマラソンだと思う訳。麦野は……うん。低血圧的な、ね?」

上条「あー、なんか朝弱そうなイメージがあるなぁ」

フレンダ「つーか時間大丈夫?」

上条「前よりも近くなったぐらいだから――ってやべっ、そろそろ行かないと!」

フレンダ「車とフラグ管理には気をつける訳よー」

上条「俺も知りたいわっ!あ、あと今日の帰り、スーパー寄って買い物したいんだけど」

フレンダ「食べ物ね?おけー、学校終わったぐらいにメールくれればあたしが行くから」

上条「頼んだ!朝飯はキッチンに作っといたから、チンして――」

フレンダ「わかったってば!本当に遅刻するわよ」

上条「んじゃ――行ってきます!」

フレンダ「いってらっしゃいー……」

パタン

フレンダ(行ってきます、ね?家族みたいって訳か)

921: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:25:00.12 ID:91/mvLFM0
――ハウスシェア二日目 遅い朝食

麦野「……分かってはいたんだけど、女のプライドとか無くなるわよね」

絹旗「外食よりも超美味しいです」

フレンダ「いやぁ、一人暮らしして節約してればある程度はねー。って滝壺、どったの?」

滝壺「……」

絹旗「『昨日は超お楽しみでしたね』?」

滝壺「んー……?」

麦野「食事中にするような話じゃないでしょうけど。大丈夫だったの?」

滝壺「さき寝ちゃったから、わからない?」

絹旗「あー……まだ超初日ですしね。大分SAN値も超削ったし、いいんじゃないでしょうか」

フレンダ「あれ、そーゆー主旨だったっけ?」

麦野「今晩は頑張りなさいね、フレンダ」

フレンダ「まぁ、このあたしに任せておけば完っっっ璧にっ!――待って?ねぇちょっと待って?」

滝壺「あ、ふれんだ、そっちの小皿取って」

フレンダ「いやだからっ」

絹旗「このシーザーサラダ超美味です。ってかドレッングなんてありましたったけ?」

麦野「調味料は一通り揃えておいた筈だけどね。あ、フレンダもさっさと食べちゃいなさい」

フレンダ「う、うん?そうよね?」

絹旗「麦野は今日、超どうするんですか?」

麦野「免許講習よー。足がないと出かけられないでしょ?」

絹旗「超いいですねー。ちなみにどんな車を?」

麦野「まだ決めてないけど、この人数だし最低でも普通車よね」

絹旗「あ、だったらクーペに超しません?」

麦野「だーめ。あんた、どうせ変なB級映画の影響でしょ」

滝壺「ふぁみりーわごんっ、ふぁみりーわごん……!」

麦野「が、妥当かな?まぁ、適当に考えてて頂戴」

922: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:25:58.78 ID:91/mvLFM0
滝壺「きぬはたとふれんだはどうするの?」

絹旗「わたしは……まぁ勉強の超準備、ですかね」

麦野「棚川中学だっけ?」

絹旗「この間校舎見学へ行ったら、黒髪ロングと頭が超お花畑の二人組に捕まりました」

滝壺「あたま?」

絹旗「こう、超花束を頭に載せている感じです」

麦野「罰ゲーム?イジメよね」

絹旗「まぁなるべく二人には超関わり合いにならないように、と」

滝壺「あ、それふらぐ……」

麦野「んでフレンダは?絹旗と一緒になの?」

フレンダ「え?うんうん、あたしもそのウチ行こうかな、って思ってる訳だけど」

麦野「ま、いいんじゃない。って滝壺は?」

滝壺「……おひるね?」

フレンダ「まだ午前中よね」

絹旗「せめて家事を超するフリぐらいして欲しかったですが」

麦野「良くはないけど、無理強いするのも違うわよね。んー……」

フレンダ「滝壺も体調万全って訳じゃないし、あんまガミガミ言うのも違うと思う訳」

麦野「来年になったら上条と同じ学年に並ぶから、その時まで通うかどうか考えましょ?」

滝壺「うん……」

923: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:26:55.05 ID:91/mvLFM0
絹旗「超ごちそうさまでした。今日の当番はフレンダでしたっけ?」 カチャカチャ

フレンダ「はーい。流しの所に片しとく訳」

麦野「……たまに思うんだけど、フレンダってすっごい庶民的な日本語使うわよね」

滝壺「ふつー、しんく、って言うと思う」

フレンダ「ほらほら、麦野達もさっさと食べるしー」

滝壺「……っ!?」

フレンダ「どったの?」

滝壺「しんく、で一ぼけしようと思ったんだけど、すいせいせきネタしか思いつかなかった……」

フレンダ「うん、ヒロイン降板した娘の話はやめる訳よね?あたし達ももしかしたら可能性はあるんだし」

麦野「だからあんたは『外見だけ』って言われるのよ」

フレンダ「誰っ!?誰に言われてるのっ!?」

麦野「はい、ごちそうさまー」

滝壺「さまー……」

フレンダ「え、なに?この流れでスルーする訳だし、こっちの方がイジメじゃないの?」

絹旗「あぁそれでフレンダは超どうするんですか?」

フレンダ「ん、あぁ食材の買い物したい、つってたから買い出しに付き合う訳」

絹旗「それは超好都合ですね」 キリッ

麦野「あ、また何か」

滝壺「しようとしている……」

絹旗「フレンダ。いえ、超フレンダ!」

フレンダ「いやだからあたしの名前に超付けられても。前にも言ったような気もするけど」

絹旗「あなたは超大事なミッションがあります。それは――」

924: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:27:47.45 ID:91/mvLFM0
――放課後 教室

上条「……」

土御門「―――い、上やん、おーーーーいっ」 ユサユサ

上条「それでも俺はやってない!無実だっ!」

土御門「かみ、やん?どうしたんだにゃー?」

上条「え?……え、え?」

土御門「授業をぶっちぎって寝てたみたいだけど、何かあったん?引っ越し先でお化けでも出たとか?」

上条「……まだオバケの方がマシだった……オバケは触れるしな!」

土御門「いやぁ普通の人間には残留思念は触れないと思うぜい。と言うかその状況で触って何とか出来るのも上やんだけだすぃ」

上条「俺のっ!俺の苦しみが分かるかっ!?」

上条「一晩中悪魔が『かァァみィィちゃァァァァァンっ!一回だけなら、一回だけなら誤射で許してくれンだぜェェェッ!』と囁き続けられた俺の思いを!」

上条「その横では天使さんが『手を出しだければ出せばいいだろう。「原子崩し」ブーストでビンタされるかも知れないがな』って!」

土御門「なぁ、上やんの中での悪魔が黒夜で、天使がバードウェイなのはなんで?上やんは心の中にまで幼女を飼っているの?」

上条「リアルでも飼ってない!……飼ってない、よ?」

土御門「あ、ごめーん。舞夏からメールが来たにゃー」 ピッ

上条「聞けよ俺の話を!」

土御門「いやでもそんな事言われても説得力無いにゃー。あれ見てみ?」

上条「はい?」

フレンダ『かっみっじょーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!うぉおーーーーーーーーーーーーーーーーーいぃっ!!!』

滝壺 ボーッ

上条「何やってんだっあのクソ金髪っ!?目立つってレベルじゃねぇぞ!」

土御門「あぁ、流石に俺もニヨニヨしてるのが忍びなくって、起こしちまったぜ」

上条「じゃまた明日っ!」 ダッ

土御門「まったなーっ」

925: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:29:17.10 ID:91/mvLFM0
――マンションの近くのアーケード街

フレンダ「結局、滝壺が通うかも知れないから下見に行ったって訳」

上条「……いやさぁ、でもそれ普通事前に言わない?アポ無しで来る?」

滝壺「『きちゃった』って言いたかった……」

上条「うんそれ『岸田メ○の星』でやったよね?」

フレンダ「岸田○ルじゃなくってベツレヘムよね??終末を超えてカオスが近づいてるの?」

滝壺「そっちのほうがかみじょうは喜ぶから、ってきぬはたが」

上条「うん、俺も実はヤツの仕業だとは何となく分かってたけどもっ」

フレンダ「ま、実際に奇声を上げて大喜びしてくれた訳だし?」

上条「腐ってるからね?ホントにそう見えるんだったら、色々とイタタだからな」

フレンダ「パパー、今日の晩ご飯なにー?サバ買って、サバー」

上条「こんな可哀想な娘を持った覚えはない!」

滝壺「サバ照り焼き……」

上条「いいけども」

フレンダ「パパー、朝ご飯美味しかったってみんな言ってた訳」

上条「あぁ、そりゃ良かった。あるもので済ませるのもまぁ、慣れだよな」

フレンダ「結局当番制にするよりも固定にした方が良いのかっもねー」

滝壺「ぱぱ、いっぱい食べる女の子は嫌い?」

上条「俺の作ったメシなら、美味そうに食べてくれる子は当然好きだけど」

滝壺「……こうみえて、いがいと健啖家……!」

フレンダ「滝壺は脱いだら結構凄い訳よ」

上条(うん知ってる)

滝壺「おかしかってー」

フレンダ「まんしょんかってー」

上条「ママに買って貰いなさい!つーか他のお客さんが『まだ若いのに……』的な目で俺を見てるから自粛しなさいよっ!」

フレンダ「あ、プレイだから結局合法ですんでー」

上条「ヒソヒソ話すのが大きくなった!?だからここ通うっつってんだろ!」

滝壺「でじゃぶが……?」

926: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:30:15.91 ID:91/mvLFM0
――2日目 夜 リビング

絹旗「と、言う訳で超やって来ました二日目。今日の挑戦者はフレンダさんです」

滝壺「どんどんどんどん……」

フレンダ「……気が、進まないんだけど」

絹旗「ターゲットは昨日滝壺が超弱らせましたんで、もう虫の息ですよ」

フレンダ「いやぁ、うん。ねぇ、もうちょっと穏便な方法とかない訳?」

麦野「じゃどうするってのよ」

フレンダ「き、絆的な?そもそも別に男女関係になる必要はないでしょうが!」

麦野「――と、言ってるあんたから新しいコロンの匂いがするんだけど?」

滝壺「きっとぱんつも勝負ぱんつ」

絹旗「ていうか何だかんだ言いつつ、結局行くんですから超意味無いかと」

フレンダ「そりゃ意識してるけどっ。別にこんな急ピッチでならなくってもいいじゃない!」

麦野「あー、フレンダの気持ちも分かるわよ。私達全員が全員、暗部に居たんだし急に方向転換しろって方が無茶よね」

絹旗「えぇですからフレンダが超無理する必要はありませんよ?今日はわたしが代わりに超行きましょう」

フレンダ「絹旗っ。そうよね、分かってくれるわよね!」

麦野「だったら私が代わるわよ。別にあんたじゃなきゃいけないってもんでもないだろうし」

フレンダ「あ、あれ?雲行きが怪しい訳よね……?」

滝壺「だったらわたしも、行く」

麦野・絹旗・滝壺「……」 ジーッ

フレンダ「しないわよっ!?どう見てもこれ『どうぞどうぞ』よねっ!竜ちゃんの匂いがぷんぷんするものっ!」

絹旗(カンペ)『あたしも行く訳よ!』 チラッ

フレンダ「いやカンペを出されても――てかそれ用意してあったの!?あたしがグズるの織り込み済みだった訳かっ!」

滝壺「ぶい」 キリッ

フレンダ「うん、あんたの能力にはそんな設定はなかった訳だし?」

麦野「うっさいわね、シリコンカードも無かったのよ!」

絹旗「ちなみに対物狙撃銃が100だとするならば、散弾銃の超威力はコンマ1未満です。連射したってタマゴボー○バラ撒くようなものです」

滝壺「そもそも連射しすぎると、ばれるが熱に耐えられない」

絹旗「フルオートの対物狙撃銃は反動が超大きい上、重機関銃と役割が被るので、重宝はされていない筈です」

麦野「というよりフォークランド紛争の時、アルゼンチン側が取ったのが、狙撃銃の代わりにヘヴィバレルで狙い撃ったのよね?」

フレンダ「うん、あたしは意味良く分からないけど、熱膨張的なツッコミな訳?」

絹旗「まぁネタは兎も角、超どうします?」

フレンダ「そりゃ、あたしは――」

927: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:31:36.69 ID:91/mvLFM0
――ハウスシェア二日目 23時

上条「……はぁぁぁぁっ……」

上条(学校で寝たから大分マシになったけど、昨日の夜は辛かった)

上条(……いや、あれですよ?相談した以上、善意で添い寝してくれるってのも分かる。分かるんだけど)

上条(それ以前に男女として色々あるっていうのか、)

コンコン

上条「は、はい?」

……コンコン

上条「開いてる、けど」

……コンコン

上条 スタッ、カチャ

フレンダ「ぱ、ぱぱー?」

上条「」

パタン、ガチャガチャッ

フレンダ「ちょっ!?なんで無言で締めて鍵かける訳よっ!?」

上条「嫌な予感しかしねぇからだろーがっ!つーかパパってなんだ!?昼間の続きかよ」

フレンダ「『上条は超アレですから、父性をくすぐれば超一発KOです』」

上条「誰が主犯か分かっちゃったゾ☆」 キラッ

フレンダ「似合わない横ピースな訳……」

上条「見えてないよね?鍵締まったままなんだけど」

フレンダ「って言うか開けてほしい訳」

上条「あ、ごめん」

フレンダ「……」

上条「……」

上条(フレンダのパジャマ超可愛い)

フレンダ「な、なによ?」

上条「いや別に?入る?」

フレンダ「お、おうっ!入ってやろうじゃない!」

上条「なんでそんなに気合い入ってんの?」

フレンダ「知らないわよ!あたしもグッバイグッバイなんだからっ!」

上条「は、はぁ。あとグッバイじゃなくイッパイな?淀川長○先生になるから」

フレンダ「寝てた、の?」

上条「うん、そろそろ電気消そっかなと」

フレンダ「そ、そう。じゃ、あたしも?」

上条「聞かれても」

フレンダ「だってそういう企画でしょ?ハートオブチキンの上条のためにって」

上条「いやまぁそうなんだけどさ」

928: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:32:51.39 ID:91/mvLFM0
フレンダ「あー、やだやだ。ウチの妹だって一人で眠れる訳よ?だってのに高校生になった男が、って話だし」

上条「ちょっと待て。情けないとかは別だろ?大体一人でも大丈夫なのに、麦野が気ぃ遣ってくれんだろ?」

フレンダ「あっ、あーあーあーっ!言っちゃう訳?そゆ事言っちゃう訳かー、うん。男らしくない訳ー」

上条「関係無ぇだろ!つーか確かに不安は不安だったけど、添い寝して貰うまでじゃねぇし!」

フレンダ「あたしに添い寝して欲しくないって訳か!?」

上条「んな事ぁ一言だって言ってないだろっ!」

フレンダ「言・い・まっ・しっ・た!はっきりあたしは聞いた訳だし!つーか何?麦野とか滝壺みたいなおっぱいじゃないとダメなの?」

上条「おっぱいが嫌いな男なんて居ないって!」

フレンダ「あーほらっ!本音が出たし!やっぱり男ってのはおっぱいか!」

上条「だってしょうがねぇだろうが!第一印象は見た目から入るだろっ!」

フレンダ「いやだって限度ってものが――んじゃ、あたしはどーよ?」

上条「問題ないですし?フレンダさんのどこに欲情しろって?はぁ?」

フレンダ「やったろうじゃないの!ベッドへ行くわよ!」

上条「おうっ!」

上条・フレンダ バサッ、パチッ(電気を消して潜り込む)

上条・フレンダ「……」

フレンダ「あ、あのさ?思ったんだけど」

上条「……なんだ?」

フレンダ「あたしの方、向いている、訳?」

上条「いや、俺も背中合わせだから」

フレンダ「そ、そう?」

上条「あぁ」

フレンダ「意味無い、訳よね?結局、確かめるって事なんだから、さ?」

上条「……かもしれない、よな?」

フレンダ「……こっち向きなさいよ」

上条「フレンダだって」

フレンダ「あたしはっ!ほらっ、恥ずかしいじゃないっ」

上条「……それが平気だっつって、こう言う流れになったんだよな?」

フレンダ「いっせーのっ!いっせーので、向き合わない?」

上条「おけ」

フレンダ「ん。それじゃいっせーの」

上条「せっ、と」

上条・フレンダ 「……」

上条「近くない、かな?」

フレンダ「そりゃ、同じお布団に入ってる訳だし?当然よね」 グッ

上条「だよなぁ。くっついても、仕方がない、よな?」 ググッ

929: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:34:51.56 ID:91/mvLFM0
上条・フレンダ「……」

上条「もっとこっち来ないと……」

フレンダ「ベッドから落ちちゃう、訳よね。うんうん、仕方がないし」 グググッ

上条・フレンダ「……」

フレンダ「えっち、なのはダメなのよね?」

上条「そりゃまぁ、ダメ、だと思うけど」

フレンダ「それじゃあさ――えっち、じゃないのはオケ?」

上条「オケ、じゃないかな。多分」

フレンダ「んじゃ――ん」 チュッ

上条「んっ」 チュッ

フレンダ「ちゅ……ちゅば……ちゅぷ、ちゅ……あぅ……ちゅぶ、くぷっ!ん……」

フレンダ「……はぁっ」

上条「今の?アウトじゃなかった、か?」

フレンダ「あたしの国じゃ友達でもキスする訳よ」

上条「そう、なのか?」

フレンダ「――多分!」

上条「予想かよっ!?どこ情報だっ!?」

フレンダ「パパとママが――」

上条「明らかにそれ別のキスだろっ!?」

フレンダ「いやでも上条はあたしの事、そう言う目では見てない、って訳よね?」

フレンダ「だったら続きしたって問題ない――」

絹旗 ピー、ピピッ

上条・フレンダ ビクゥッ!?

絹旗「はい、フレンダさん。超アウトー」

上条「絹旗、さん?」

フレンダ「ってか何!?何このシステムっ!?聞いてないしっ!?」

絹旗「まぁまぁ超こちらへどうぞ。話は直ぐ終わりますから」 ズルズル

フレンダ「ちょっと待って!」

上条(あ、廊下にフレンダが連行されてった)

バスッ!!!

上条「すけー音したぞ今っ!?」

絹旗 トコトコ(肩に失神したフレンダを担いで)

絹旗「すいません。フレンダは超夜に弱いみたいなので、お話の途中で寝てしまいました」

上条「今、廊下から名状しがたい腹パンの音が聞こえてきたんだけど……?」

絹旗「あ、超詰めてくださいね?よいしょっと」 トサッ

フレンダ「……」

上条「寝てる、って言うか、悶絶してるって感じなんだけど」

絹旗「では超おやすみなさい」 パタン

上条「お、おやすみ……?」

フレンダ「……」

上条(まぁ……惜しかったけど、今日はきちんと眠れそうだな)

930: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:36:21.53 ID:91/mvLFM0
――ハウスシェア三日目 朝

上条「んじゃ行って来まーす」

絹旗「はーい」

滝壺「……いってらー」

麦野「はいよ」

フレンダ「……」

絹旗「どうしましたフレンダ?顔色が超悪いようですが」

フレンダ「何かお腹が痛い……?あれ?」

滝壺「気のせい。うん」

フレンダ「と言うか途中から記憶が無い訳だけど」

麦野「――と、言う訳で色々あったけどっ!」

絹旗「上条も押せば超イケる事が判明しました」

滝壺「わー、ぱちぱちぱちぱち」

フレンダ「あ、あれ?いつのまに観察してたの?」

絹旗「気のせいですってば。何かフレンダに先越されるのがイラっとしたから、超割って入ったとかそう言う事実は全く」

麦野「フレンダは(拳で)直ぐ眠っちゃったからね。仕方がないわ」

フレンダ「あっるぇー?」

絹旗「そんなこんなで超今日はわたしの番なのですが――超決めます」 キリッ

滝壺「がんばれー」

絹旗「滝壺さんは超宜しいので?」

滝壺「もんだい、あるの……?じゅんばん、だよね」

麦野「あたしはまぁ思う所もあるけど」

絹旗「つまり?」

麦野「無理矢理はダメだからね?」

絹旗「まっさかぁ。わたしがそんな事するような子に見えます?」

フレンダ「あ、超って付けなかった」

絹旗「超ぶっ飛ばしますよ」

フレンダ「何でよっ!?」

麦野「はいはい、そこまでよ。やりすぎないようだったらいいんじゃない?」

絹旗「勿論です。『アイテム』の中で一番の苦労人兼常識人のわたしが暴走なんて超あり得ません」

絹旗(よっし!これでわたしルート超確定したら、明日から同棲ですねー)

麦野(――って悪い事を考えてるんでしょうけど。上条に通じるかしらね?)

滝壺(何か二人から悪いでんぱがてでる)

フレンダ(……なんだろう?凄い理不尽な制裁を受けた気が……?)

931: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:37:36.00 ID:91/mvLFM0
――学校 放課後

上条「おーーわったーーーーーーっ!」

土御門「おー、上やん昨日と違って元気そうぜよ」

上条「人間睡眠が自由に取れるっていいよねっ!」

土御門「……拷問でもされてんのか?」

上条「……まぁ、ある意味拷問と言えなくもない」

土御門「女絡みかよっ!」

上条「違わ――くはないけどもだっ!」

土御門「いやまぁいんだけどにゃー。上やんが幸せなら別にぃー?」

上条「お前は俺のどこが幸せに見えるの?」

土御門「いやぁ学園都市来た頃の荒みっぷりに比べれば、大した事はないにゃー」

絹旗「へー、そうなんですか?良かったらその話を超詳しく」

上条「止めてくれよっ、あれは俺の黒歴史――って絹旗っ!?」

絹旗「あ、超どーもです」

土御門「どちら様かにゃー?」

上条「同僚――」

絹旗「上条当麻の『妹』です」

青ピ「なんやてっ!?それは聞き捨て――」

絹旗 バスッ(無言で腹パン)

上条「……あのー、妹、って何?」

絹旗「そんなっ!?当麻お兄ちゃんは超忘れちゃったんですかっ!?」

土御門「おいおい上やん、聞き捨てならないぜよ」

上条「いやでもっ本当にっ知らないって!」

絹旗「え、わたしの下着を買いに行った時、確かにそう超呼んでくれましたよねっ」

上条「ネタじゃねぇかよおおぉぉぉぉぉぉっ!?伏線じゃないものっ!」

絹旗「ご、こめんなさいっ!わたしてっきり超勘違いして、妹面なんて……!」

上条「妹面ってなに?なんで君さっきから妹に拘るの?世の中には妹に拘る人、そう多くはないんだからね?」

土御門「上やん、こいつぁ――見過ごせないぜよっ!」 キリッ

上条「直ぐ近くに妹バカいやがった!?だよねっ!」

932: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:38:45.79 ID:91/mvLFM0
上条「つーか教室のみんなドン引いてんだけど、この空気なんとかしてくれよぉぉっ!?」

絹旗「え、でもあの日当麻お兄ちゃんは超言ってくれましたよね?『絹旗は俺が守る』って」

上条「言ったけど!物理的な意味でだよっ!」

土御門「もうちょい詳しく頼むぜい。場合によっては後日、クラス裁判にかける必要が生じるぜよ」

絹旗「わたし、超覚えています」

上条「よっし言ってやれ絹旗さんっ!真実をありのままににな!」

絹旗「(火事の中で)灼けそうなぐらい熱かった当麻兄ちゃんの手、わたしを(助けようと)超必死に求めてくれましたっ」

土御門「よっし、有罪確定だにゃー。おめでとー上条@シスコン当麻くんっ」

上条「お前大事な所小声になってるしっ!?見てよっ!?クラスの温度一気に下がったもの!」

土御門「……大丈夫。俺だけは上やんの味方だぜい?」

上条「……土御門っ」

土御門「同じ性癖を持つ者同士、仲良くやってくにゃー」

上条「俺を仲間にしようとするんじゃねええぇぇぇぇぇぇっ!?」

933: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:39:37.40 ID:91/mvLFM0
――ハウスシェア三日 23時

上条「……」

上条(一昨日が滝壺、昨日がフレンダって事はだ)

上条(昼間の展開からすると絹旗なんだよなぁ……)

上条「……んー?」

上条(いやでも逆に考えろ。最年少だからこそ、『そういうの』には無縁だよな?)

上条(俺は一方通×じゃない。むしろ巨乳好き……あぁ、そうか問題が起きる訳がない)

コンコン

絹旗「あのー、こんばんは。絹旗です、超入りますよ」 カチャッ

上条「おー、いらっしゃい」

絹旗「むー、なんか超余裕ですね」

上条「いや、そう言うわけでもないけどさ」

絹旗「企画の主旨は超覚えてますよね?」

上条「いつの間にかイベントになってるがな!」

絹旗「ってな訳で超お邪魔します」 モゾモゾ

上条(あー、なんかちょっと癒される感じ?小動物に懐かれてる感じがする)

絹旗「超どうしました?」

上条「ん?いや、悪いなぁって」

絹旗「超気にする必要はありませんって。わたし達は仲間ですから、超助け合うのは当然の事かと」

絹旗「それとも――超ワルイこと、しちゃいます……?」

上条「そのシーツ口元まで持ってきて上目遣いは止めなさい!俺には通用しないけども!」

絹旗「それじゃ電気超消しちゃって――あ、そうだ。折角ですので頼み事があるかも、です」

上条「何?」 パチッ

絹旗「腕、超ぎゅっ、ってしてもいいでしょうか?」

上条「どうぞどうぞ」

絹旗「やたっ」

上条(よかったー……何か、こう癒されるよね)

絹旗 ニヤリッ

上条(あ、あれ?今一瞬寒気が……?)

上条「お、おやすみ?」

絹旗「はい、超おやすみです」 ギュッ

934: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:41:07.06 ID:91/mvLFM0
――三日目 深夜

絹旗「……はぅ…………んん…………!」

上条(……ん?きぬ、はた?)

絹旗「…………あんっ……んう……あぅっ、はぅ……ん……」

上条(あったかいのが、腕に触れて……触れて?)

絹旗「はぁ……や……んくっ、あん……ひゃ……んぅ……んん……」

上条(どうして絹旗さん俺の腕で×××―してやがんだっ!?)

上条(当たってる当たってる!形容したら色々ヤバいものが腕に当たってるって!)

絹旗「あっれー……?」

上条「……」

絹旗「……もしかして超起きちゃいましたか?」

上条(眠ってます!俺は何も見てないし、知らない!)

絹旗「ワルイことは超ダメですけど――」

絹旗「イイこと、ならしても良いんです、よ?」 ボソッ

上条(こいつ一番ヤバいだろっ!?)

絹旗「あああ……はぁ……やん……んく……あんっ、ひゃ……んぅ……」

上条(頑張ってえぇぇぇぇぇぇっ!?俺の理性さああぁぁぁぁぁんっ!?)


――ハウスシェア四日目 朝

上条「……いってきまーす……」 ガチャッ

フレンダ「……ねぇ、何したの?完徹したってあぁはならないと思うんだけど」

絹旗「超意外に――でも、ないですかね。自制心は超特筆すべきものがあります」

麦野「いやまぁ何となくは分かるけど。良く大丈夫だったわね」

絹旗「はい。わたしから超×うのは自制しましたっ!」

滝壺「きぬはた、ちょうかっこいい……!」

フレンダ「逆じゃないの?それ普通上条の方を誉めるべきよね?」

麦野「なーんか違う未来で既成事実をLv100の彩○テトリ○ばりに積み上げていく、あんたの姿が浮かぶわ」

絹旗「でも伏線は超張っておきましたので、麦野がトドメを刺せばいいかと」

フレンダ「だったら別にあたしの日でも良かったんじゃ……?」

麦野・絹旗・滝壺「……」

麦野「はい、解散」

絹旗「さってと。今日は超どうしましょうかねー」

滝壺「おひるね……」

フレンダ「聞いてよっ!?扱いがっ!幾ら何でも杜撰過ぎる訳だし!」

935: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:42:07.78 ID:91/mvLFM0
――ハウスシェア四日目 放課後

上条「……」

土御門「……あのー、上やん?たった一日で、三歳ぐらい老けた感じなんだけど。どったの?」

上条「……土御門……?」

上条「俺っ、俺頑張ったんだよ!」

土御門「そ、そうか。大変だったな!」

上条「俺だって男の子だよっ!そりゃちっとは疚しい事だって考えるさ!」

土御門(あー、何となく繋がりは分かった気がするぜい)

上条「でも現実と妄想と壁ってあるよなっ!?越えちゃいけないライン的なの!」

土御門(いやぁ、ウチの舞夏はまぁゴニョゴニョだし?)

上条「どうしよう……こうしている間にも、○京の刺客が来るんだよおぉぉぉぉぉっ!?」

土御門「彩○の刺客って言うとストライカーズ194○?それとも対戦ホットギミッ○?新声社爆○とかシャレにならないジャンファイタ○なの?」

上条「見ろっ!あそこ、校門の所っ!」

土御門「あー、っとアレって日傘?校門の横、向こう側に誰か居るみたいぜい」

上条「ダメなんだ!あれはっ、あれだけはっ!俺の『幻想殺し』にも殺せないんだっ!」

土御門「……どんな敵だよ。つーか行こうぜ?なんだったら俺が話し付けてやるぜい」

936: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:42:27.69 ID:fKog6+DT0
上条さんwwwwwwwwwwwwwwww

937: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:43:19.22 ID:91/mvLFM0
――校門

麦野「あ、当麻さん。今お帰りですか?」

上条「なああああぁぁぁぁっ!?」

土御門「全力で同意を求められても困るぜよ」

土御門(第四位のまぁ、私服だよな?ワンピースに日傘に。ちょい野暮ったい、つーか年上っぽい感じがするだけ)

土御門「いや上やんビビる要素が皆無だぜ?むしろ実態知らなきゃお近づきになりたいぐらいだし」

麦野「ですよね?ほら当麻さん、一緒に帰りましょう?」

上条「罠なんだよっ!これは巧妙に仕組まれたトラップなんだお!」

土御門「なんで今ちょっとvipperに……って罠?どこが?」

上条「お前っ俺の好きなタイプ知ってんだろっ!」

土御門「えっと……?あぁ!」

上条「管理人さんっぽいんだよっ!」

麦野 ニコニコ

土御門「おつかれー」

上条「待てよ!?俺を一人にしないで――」

麦野「当麻さん今日の晩ご飯、何にしましょうか?良かったら、今から一緒にお買い物でもって」

上条「お供しますっ」 キリッ

土御門「あー、んじゃなー上やん。性的な意味でがんばれー」

麦野「え、えっと……?」

上条「黙れ土御門っ!俺の管理人さんを穢すな!」

土御門(うっわー重症だわ……つーか今まで、欲求不満と睡眠不足のボディブローをガンガン喰らってたのが効いているぜい)

土御門(上やんもついに童×卒業かにゃー)

土御門「……」

土御門(……誰と?『アイテム』って確か、女四人だったよな?)

土御門(この調子じゃ第四位以外にもフラグ立てまくってるだろうし)

土御門「……血の雨が、降るかもにゃー……」

938: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:45:13.97 ID:91/mvLFM0
――ルームシェア四日目 23時

上条「……えっと」

上条(今日は管理人さん、じゃなかった麦野の番だよな?)

上条(い、いや別に期待はしてナイヨ?全然全然?これっぽっちも疚しくないもの!)

上条(でも、うん、そろそろゴールしても良いと思うんだよね)

上条(麦野さんのおっぱいとかおっぱいとかおっぱいを、うん)

上条(事故なら仕方がないよな。だって事故だもの。つーか事故から始める愛があったっていいじゃねぇか!)

上条「……」 ソワソワ


――同時刻 リビング

フレンダ「思ったんだけど――麦野ばっかりズルい訳」

麦野「はぁ?何を今更言ってんのよ」

滝壺「どうい」

フレンダ「つーかさぁ?順番おかしくない?なんでいつもと逆な訳?」

滝壺 コクコク

麦野「って言われてもね。最初に決めた筈だけど」

フレンダ「納得いかない訳ー、やり直しを要求するー」

滝壺「そーだそーだ」

麦野「このガキども……ってあんたからも言ってやりなさいよ絹旗――絹旗?」

フレンダ「あれ?ちょい前まで居たのに」

滝壺「あ、ヤバ」


――上条の私室前

絹旗「……」

絹旗(まぁアレですね。何だかんだ言ってわたしルート超確定、と)

絹旗(いやー、なんか超悪いですねー。うん、超悪い。超すいませんねー)

絹旗「……」

絹旗「はい、懺悔超終了。では早速――」

麦野「きっぬっはったっ、ちゃーーーん?」 ガシッ

絹旗「違うんです!超違うんです!これは――フレンダが!」

フレンダ「間髪入れずあたしに責任転嫁っ!?」

滝壺「せめて『てきのまじゅつしのこうけぎだ』ぐらいはボケてほしかった」

フレンダ「結局滝壺って笑いに厳しめよね?」

麦野「まぁ?下でお話ししましょうか?」

絹旗「……はーい」

939: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:46:34.87 ID:91/mvLFM0
――リビング

麦野「……まぁ、話は分かったわ。気持ちは理解出来るし」

絹旗「納得行かないとは言え、かといって反故にするのも超アレですよねっ」

フレンダ「速攻仕掛けようとしたあんたには言われなくないんだけど。あー」

滝壺「しょうぶ、しよ?」

麦野「え?お風呂一回入っちゃったんだけど」

フレンダ「返り血を落とす気満々な訳かっ!?」

絹旗「ある意味『アイテム』の結束は超ボロボロですし」

滝壺「ううん。鉄腕がっちゅ○」

フレンダ「古っ!?って言うか9年前のエロ×よねっ!」

滝壺「四人対戦が出来るから、ちょうどいい」

絹旗「まぁ、やりますけど――超手加減はしませんよ?」

麦野「……あたしは強いわよ?アズ○おねいさんを使わせればね!」

フレンダ「麦野は超投げ兼設置型飛び道具キャラかー。んじゃあたしはRIN○さんで」

絹旗「飛び道具超汚いじゃないですか。じゃわたしはマリ○で」

滝壺「すらいむ、はよし……!わたしは……きん○」 クワッ

フレンダ「テレビにノーパソ繋いで、っと」

テレビ『No Mercy?Ready――』

麦野・絹旗・フレンダ・滝壺「GOっ!!!」


――暫し後 上条の私室

上条「……来ない?」

上条 カチャッ

上条(リビングの方で楽しそうな……?)

……

麦野「『やっっっっっっちゅう!』」

フレンダ「『わたしの歌を聴けえぇっ!』」

絹旗「『超マリカアッパーっ!』」

滝壺「『きんたって言うなあー』」

上条「……」

上条(格闘ゲームしてる?あー、何か楽しそう)

上条「……」

上条「……勘違いでしたね、うん」 パタン

上条(明日はお休みだし、友達と徹夜でゲームするってのも、まぁまぁ?)


――ハウスシェア五日目 朝 リビング

四人「……」

上条「死屍累々状態……つーかアルコール無しでどんだけ盛り上がったんだよ」

上条(毛布かけてっと……あれ?なんか忘れてるような……?) バサッ

上条「――あぁ!約束があったんだよな」

940: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:47:46.69 ID:91/mvLFM0
――ハウスシェア五日目 夜 リビング

フレンダ「……はっ!?」 キョロキョロ

滝壺「……おっはー」

絹旗「です」

麦野「……うん」

フレンダ「あ、あれ?みんな一緒?つー事は?」

絹旗「全員超寝オチしたようです。上条からのメモに寄れば、ですが」

フレメア「むー、大体お姉ちゃん迎えに来なかったのだー」

フレンダ「フレメア?あぁ麦野が呼んだっつってたっけ?」

麦野「結局誰が勝ったかも分からす仕舞いだし、どうしたもんよね、って話してたの」

フレメア「にゃあ!お姉ちゃん眠いのだー」

フレンダ「……ごめんね?あたし今、あんたのお兄ちゃんをナントカしようって頑張ってる訳」

フレメア「にゃあ?」

滝壺「ぜんせからのいんねんとは、おさらば……」

麦野「ごめんね?次はちゃんと遊ぶから」

絹旗「本当に超すいません」

フレメア「にゃあ……」

フレンダ「あたしは戦わなきゃいけない訳よ!」 キリッ

麦野「……まぁ、悔いが残らないといいわね。無理だろうけど」

滝壺「弱いしぇるてぃーほどよく吠える……!」

絹旗「それ超仕事ですからね?習性とも超言いますけど」

フレメア「……にゃあ。あ!」 タッタッタ

テレビ『No Mercy?』

麦野「行くわよ」

絹旗「超受けて立ちます」

フレンダ「ゲームなら勝機はあるし」

滝壺「いいでんぱが吹いている……!」

絹旗「何度も言いますけど、それ超気のせいですからね?」

テレビ『Ready――』

フレメア「ねー、お兄ちゃん。一緒に寝ていーい?」

麦野・絹旗・フレンダ・滝壺「ちょっと待った!?」

941: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:48:39.51 ID:cNs9P9qso
鉄腕がっちゅとかwww
ラジオ面白かったなぁ…

942: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:49:13.32 ID:91/mvLFM0
ガチャ

上条「ん、あぁ構わないけど」

フレメア「にゃあ!やったのだ!」

上条「まだ寝るのは少し早いし、何かで遊ぼ――」 パタン

麦野・絹旗・フレンダ・滝壺「……」

麦野「……×すか」

フレンダ「待って!?つーかどっちをよ!」

絹旗「いやぁでも一方通×じゃあるまいし、超幼女をどうこうするってのは無いですって」

滝壺「ねんのため、回収してきた方が良い、とがいあがささやいている」

フレンダ「……うん、念のためとあたしの精神衛生上、そうする訳」 タッ

絹旗「しかし最後の最後でロ×に超持って行かれるとか、何が悪かったんでしょうね?」

滝壺「そとぼりを埋めるのはちゅうとはんぱ、だった?」

麦野「まあ短期間だしね。んー……あぁ、だったら、さ?」 ゴニョゴニョ

絹旗「あー、超名案ですねー。かなり強引すぎる気がしますが」

滝壺「……このぐらいでいいとおもう」 コクコク

フレンダ「おまたー。つーかフレメア速攻で寝ちゃってたみたいでさぁ――ってどうした訳?みんな悪そうな顔してるし」

滝壺「つまり――」

943: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:50:19.79 ID:91/mvLFM0


前略
 当麻です。突然ですが、帰宅してお話ししたい事が出来ました。


944: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:51:46.32 ID:91/mvLFM0
――上条家 実家

詩菜「って内容なんですけど」

刀夜「んー?昨日着いて来るのは今日か、一体何をやったんだろうね」

詩菜「人様にご迷惑をかけるとか、かしら?」

刀夜「それは無いよ。当麻に限ってそれだけは」

詩菜「ですよね。やっだもうわたしったら」

刀夜「多分アレじゃないかな?彼女が出来ましたー、とか」

詩菜「まだ当麻には早すぎますよ」

刀夜「いやいや分からないよ?あの子はフラグを立てるのが上手いからね」

詩菜「あらあら、一体誰に似たんでしょうね?」

刀夜「取り敢えず包丁は下ろそう?今も昔も私は詩菜さんしか居ないし!」

ピンポーン

刀夜「お、おや来たのかな!?来たんだね!」

上条「たっだいまー」

詩菜「お帰りなさい当麻。さ、上がってくださいな」

上条「い、いえその前に紹介したい人が居るんだ」

刀夜「彼女かい?ホラ母さん、私の言った通りだろう?」

詩菜「んー、でも嫌な予感が……?」

麦野「初めましてお父様、お母様。麦野沈利と申します」

刀夜「すっごい美人じゃないか!やったな、当麻!」

上条「だけ、じゃないんだ」

詩菜「はい?」

絹旗「超こんにちはです。絹旗最愛です」

フレンダ「フ、フレンダ=セイヴェルンです!」

滝壺「たきつぼりこう、です」

刀夜「えぇっと、だな」

上条「うん、まぁ。俺、全員と付き合う事にしたから!」

刀夜「」

詩菜「あ、じゃ娘が四人増えるのね。さぁ上がって上がって」

刀夜「母さんっ!?ここは怒る場面じゃないのかいっ!?」

詩菜「でも当麻は決めちゃったし、他の子達も納得したんでしょう?」

上条「あーうん、なし崩し的に、だけど」

刀夜「い、いやでも――」

詩菜「誰かさんのようにフラフラしてるよりも、ガッツリ周りを固めた方が安心よね?」

刀夜「……はい」

フレンダ「おっじゃましまーすっ!てか上条の母さん若い訳ー」

絹旗「って事はかみじょうちち超ろ×」

上条「初対面でこれ以上好感度下げるんじゃねぇっ!?あと人の母親×リ呼ばわりも止めろ!」

滝壺「さいしょが、だいじ」

945: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 11:53:28.46 ID:91/mvLFM0
詩菜「と言うかどういう経緯でこうなったのか、を聞きたいんですけど」

上条「『アイテム』の一員になって色々あったんだけど、さ?」

上条「そうしていく内に、段々と離れられなくなって、離したくなくなって」

上条「ずっと一緒に居たい――そう伝えたら、自然とこう言う形になったんだ」

刀夜「……それは、誰からも祝福される形じゃないぞ?」

麦野「はい。ですが――約束をしたんです」

詩菜「約束……?」

麦野「『あなたが不幸であるのなら、あなたを襲う不幸から守ってあげるから――あなたがいないと言う不幸から、わたしを守ってほしい、と』」

絹旗「『あなたが世界を守ると言うのなら、わたしはあなたを世界から守るから』」

フレンダ「『あなたが泣きたいときには側で騒いで、笑いたいときには側で騒ぐから』」

滝壺「『あなたを独りには、もう、しないから』」

上条「――だから、一緒に生きようって」

詩菜「……そう」

刀夜「言いたい事はたくさんあるし、私は直ぐには認められないと思う。けど当麻、一つだけ聞かせてほしい」

上条「……うん」

刀夜「お前は今でも『不幸』かい?」

上条「そりゃ決まってる。当然の話なんだけど」

麦野「……うん。言ってやりなさいな」

上条「みんなと一緒に居られる事が」

絹旗「ですよね。えぇ」

上条「一緒に生きていける事が――」

フレンダ「……ま、結局こうなっちゃった訳だし」

上条「――これ以上無いってぐらいに――」

滝壺 コクコク

上条「――『幸せ』だよ!」


――『アイテム』アフター -終-

――上条「今日からアイテムの一員になった上条です!」 -完-


946: 田中(ドワーフ) ◆7fp32j77iU 2013/06/25(火) 11:55:27.73 ID:91/mvLFM0
※読んで下さった全ての方に心からの感謝を。またSS速報初めての投稿にも関わらず、温かく見守って下さった貴方にも深くお礼申し上げます
『上条×アイテム』と言う外道なお話(「全員幸せにしてやんよ(`・ω・´)」)はここでお開きと相成ります
もしもこの続きがあるとすれば、それぞれの能力を受け継いだ上条5兄妹(一番上が男女の双子、他が女の子一人ずつ)と言うカオスな子供達の話になると思います
そこまで行くと設定が飛びすぎていて私の手には負えませんが、まぁ近親相×上等のラブコメをかましてくれると思います
ともあれ超分量(トータル約37万語、原稿用紙900枚超)にも関わらず、最後までお付き合い下さって、本当に本当に有り難う御座いました

願わくばまだどこかでお会い出来れば幸いで御座います。コテ名は田中(ドワーフ)で暫くSS速報様にお世話になりますので、どうかまた貴方様の大切なお時間を頂戴出来ればな、と
禁書の他にも『恋姫無双×真・女神転生』、『SEED×Gジェネ』とかでやりたい話もありますし、私用ではサモンナイト5で100枚書かなきゃですし(添削依頼分の対価、落としたらこっちに持ってこようかと思いますが)

では、またいつか

947: ◆/efrIFgfS.cH 2013/06/25(火) 12:00:47.46 ID:cZR3qvgao
◆RsInltgThpGfです。酉忘れました

妄想爆裂な上涙SSを書いていただきありがとうございました!

盛大に乙でした!

またお会い出来る日を楽しみにしています!

948: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 12:03:23.66 ID:B0JTiSNt0
最終回、リアルタイムに遭遇とは、思わなんだ。

最初からずっと見てたぜ!

少し寂し気もするが、終りがあるから始まるわけで。

これ以上言っても冗長かな。

ありがとう、楽しかったよ!おつかれさま。

949: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 12:26:57.81 ID:BSpTr9R50
乙ー!!!
こちらもいい最終回でした!!!
もしも何らかの続編が出来たらぜひとも見ます。
ではッノシ お疲れ様でした!!

950: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 12:32:19.69 ID:eIh0tRFc0
大学サボってよかった面白かった乙

951: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 13:00:59.69 ID:wUdZ+uCio
乙でしたー
仕事中に更新に気付いて以下略

引用元: ・上条「今日からアイテムの一員になった上条です!」